この記事では、レース編みで作れる花や小さい花の作品の作り方・立体の花の作品の作り方のご紹介などを画像とともに載せています。
- レース編みの花にはどれくらいのパターンがあるのかな?
- 花は複雑な編み方に見えるけど、実際のところはどうなっているのかな・・・。
- 小さい花や立体を花を使った作品にはどのようなものがあるのかな?
等々、レース編みの花について疑問を解決する手助けとなる記事になっています。
また作品の紹介とともに作り方も載せいてるので、花の作品を作りたいと思っていたなら参考にして見て下さい☆
レース編みの花は?どんなものが作れる?
レース編みの花と言ってもパターンは様々あり、パターンを大きく分けると2つに分かれます。
大きめの花モチーフ・・・モチーフつなぎの作品などに向いています。
小さい花モチーフ・・・花単体として使う作品などに向いています。
今回の記事では小さい花モチーフについて取り上げていきます。
では早速ご紹介していきましょう!
その他レース編みの花モチーフについてこちらも参考にして下さい。
平面の花
小さい花モチーフの中で平面で構成される花を始めにご紹介します。
平面の花のつくり目としては、“わ”のつくり目から作るタイプとくさり編みを数目編み”わ”にして作るタイプがあります。
単色で編むとナチュラルな印象に出来上がり、配色しながら編むと実際の花に近づいた出来上がりになります。
“わ”のつくり目から作る
“わ”のつくり目から作る平面の花を編み図とともにいくつかご紹介していきましょう。
- 小花A /レース糸 水色#40・白#20
はなびらは4目の長編みのパプコーン編みでできています。
花の中心細編み部分とはなびら部分は糸の太さを変えて編むとより可憐さが出てきます。
詳しい編み方は、”小花Aモチーフの編み方”の項目で取り上げています。
- 小花B /レース糸 水色#40・白#20
細編み1目・くさり編み2目を4回繰り返し編み始めます。
はなびらは長々編みで編んでいます。
くさり編み2目の*台の目に糸をつけ、くさり編み3目で立ち上がり長々編みを3目・くさり編み3目を編み同じ台の目に引き抜き編みをします。
続けてとなりの台の目に引き抜き編みをし、繰り返し同じように最後まで編みます。
長々編みを支えるくさり編みが3目のため、はなびらが内側に丸まり可愛らしい花となっています。
- アネモネ /レース糸 紺#40・白#40
細編み6目で編み始め、増やし目しながら4段編みます。
花の中心部分は細編みでふくらみを持たせた感じになります。
はなびらは3段で構成されています。
5段め・・・くさり編み1目で立ち上がり細編み1目・くさり編み2目・となりに台の目に長編み1目・くさり編み2目・長編み1目を編みます。
続けてくさり編み2目・となりの台の目に細編み1目を編み、同じように繰り返し編んでいきます。
6段め・・・くさり編み1目で立ち上がり細編み1目・くさり編みを1目を編み、くさり編みを2目の台の目に長編み1目・くさり編み1目を5回繰り返し編みます。
次に細編みの台の目に細編みを編み、くさり編み1目・くさり編みの台の目に長編み1目・くさり編み1目・・・と繰り返し編んでいきます。
7段め・・・5段めの細編みの手前側から*足を束にとり引き抜き編みをし、くさり編み1目を編みます。
くさり編みの台の目に長編み1目・長編みの台の目に長編み1目を繰り返し、7目の長編みを編みます。
続けてくさり編み1目を編み、1段めの細編みの足を手前側から束にとり引き抜き編みをし・・・と同じように繰り返し編みます。
はなびらが内側に丸まるように出来上がります。
くさり編みを数目編み”わ”にして作る
くさり編みを”わ”にしたつくり目の平面の花を編み図とともにいくつかご紹介していきましょう。
- 小花C /レース糸 エンジ#40・白#20
くさり編み6目で”わ”をつくり1段めのはなびらを編みます。
2段めは“わ”のつくり目を引き抜きくさり編み4目を編み、長編みの台の目に長編みを編んでいきます。
1段めのはなびらの上に2段めのはなびらをのせた感じに出来上がります。
