この記事では、棒針の号数とはどんなものなのか、選ぶときのポイントを3つご紹介いたします。
わたしが棒編みを始めようと思ったときに、棒針の長さはあるにしろ、棒針のサイズがあるのは全然予想だにしていませんでした…(笑)。
号数はとても大切で、号数を守らないときつくなりすぎたり、ゆるくなりすぎたりします。
なのでここでは、号数を選ぶときにポイントを3つに分けてご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
棒編みの号数って?選び方のポイントは?
号数は、日本で規定している棒針の太さを現した値のことをいいます。
基本0号から15号までのサイズがあり、他にもジャンボの7mm~20mmなどがあります。
ではそんなにサイズをどう決めるか悩みますよね!
わたしなりの棒針の号数を決めるポイントを3つご紹介します!
編みたい作品を決める
1つ目のポイントとしては、「編みたい作品を決める」ことです。
まずはこれが編みたい!と思ったときにこの作品が記載されている編み図には必ず、必要な道具が記載されており、そこには毛糸の名前や毛糸の太さや素材(名前だけの場合もあります。)、棒針の号数も記載されています。
それをしっかり確認したうえで号数を決めましょう。
毛糸の太さで選ぶ
2つ目のポイントとしては、「毛糸の太さで決める」ことです。
しかし、毛糸の太さは確かに違うのはわかりますが、ぱっとみてこの号数だな!と当てるなんてむずかしいですよね。
わたしもできません。(笑)
そこで見るポイントは「毛糸の帯」をみることです。
帯の裏には、色番、ロット、品番、品名、素材などが毛糸のあらゆることが表示されています。
その中で参考として棒針とかぎ針の号数が記載されています。
これは「この毛糸はこの号数で編むときれいに編めますよ」という参考になりますので、ぜひ確認してみてくださいね。
写真の帯でいえば、棒針編みで編むなら6号~8号の間がちょうどいいということになります。
作品のサイズで選ぶ
次は「作品のサイズによって選ぶ」ことです。
どういうことかというと、例えばこの作品を編みたいとなれば、そのまま本の通りの毛糸と棒針の号数を揃えればいいのですが、それを「この作品を少し小さく編みたい」「大きく編みたい」という場合があります。
そういったとき、先ほどの毛糸の帯でいえば7号で編むニットの帽子の編み図があります。
それを少しだけ小さいサイズにして子供用にしたい場合は、6号で編みます。
そうやって、サイズを変えるために、号数を一つ小さくするということです。
反対に、大きくしたい場合は8号にするなど、大きい号数を使ったりすることでサイズに変化をもたらすことができます。
人それぞれの編み方によってもサイズが変わりますので、ゲージはしっかり測っておきましょう。
棒針の号数と毛糸の太さの関係
号数と毛糸の太さは掲載している本にもまちまちで記載されています。
それでは、号数と毛糸の太さの関係を表で簡単にご紹介させていただきます。
毛糸の太さ |
棒針の号数
|
---|---|
極細 | 0~3号 |
合細 | 1~4号 |
中細 | 2~5号 |
合太 | 3~7号 |
並太 | 4~13号 |
極太 | 9~15号 |
超極太 | 15号~ジャンボ20mm |
この重なっているのは、できるかぎり毛糸の太さも分けられていますが、その毛糸の素材や若干の太さの違いがあるため、同じ並太と書かれていても、実際は少し細かったり、太かったりするため、号数の幅がとても大きくなっています。
なので、毛糸を決めた時は必ずその毛糸の帯を確認することをおすすめします。
他にもサイズの表記ってあるの?
棒針のサイズには日本の号数以外にも、U.S(アメリカ)サイズとU.K(イギリス)サイズなどがあります。
アメリカも号数で表記されていますが、日本の号数とちょっと棒針の大きさが異なります。
イギリスも少し変わった表記になっています。
海外の有名ニッターさんの本などを拝見すると海外の号数で書かれていることが多いです。
そしたらどの表記を確認すればいいの?と疑問がわきますよね。
そこで「mm」で確認しましょう!
mm | 表記(日本・U.S・U.K)※ー=なし |
---|---|
1.25mm | ー・000・16 |
1.5mm | ー・00・15 |
1.75mm | ー・ー・14 |
2.00mm | ー・0・ー |
2.10mm | 0・-・- |
2.25mm | ー・1・13 |
2.40mm | 1・-・- |
2.70mm | 2・-・- |
2.75mm | ー・2・12 |
3.00mm | 3・ー・11 |
3.25mm | ー・3・10 |
3.30mm | 4・-・- |
3.50mm | ー・4・- |
3.60mm | 5・-・- |
3.75mm | ー・5・9 |
3.90mm | 6・ー・ー |
4.00mm | ー・6・8 |
4.20mm | 7・ー・ー |
4.50mm | 8・7・7 |
4.80mm | 9・-・- |
5.00mm | ー・8・6 |
5.10mm | 10・ー・ー |
5.40mm | 11・ー・5
※U.Kの5号は判明していないですがこのあたりです。 |
5.70mm | 12・ー・ー |
6.00mm | 13・10・4 |
6.30mm | 14・ー・ー |
6.50mm | ー・10.5・3 |
6.60mm | 15・ー・ー |
mmで確認するとわかりやすくなっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
調べるならこれが便利!
ネットで購入すると、たまに号数やmmが書いていない棒針があります。
それをどうやって日本の号数として調べるのかというと棒針ゲージという道具を使います。
これがあることで、海外からの輸入の棒針でも、何でも調べることが可能ですのであるととても便利です。
選び方を覚えてたくさん編みましょう!
今回は、棒針の号数とはどんなものなのか、選ぶときのポイントを3つご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか。
棒針の号数がこんなにあると、集めるのって大変ですよね。
わたしもまだすべてを集めたわけではないので大変です。(笑)
今回ご紹介させていただいた、棒針の号数の選び方のポイントを参考に、ぜひあなたに合った棒針を選んでみてくださいね。
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