この記事は、レース編みの初心者はどんな花モチーフを作れるのか?作る時のコツなどと合わせて作品もご紹介します。
さらに、レース編み初心者さん向けの花モチーフの簡単な作り方とおさえておきたいコツや花モチーフを使用した作品を画像とともに取り上げています。
花モチーフ、可愛らしくて編んでみたいけど難しそうかな。。。
と思っていたならぜひこの記事を読み進めて下さいね♪
きっと、「花モチーフ編んでみよう!」という気持ちが芽生えていることでしょう☆
レース編みの初心者 花は?簡単な作り方とは?
花のモチーフとは、くさり編み・細編み・長編み・玉編みなど基本の編み方を使用してお花のような形を作りだすモチーフです。
小さめの花モチーフであれば、初心者さんでも編みやすく何個も編むことによって編み方の練習にもなります。
出来上がった花モチーフはコースターや、アクセサリーなどに活用できます。
そして、編み方に慣れてくればそのモチーフをどんどんつなげて、ストールやブランケット・バッグなどいろいろな作品を作り上げることが出来ます。
花モチーフの特徴
花モチーフといっても種類はさまざまです。
主な特徴をあげてみましょう。
- 花モチーフの主な特徴
つくり目 | “わ”のつくり目から作るタイプ |
くさり編みを数目編み”わ”にして作るタイプ | |
ある程度の長さのくさり編みをつくり目にして編んでいくタイプ | |
モチーフの形状 | 平面 |
立体 | |
花びらを一連の流れで編んでいく | |
花びらを一枚ごとに分けて編んでいく | |
平面である程度の長さを編み、編み終わってから立体にして花の形に作っていく |
花チーフはいろいろなタイプを組み合わせることによって、さまざまな花モチーフの表情をみせます。
そしてモチーフ1つでも華があり、つなげれば豪華な印象の作品になるのでとても魅力的なモチーフと言えますね。
簡単な花モチーフの作り方
ここでは、初心者さん向けに簡単に作れる花のモチーフの作り方をご紹介します。
- レース糸 #20
- レース針 2号
レース糸は編みやすい太めの番手#20を使用します。針は2号としていますが自分の編み加減にあった号数を使用してください。
“わ”のつくり目から作りくさり編み1目で立ち上がり、細編み1・くさり編み1と編みます。
その後3回繰り返します。
細編みがくさり編みを間にはさみ、4目出来上がっています。
わのつくり目を引き締めます。
編み始めの細編みの頭に引き抜き編みをします。
1段目が編み終わりました。
2段目は、隣のくさり編みで台の目を束にとり引き抜き編みします。
くさり編みを3目編みます。
続けて同じくさり編みの台の目を束にとり、長編み2目を編みます。
長々編み1目を編みます。
長編み2目を編みます。
そのままくさり編みを3目編み、同じ台の目を束にとり引き抜き編みをします。
花びら1枚の編みあがりです。
台の目とは前段で編んだ目のことを指します。
束(そく)にとるとは台の目をひと固まりでとることを指します。
長々編みは編む前に、針に糸を2回かけて長編みを編みます。
次の花びらを編みます。
隣の細編みの台の目をとばし、くさり編みの台の目を束にとり引き抜き編みをします。
ここからは、1枚目の花びらと同じ編み方で編んでいきます。
2枚目が編み終わったら、3枚目・4枚目と同じ編み方で編みます。
4枚目の引き抜き編みを編んだら2段目の編み始めのくさり編みの根元の目に引き抜き編みをします。
糸始末をして完成です。
レース編みの初心者 コツは?どんなこと?