今回は糸の太さを変えて編んでいますが、糸の太さを同じにして編むと1段めがもう少し目立つようになるので、お好みで選んで編んでみてください。
- デイジー /レース糸 黄色#40・白#40
くさり編み6目で”わ”をつくり細編みを12目編み始めます。
一見、花びらを一枚ごとに区切り糸を付け替えて編んでいるように見えますが、この場合はつなげたまま編むことができます。
はなびら部分はくさり編み7目でつくり目をし、くさり編み2目で立ち上がり長編み4目・中長編み1目・細編み2目で引き返して編んでいきます。
一枚はなびらが出来上がったら、次の台の目に引き抜き編みをし同じように繰り返し編んでいきます。
立体の花
次に小さい花モチーフの中で立体で構成される花をご紹介します。
立体の花のつくり目としては、平面の花のつくり目2つのタイプに加えて、ある程度の長さのくさり編みをつくり目にして編んでいくタイプがあります。
“わ”のつくり目から作る
“わ”のつくり目から作る立体の花を編み図とともにいくつかご紹介していきましょう。
ここで紹介する花は、指定箇所の足を束にとって編んでいくことによって立体に仕上げます。
- ビオラ /レース糸 ベージュ#60(2本どり)・白#40・紺60(2本どり)
くさり編みと長編みで編み始めます。
3段めまで編み終わったら1枚めのはなびらの2段めの中長編みの足を束にとり引き抜き編みをしくさり編み8目を編み、反対側の中長編みの足を束にとり引き抜き編みをします。
編み地を裏返しはなびらを編みます。
詳しい編み方は、”立体の花モチーフの編み方”の項目で取り上げています。
- 花A /レース糸 白#20
細編み10目から編み始め、3段めまで編み手前の花が出来上がります。
くさり編み2目で立ち上がり、1段めの*細編みの頭にはなびらの裏側から細編みを編みます。
続けてくさり編みを7目編み、1段めの細編みの頭にはなびらの裏側から細編みを編みます。
4段めで編んだくさり編みの台の目にはなびらを編んでいくとはなびらが交互に重なり合うように出来上がります。
くさり編みを数目編み”わ”にして作る
くさり編みを”わ”にしたつくり目の立体の花を編み図とともにご紹介していきましょう。
指定箇所の足を束にとって編んでいくことによって立体に仕上げていきます。
- 花B /レース糸 白#20
くさり編み5目で”わ”を作り細編み12目で編み始め3段めまで編み手前の花が出来上がります。
くさり編み1目で立ち上がり2段めのはなびらの裏側から細編みの足を束にとり細編みを編み、続けてくさり編みを3目編みます。
このようにして繰り返し編んでいきます。
5段めはくさり編みの台の目にはなびらを編み、はなびらが重なり合います。
次にくさり編み1目で立ち上がり4段めのはなびらの裏側から細編みの足を束にとり細編みを編み、続けてくさり編みを4目編みます。
7段めもくさり編みの台の目にはなびらを編み、はなびらが3段重なり合うように出来上がります。
ある程度の長さのくさり編みをつくり目にして編んでいく
くさり編みのつくり目から作る立体の花を編み図とともにいくつかご紹介していきましょう。
平面である程度の長さを編み、編み終わってから巻きながら形を作り立体に仕上げていきます。
- バラ /レース糸 白#40
くさり編み80目でつくり目をし、くさり編み3目で立ち上がりくさり編み3目・長編み1目・くさり編み2目・細編み1目と編みます。
3段めのはなびらを編み終えたら、縫い針にそのまま糸を通しぐし縫いし縫いはじめのほうから形を整えながら巻いていき、糸を引き締め縫い留めます。
詳しい編み方は、”立体の花モチーフの編み方”の項目で取り上げています。
- ミニバラ /レース糸 エンジ#60(2本どり)
くさり編み38目でつくり目をし、くさり編み1目で立ち上がり細編み1目・細編み2目編み入れるを繰り返し編みます。
4段めまで編み終えたら、編み始め側から形を整えながら巻いていき作り目をとじつけます。
詳しい編み方は、”立体の花モチーフの編み方”の項目で取り上げています。
レース編みで小さい花は?作り方を紹介!
