この記事では、かぎ針編みの作り目について輪編み・平編みの場合など具体的に詳しく解説しています。
かぎ針編みは編み始めが肝心です。
編み始めがきれいだと作品全体もきれいに仕上がります。
ここでしっかりと作り目の編み方をマスターしていきましょう♫
かぎ針編みの作り目とは?どんな作り方があるの?
かぎ針編みを編む時にまず始めにすることが作り目を作ることです。
その作った作り目に指定の目を編み作品を編み上げて行きます。
作り目の種類
作り目は大きく分けると、くさり編みと“わ”の作り目があります。
平編み | 輪編み/円形 | 輪編み/筒状 |
くさり編み | “わ”の作り目 | “わ”の作り目 くさり編み |
くさり編み | ||
ニット用リングに被せ編み | ||
●”わ”の作り目 |
●くさり編み |
かぎ針編みの作り目 基本の平編み!
ここでは作り目の編み方を用途別にご紹介していきましょう。
平編みは幅広い作品に使われ、基本的に往復編みで編みます。
作り目はくさり編みとなります。
○作り始めの目を作ります
糸を時計回りにひと巻きします。
↓
輪の下に右側の糸渡し、輪の上から渡した糸を指でつまみ引き上げます。
↓
輪を中心として、下の糸2本を一緒につまみ反対の指で上のループをつまみます。
そのまま引っ張り合います。
↓
中心をおさえながら糸の端側を引き、ループを小さくします。
そこにかぎ針を入れ、再度糸を引き締めます。
作り始めの目ができました。
↓
くさり編みを編みます。
かぎ針を糸の下にくぐらせ、そのまま糸の上にかぎ針をかけ引き抜きます。
↓
くさり編み1目が出来ました。
続けて必要な目数のくさり編みを編みます。
ここではくさり編み10目を編み、10目の作り目ができました。
かぎ針編みの作り目 輪編みでもっとも多く使われる”わ”の作り目☆
輪編みは円形タイプと筒状タイプに分かれ、用途によって作り目の編み方が違います。
まずは輪編みの代表的な作り目”わ”の作り目の編み方を解説しましょう。
○”わ”の作り目をします
糸を指に2回巻き、もう片方の手で糸の重なり合う部分をつまみ、巻いてある指からはずします。
↓
編む時の要領で糸を手にかけ指を持ち替え”わ”の下部分を持ちます。
↓
かぎ針を”わ”に入れ、糸の下をくぐらせ糸の上からかぎ針をかけ引き抜きます。
↓
同じように糸をかけ再度引き抜きます。
作り目となるので立ち上がり目には数えません。
↓
○次に細編みを6目編んでいきます
そのままくさり編み1目を編み、立上り目を作ります。
始めの編み目には立上り目があり細編み=1目・中長編み=2目・長編み=3目となっています。
↓
“わ”の作り目を束にとり(2巻になっている糸をまとめてすくう)細編みを編みます。
↓
続けて細編みを編み6目編み終えました。
↓
○”わ”を引き締めます
2本の糸どちらかをすこしだけ引っ張ってみます。
糸が伸びてきたらそのまま引き、動かない場合はもう一方の糸を引っ張ります。
↓
中心部分が引き締まり”わ”が小さくなったら糸端を引っ張り、始めに引いた糸を引き締めます。
↓
立上り目の頭に引き抜き編みをします。
“わ”の作り目で細編み6目から編み始める準備ができました。↑ モチーフ・コースターなど円形のものやバック・帽子(頭頂部から)・ボトルカバーなど筒状のものを編む時の作り目です。
かぎ針編みの作り目 くさり編みで輪編みの作り目☆
次に円の中心をあけて編む時に使われる輪編みの作り目を解説します。
まずくさり編みで作り目をし、その後輪にしていきます。
平編みの作り目と同じ要領でくさり編みを編みます。
ここでは10目編んでいます。
↓
編み始めの目の裏山に引き抜き編みをします。
くさり編みの裏面の目の中央・ポコポコした部分が裏山です
↓
編み始めの目の裏山にかぎ針が入った状態です。
↓
そのまま糸をかけ引き抜きます。
くさり編み10目の輪の作り目ができました。
↑ 円の中心があくモチーフや帽子(被り口側から)・ネックウォーマーなど筒状のものを編む時の作り目です。
かぎ針編みの作り目 ニット用リングで輪編みの作り目☆
最後に、市販されているリングを使って作る作り目を解説していきましょう。
ニット用リングは、柔らかいので出来上がった作品を使用していても違和感がなく、洗濯も可能となっています。
○外径12mmのリング使用
ニット用リングの中にかぎ針を入れ、糸をかけ引き出します。
作り目となります。
↓
糸端側の糸の下からかぎ針に糸をかけ、引き抜きます。
↓
くさり編み1目が編めました。
この1目を立上り目とします。
↓
リングに直接細編みを編みます。
土台となるものに直接編むことを被せ編みと言います。
↓
被せ編みで細編みが編めました。
↓
同じように編み、6個の細編みを編みます。
↓
編み始めの細編みの頭に引き抜き編みをします。
ニット用リングに細編みの被せ編みの作り目ができました。
↑ 円の中心があくモチーフで枚数を多く使用する作品や指輪など中心の円をきれいに保ちたい作品を編む時の作り目です。
かぎ針編みの作り目 もう迷わない☆丸わかり解説
今回は、かぎ針編みの作り目について輪編み・平編みの場合など具体的に詳しく解説しました。
今までなんとなくとしか知らなかった作り目について、しっかりと理解して頂けたことでしょう♪
「15目の作り目から編み始め」「”わ”の作り目で細編み6目で編み始め」
という編み図の指示を見ても、もう迷わずに編めること間違いなしですね!
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