編み物を綺麗に編むコツは目を揃えることです。
編み慣れていないと、編むリズムやスピードが一定ではないため編み目が不揃いになり綺麗に見えません。
スピードが一定になると目が揃っていきます。
では一定のリズム・スピードで編むにはどうしたらいいのかというと、ある程度脇をしめ、指先のみを動かすイメージで編むことです。
一定の手加減で編めていない時は、無駄に手や体が動いています。
動きが少ないほうがぶれも少なく無駄な力が入りません。
それから、編む手加減は人によってそれぞれ違いがあります。
ですから自分の手加減にあった針の号数で編むことで綺麗な目が出来上がります。
本に書いてある糸に対する針の号数はあくまでも参考なので、全く同じ号数で編まなければならないということではありません。
以上のことは一概にできることではなく、編み物に慣れることによって徐々に習得出来ていきます。
なので一定のリズムで編むことを心がけながら練習をしていくのが綺麗に編む一番の近道です。
また、かぎ針編みとレース編みのコツはほぼ一緒ですが、レース編みにおいては、編み目がゆるっとしていると綺麗に見えません。
そのためかぎ針編みよりも気を付けたほうがいいポイントがいくつかあります。
まず糸のかけ方です。
糸が細いので左手で挟むのが難しく編みにくくなります。
最初に「かぎ針編みとは違って難しいいな」と思う点です。
そこで、通常の小指と薬指で糸を挟むだけでは緩んでしまうので、小指にも糸をひと巻きしてみましょう。
そうすることで、糸の送り加減を調節することが出来ます。
具体的な糸のかけ方はこちらを参考にしてください。
その他、気を付けるポイントとしては、レース編みの作品は長々編み・三巻き長編み・四つ巻きなど長編みを長く編む技法が多用されていますが、糸と針が細いため綺麗に巻いて編むのがかぎ針編みより難しいので注意が必要です。
そして細編みをきちっとしめて編む、長編みの頭が緩くならないように編む、というのも綺麗に編むための注意ポイントです。
この注意ポイントを踏まえ花モチーフを例に、編む時のコツをとりあげてみましょう。
コツ1 わのつくり目をし、細編みの次にくさり編みを編みますが、この時心もちくさり部分を大きめに編みます。
コツ2 引き抜き編みは、引き抜いた部分を指で押え左の人差し指で糸を張り、引きしめます。
コツ3 長編みは、編んだら頭を指で軽く押さえ左の人差し指で糸を張り引きしめます。
コツ4 長々編みは、糸を針に巻いたら針先までかけてある糸を移動させ、針を親指側に倒しながら人差し指を張りループを引きしめたまま束に針をいれます。
コツ5 長々編みは、最後の糸を引き抜いたら、針を手前に倒して人差し指を張り引きしめます。
くさり部分を大きめにするのは台の目の時拾いやすくするためです。
頭とは長編みの上部のことを指します。
針先までかけてある糸を移動させるのは、針先が一番細いので緩みにくくさせるためです。
ループとは針にかかっている目のことを指し、長々編みを編んだ時の頭にできた目になります。
レース編み 初心者の作品は?画像で紹介します!
では、簡単な花モチーフを使った作品をご紹介しましょう♪
初めは、”簡単な花モチーフの作り方”で取り上げた「あじさいモチーフ」を使ったピアスとネックレスです。
ピアス・・・使用糸は#20と同様ですが、1段目は白、2段目はアースグレーで編んでいます。
ピアス・・・使用糸は#70の糸を使用し、1段目は生成り、2段目はアースブルーを使い2枚重ねるように配置しました。
ネックレス・・・ピアス同様の配色にトルコブルーを加え、モチーフを5枚束ねあじさいの花のように仕上げました。
ここからは、インスタグラムへの投稿をご紹介します。
花のモチーフと細編みの組み合わせでヘアゴムに仕上げています。
花モチーフをつなぎ合わせてネックレスとブローチに仕上げています。
花のモチーフ単体に葉っぱのモチーフを添えリングに仕上げています。
花のモチーフをミニクッションの上にあしらい、リボンを付けてリングピローに仕上げています。
花モチーフに葉っぱをあしらいブローチに仕上げています。
花モチーフ単体をスタッドピアスに仕上げています。
今回のまとめ
この記事では、レース編みの初心者はどんな花モチーフを作れるのか?作る時のコツなどと合わせて作品もご紹介して来ました。
さらに、レース編み初心者さん向けの花モチーフの簡単な作り方とおさえておきたいコツや花モチーフを使用した作品を画像とともに取り上げました。
花モチーフは簡単なものから複雑なものまで幅広く種類がありましたね。
簡単な作り方としてあじさいモチーフを画像とともに紹介し、小さめで簡単な編み方の花モチーフであれば初心者さんでも編めるということが分かって頂けたことでしょう。
また、編む時のコツとしては編み目を揃えることが大事という点も説明しました。
あじさいモチーフを実際作品にした画像とともに、インスタグラムへの投稿作品もご紹介しました。
どれも素敵な作品でしたね。
1つのモチーフが1つの作品になることによって、モチーフが編みあがった時の嬉しさにより一層大きな達成感をもたらしてくれます。
編み始めやすい花モチーフにぜひ挑戦し、達成感を味わいましょう☆
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