ここでは小さい平面の花を使った作品の作り方をご説明します。
小さい花モチーフは、平面の花・立体の花などを用いてピアス・指輪・コサージュなどのアクセサリーや、ブックマーカー・チャーム・タッセルなどの雑貨、ラリエットやストールのエンジングなど幅広い作品を作ることが出来ます。
そんな中から今回は、”平面の花の項目”で紹介した小花Aを使用してバネ口金ポーチを作っていきます。
小花A単体ををつなぎ合わせてポーチにする方法もありますが、ここでは小花Aから大きめのモチーフに発展させてつなぎ合わせポーチを作ります。
小花Aモチーフの編み方
“平面の花の項目”で紹介した編み図の3段めの編み方を一部変更して大きめのモチーフに発展させていきます。
モチーフは六角形に出来上がり、そのモチーフをつなぎ合わせてポーチを作ります。
編み図
六角形のモチーフを21枚つなぎ合わせてからあけ口部分を編み、とじ針で綴じます。
- 小花Aモチーフ
材料・・・レース糸白#20、水色#40、エンジ#40 バネ口金11cm
編み方
“わ”のつくり目からくさり編み1目で立ち上がり、細編み6目で編み始めます。
2段め・・・くさり編み1目で立ち上がり細編み1目・くさり編み2目を繰り返し編みます。
3段め・・・くさり編み2目に引き抜き編みをし、5目の長編みのパプコーン編み・くさり編み3目を編み、これを繰り返し編みます。
立ち上がり目の頭に引き抜き編みをします。
はなびらがくさり編みでつながり、この部分にモチーフを展開していきます。
立ち上がり目を含むパプコーン編み部分は、立ち上がりのくさり編み3目も長編み1と数えるので長編みは4目となり、引き抜く際はくさり編みの3目めを引き抜きます。
5目の長編みのパプコーン編み
長編みを5目編みます。
いったんループから針をはずし、始めの長編みの頭に針を入れループを引き抜きます。
4段め・・・くさり編みの台の目に引き抜き編みをし、くさり編み1目で立ち上がり細編み1目を編みます。
続けてくさり編み3目を編み同じ台の目に細編み1目を編みます。
くさり編み5目を編み、となりのくさり編みの台の目に細編み1目・くさり編み3目・細編み1目を編みます。
同じように繰り返し最終目まで編み、立ち上がりの細編みの頭に引き抜き編みをします。
5段め・・・くさり編みの台の目に引き抜き編みをし、3目の長編みの玉編みを編み・くさり編み3目を編みます。
同じ台の目に3目の長編みの玉編み・続けてくさり編み2目を編みます。
次に、くさり編み5目の台の目に細編み1目・くさり編み2目を編みます。
となりのくさり編み3目の台の目に3目の長編みの玉編み・くさり編み3目を編み・・・と同じように最終目まで繰り返し編みます。
玉編みの詳しい編み方はこちらを参考にして下さい。
最終目まで編み終えたら立ち上がりの玉編みの頭に引き抜き編みをします。
六角形のモチーフが完成しました。
バネ口金ポーチの作り方
このポーチはモチーフを編みながらつなぎ合わせていく編み方で編んでいきます。
花の中心部は2色に分かれているので、全体図を参考に配置していきます。
小花がポコポコと飛び出したポップなポーチに仕上がります☆
- 全体図
- モチーフつなぎ部分拡大図
手順1 モチーフをつなぎ合わせます。
1のモチーフを編み終えたら、2のモチーフを編みながら指定の箇所で編みつなげます。
3目の長編みの玉編み・くさり編み1目を編んだら1モチーフの玉編みと玉編みの間のくさり編み部分に引き抜き編みをし、くさり編み1目を編みます。
次に同じ台の目に3目の長編みの玉編み・くさり編み2目を編み、くさり編み5目の台の目に細編み1目を編んだら1モチーフの細編みの頭に引き抜き編みをします。
同じようにくさり編み2目・玉編み・くさり編み1目を編んだら、1モチーフの玉編みと玉編みの間に引き抜き編み・くさり編み1目・同じ台の目に玉編みを編みます。
これで1と2のモチーフの1辺つながりました。
編み図の指示に従い最終目まで編み、玉編みの頭に引き抜き編みをします。
次にモチーフ3をモチーフ2につなぎ合わせながら編み・・・というように全体図を参考に順につなぎ合わせていきます。
21枚のモチーフがつながりポーチ本体が出来上がりました。
この時、モチーフの糸処理をしておきます。
18.19.20.21の側面モチーフをつなぎ合わせる箇所は間違いやすいので気を付けましょう。
手順2 あけ口を編みます。
本体を編み終えたら口金を通すあけ口を編んでいきます。
- あけ口全体図
- ふち編み拡大図
- あけ口拡大図
編み図の指示に従い側面モチーフに糸をつけ、くさり編み1目で立ち上がり細編み1・くさり編み5目で編み始めます。
くさり編みの台の目に細編み1・くさり編み5目と繰り返しネット編みを編みます。
最終目はくさり編み2目を編み、立ち上がり目の細編みの頭を引き抜き長編みを編みます。
1段めが編みあがりました。
2段め・・・くさり編み1目で立ち上がり、1段め同様ネット編みをします。
途中で、細編み2目一緒・細編み3目一緒の箇所があるので間違わないよう減らし目しながら編み図の指示に従い編んでいきます。
3段め以降は増減なくネット編みを編み6段めまで編み糸を切ります。
編み図の指示に従い側面モチーフに糸をつけ、くさり編み1目で立ち上がり細編み2目を編みます。
次の台の目に細編み3目・次の台の目に細編み2目と繰り返し編んでいきます。
ふち編みが編みあがりました。
この時糸はつなげたままにしておきます。
次にくさり編み3目で立ち上がり、長編みを47目を反対側の側面モチーフ部分まで編みあけ口部分を編んでいきます。
47目まで編んだら、編み地を裏返し往復編みで6段編み糸を切ります。
片側も同様に編んだら糸はつなげたままで、あけ口のふち編みをしていきます。
くさり編み1目で立ち上がり細編みを47目編み、側面長編み部分に細編みを14目編みます。
次に、そのままもう片方の側面長編み部分に細編みを14目編み、上部に細編みを47目編み編みます。
続けて側面長編み部分に細編みを14目・14目を編み立ち上がり目の細編みの頭に引き抜き編みをし、糸を40cmくらい残して切ります。
手順3 あけ口をまつります。
編みあがったあけ口をまつります。
残しておいた糸をとじ針に通し、あけ口を半分に折り1段めの細編みにまつっていきます。
片方のあけ口をまつり終えたら引き続きもう片方のあけ口をまつり、糸を切り糸処理をします。
出来上がったあけ口に口金を通し、小さい花モチーフポーチの完成です☆
出来上がりサイズ ヨコ 17cm × タテ 12cm
レース編みで花の立体は?作り方を紹介!
ここでは立体の花を使った作品の作り方をご説明します。
今回は、”立体の花の項目”でご紹介したモチーフを数点使用しブローチを作っていきます。
平面の花・・・小花B2枚、アネモネ1枚
立体の花・・・ビオラ1枚、バラ1枚、ミニバラ1枚
その他・・・実3個
ブローチピンは、シャワーブローチピンを使用します。
ピンとクリップが付いた2wayタイプとなっているのでいろいろな用途に使えます。
立体の花モチーフの編み方
ここでは立体の花、ビオラ・バラ・ミニバラと実の編み方についてご説明していきます。
材料
レース糸 白#40・ベージュ#60・紺40・紺60・エンジ#60
シャワーブローチピン1個(直径2.5cm)
ブローチに使用するモチーフの平面の花、小花B・アネモネについては”平面の花の項目”で紹介した編み方を参考に編んで下さい。
- 小花B 編み図
“平面の花”で紹介したレース糸のサイズと色は変更しています。
- アネモネ 編み図
ビオラ
ビオラは指定箇所の足を束にとって編み立体に仕上げます。
- 編み図 サイズ約3cm
- 編み方
ベージュ#60(2本どり) 1段め
・・・”わ”のつくり目から、くさり編み3目・長編み1目・くさり編み3目・引き抜き編み1を3回繰り返し編み、”わ”を引き締め糸を切ります。
白#40 2段め
・・・くさり編みの台の目に糸をつけ、くさり編み1目で立ち上がり細編み2目・中長編み2目・長編み2目を編みます。
長編みの台の目はとばし、次のくさり編みの台の目に長編み2目・中長編み2目・細編み2目を編みます。
同じようにして他2枚のはなびらも編み、立ち上がりの細編みの頭に引き抜き編みをします。
白#40・紺#60(2本どり) 3段め
・・・くさり1目で立ち上がり細編み1目・中長編み2目編み入れるを4回・長編み1目を編みます。
続けて長編み1目から逆に戻って編んでいき細編み1目を編んだら細編みの台の目の足に引き抜き編みをし糸を切ります。
2枚目の細編みの台の目に紺の糸をつけ、1枚目のはなびらと同じように2枚目・3枚目と編んでいきます。
紺#40 4段め
・・・3段めまで編み終わったらくさり編み1目を編み、1枚めのはなびらの裏側から2段めの中長編みの足を束にとり引き抜き編みをします。
続けてくさり編み8目を編み、反対側の裏側から中長編みの足を束にとり引き抜き編みをします。
編み地を裏返しはなびらを編んでいきます。
はなびらの中には、長々編み8目が含まれています。
頭部分がゆるみやすくなるので気を付けて編むようにしましょう。
次に続けてくさり編み10目を編み、3枚めのはなびらの2段めの中長編みの足を束にとり引き抜き編みをします。
くさり編み1目で立ち上がり、細編み1目・・・とはなびらを編んでいきます。
長々編みは12目となります。
細編みまで編み終えたらとなりのはなびらの中長編みの足に引き抜き編みをします。
バラ
バラは編み地を巻いて形を作り立体にしていきます。
- 編み図 サイズ約4cm
- 編み方
白#40・・・くさり編み80目でつくり目をし、往復編みで編んでいきます。
1段め・・・くさり編み3目で立ち上がりくさり編み3目・立ち上がり目に長編み1目・くさり編み2目・つくり目1つとばして細編み1目を編みます。
続けてくさり編み2目・つくり目1つとばして長編みの間にくさり編み3目を編みはさみながら長編み2目を編み入れます。
くさり編み2目を編み、つくり目を1つとばして細編み1目を編みます。
同じように繰り返しはなびらの土台を編みます。
土台は21個出来上がります。
2段め・・・くさり編み3目で立ち上がり、くさり編みの台の目に長編み3目・くさり編み3目・長編み4目を編みます。
となりのくさり編みの台の目にうつり、くさり編み3目を長編み4目と4目の間にはさみながらを編み入れます。
同じように繰り返し最終目まで編みます。
3段め・・・くさり編み3目で立ち上がり・長編み3目・くさり編みの台の目に長編み4目編み入れ・長編み4目を編みます。
はなびらの区切り・J部分を束にとり細編み1目を編みます。
つぎの土台にうつり、くさり編みの台の目に長編み4目を含めた12目の長編みを編み、はなびらの区切り・J部分を束にとり細編み1目を編みます。
同じように繰り返し最終のはなびらまで編みます。
3段めのはなびらを編み終えたら、引き抜き編みをしながら土台の長編みまで糸を持っていきます。
糸を約40cm残して切り、とじ針にそのまま糸を通し土台の長編みの間を通してぐし縫いします。
次に縫いはじめのほうから形を整えながら巻いていき、バランスを見ながら糸を引き締め数か所縫い留めます。
ミニバラ
ミニバラは編み地を巻いて形を作り立体にしていきます。
- 編み図 サイズ約3cm
- 編み方
エンジ#60(2本どり)・・・くさり編み38目でつくり目をし、往復編みで編んでいきます。
1段め・・・くさり編み1目で立ち上がり細編み1目・細編み2目編み入れるを繰り返し編みます。
2段め・・・くさり編み3目で立ち上がり、立ち上がり目に長編み1目、となりの台の目に長編み3目編み入れます。
台の目を1つとばし、長編み2目編み入れ・長編み3目編み入れを4回繰り返し編みます。
次に台の目を2つとばし、長編み5目編み入れます。
その後は台の目を3つとばし長編み5目編み入れを9回繰り返し編んだ後、台の目を4つとばし長編み5目編み入れを最終目に編みます。
3段め・・・くさり編み1目で立ち上がり細編み1目を編み、となりの台の目に中長編み1・長編み1目、次の台の目に長編み3目編み入れ、次の台の目に長編み1・中長編み1目・くさり編み2目を編みます。
その後は台の目を2つとばし、同じ台の目に中長編み1・長編み1目、次の台の目に長編み3目編み入れ、同じ台の目に長編み1・中長編み1目・くさり編み2目を10回繰り返し編みます。
10回編み終えたら、台の目を2つとばし、同じ台の目に中長編み1・長編み1目、次の台の目に長編み2目編み入れ、同じ台の目に長編み1・中長編み1目・くさり編み2目を5回繰り返し編みます。
最終目は中長編みの後に細編み1目を編みます。
4段め・・・くさり編み1目を編み、中長編みの台の目から順に細編み1・細編み1・くさり編み1・細編み1・くさり編み1・細編み1・くさり編み1・細編み1・細編み1目を編みます。
続けて編み図の細編み “J” 部分を編みます。
“J” 部分は、2段めの長編みと長編みの間に針を入れ、前段のくさり編み部分を編みくるみながら細編みを編みます。
その後は、細編み1・細編み1・くさり編み1目・・・と同じように4回繰り返し編みます。
次に、細編み1・細編み1・くさり編み1・細編み1・くさり編み1・細編み1・くさり編み1・細編み1・くさり編み1・細編み1・細編み1目を編み、編み図の細編み “J” 部分を編みます。
これを同じように9回繰り返し編み、最終のはなびらを編み終えたら続けて細編み1目を編みます。
糸は30cmほど残して切ります。
4段めまで編み終えたら、編み始め側から形を整えながら巻いていきバランスを見ながら作り目を数か所とじつけます。
実
ベージュ2個、紺1個を編みます。
- 編み図 サイズ約1cm
- 編み方
ベージュ#60(2本どり) 1段め
・・・”わ”のつくり目からくさり編み1目で立ち上がり細編み6目で編み始めます。
2段め・・・細編み2目編み入れを6回繰り返し、立ち上がりの細編みの頭に引き抜き編みをします。
3段め・・・細編み12目を編み、立ち上がりの細編みの頭に引き抜き編みをします。
同じように繰り返し5段目まで編みます。
この時、編み始めの糸端を編み地の中に丸めて入れておきます。
6段め・・・細編み2目一緒を6回繰り返し、立ち上がりの細編みの頭に引き抜き編みをします。
編み終わりの頭に糸を通し引き締めます。
同じようにして他にベージュの実・紺の実を各1個編みます。
ブローチの作り方
それぞれの花モチーフを編み終えたら配置図を参考にシャワーブローチの土台に取り付けいてきます。
- 配置図
- 取り付け方
ブローチの土台にバラを編み始めと終わりの糸を使用して、数か所結びつけます。
次にビオラを結びつけ、ミニバラ・アネモネと結びつけていきます。
この時、きちんと固定されるように残り糸で数か所バランスを見ながら結びつけます。
4つの花を結びつけたら、小花Bと実を隙間を埋めるように配置し結びつけます。
シャワーブローチの土台に上蓋をかぶせ固定したら完成です☆
シンプルな帽子のアクセントとしても活躍します♪
レース編みの小さい花モチーフについてのまとめ
今回は、レース編みで作れる花や小さい花の作品の作り方・立体の花の作品の作り方のご紹介などを画像とともに取り上げました。
レース編みの花モチーフのパターンは大きく分けると2つですが、いろいろな種類に分かれていることが分かっていただけたことでしょう。
そしてその種類の中のいくつかを編み図とともに取り上げたので、はなびらのいろいろな編み方もご紹介できました。
それから、ご紹介した小さい花モチーフを使った作品2点の作り方も詳しく解説いたしました。
この作品2点はさほど難しくはないので、気に入って頂けたらぜひトライしてみて下さい☆
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