この記事は、レースのコースターの編み方のポイント、花の形のコースターやスクエア型(四角)のコースターについても編み方を画像とともにご紹介していきます。
SNSなどでレース編みのコースターを見かけて編んでみたいけど、どんな感じで編んでいけばいいのか。。。
どんな編み方で編むと花の形になるのかな?
コースターの編み方が気になっているなら必見です!!
レースのコースター 編み方のポイントは?
レースのコースターを編む場合にいくつかポイントを押さえて編むとスムーズに編み進めることが出来ます。
では各ポイントをご紹介していきましょう☆
ポイント1: 使用するレース糸
レース糸は、番号が大きくなるほど糸の太さは細くなっていきます。
ではコースターに適している糸の太さは何番かというと、#20か#40です。
太めの糸のほうが編みやすいというのはもちろんですが、ある程度しっかりした質感のほうがコースターとしての役目をはたしてくれるからです。
編む際は、編み目が緩くならないように気を付けながらきっちり編むようにしましょう。
#20・・・かぎ針編みに近い感じの柔らかみが加わります。
#40・・・細かいデザインに向いていて繊細さが加わります。
ポイント2: 方眼編みのコースター
方眼編みのコースターを編む場合は以下のポイントに気を付けましょう。
- つくり目の数を間違わないように拾い、最終目まで拾ったら必ず目の数を確認するようにします。
- 長編みの頭は緩くなりがちなので、頭の部分を引き抜いたあとは引き締めるのを忘れないようにします。
- 前段の長編みの頭をすくう場合通常は頭のくさり部分をすくいますが、方眼編みの場合はくさり部分に加えて、頭の下の1本も一緒にすくうと方眼編みの目がガタガタとならず綺麗な方眼に編みあがります。
「レース編みのコースターで四角は?編み方は?」で画像とともに詳しく説明しています。
ポイント3: “わ”のつくり目から始まるコースター
“わ”のつくり目から始まるコースターは、サークル型・スクエア型どちらとも編むことが出来ます。
ぐるりと一周して同じ方向に編み進めるのが特徴ですが、編み始めの目を見落としてしまいがちになります。
慣れないうちは編み始めの目に段数マーカーを使用するなどして、目数を間違えないように気を付けるようにします。
↑ このように編み始めの目に段数マーカーをつけておくと、どの目が編み始めの目かすぐに分かり目数を間違えることがありません。
レース編みのコースターで花は?編み方は?
ここでは花のコースターの編み方を画像とともにご紹介していきます。
花のコースターの編み図
“わ”のつくり目で細編み6目から編み始め、8段で構成されています。
ほぼ基本的な編み方ですが、5段目は長編みの3目一緒、7段目は長編みの2目一緒、8段目は長編みの2目玉編みが使用されています。
6段目の編み終わりは、引き抜き編みではなく中長編みで終わらせているので間違えないようにしましょう。
花のコースターの編み方
- 1段目
“わ”のつくり目に細編み6目を編み引き締め、編み始めの細編みの頭に引き抜き編みをします。
- 2段目
立ち上がり3目を含んだ、くさり編み4目を編みます。
立ち上がり目の*台の目になっている細編みに長編み1目を編み、くさり編み1目を続けて編みます。
次の台の目の細編みに、長編みを2目編み入れ長編みと長編みの間にくさり編み1目を編みます。
続けてくさり編み1目を編み、次の台の目に移り同じように最終目まで繰り返し、始めのくさり編み3目めに引き抜き編みをします。
基本となる編み方はこちらを参考にして下さい。
- 3段目
くさり編み3目で立ち上がり、台の目のくさり編みを*束にとり長編みを2目・くさり編み1目を編みます。
隣の長編みの台の目をとばし次のくさり編みの台の目を束にとり、長編みを3目・くさり編み1目を編みます。
最終目まで同じように繰り返し編み、立ち上がりのくさり3目めに引き抜き編みをします。
- 4段目
くさり3目で立ち上がり、隣の台の目に長編み1目・次の台の目に長編み1目・くさり編み2目を編みます。
隣の台の目はとばし次の台の目に長編み1目ずつを3回繰り返し、くさり編み2目を編みます。
最終目まで同じように繰り返し編み、立ち上がりのくさり3目めに引き抜き編みをします。
- 5段目
“長編み3目一緒”の編み方を使用して編みます。
くさり編み2目で立ち上がり隣の台の目に長編みを途中まで編み、次の台の目も長編みを途中まで編みます。
この時かぎ針には、途中まで編んであるループ2つと始めからかぎ針にある目と合わせて3目が残っています。
針に糸をかけかぎ針に残っている3目を一気に引き抜き、途中まで編んでいる長編みを完成させます。
次にくさり編みを5目編み、台の目を2つとばして長編みの台の目に長編みの3目一緒を編みます。
台の目に1つめの長編みを途中まで編み、隣の台の目に移り2つめの長編みを途中まで、隣の台の目に3つめの長編みを途中まで編んだらかぎ針に残っている目を一気に引き抜き長編みを完成させます。
“長編み3目一緒”が編めました。
次にくさり編みを5目編み、台の目を2つとばし”長編み3目一緒”を編みます。
最終目まで同じように繰り返し編み、立ち上がりの”長編み3目一緒”の頭に引き抜き編みをします。
- 6段目
くさり編み1目で立ち上がり台の目に細編みを1目編み、くさり編みを3目編みます。
くさり編み5目の台の目を束でとり細編みを1目・くさり編みを5目・台の目を束でとり細編みを1目編みます。
くさり編みを3目編み、隣の長編み3目一緒の台の目に細編みを1目編みます。
くさり編み3目を編み、台の目を束にとり細編みを1目・・・と最終目まで同じように繰り返し編みます。
最終目の細編みを編んだらくさり編みを1目編み、立ち上がりの細編みの頭に中長編みを編んでこの段を終わらせます。
- 7段目
くさり編み2目で立ち上がり、隣のくさり編み3目の台の目を束にとり長編みを1目編みます。
くさり編みを1目編み、くさり編み5目の台の目を束にとり長編み1目・くさり編み1目を5回繰り返し編みます。
次にくさり編み3目の台の目を束にとり長編みを途中まで編み、隣の台の目も束にとり長編みを途中まで編みます。
かぎ針に残っている目を一気に引き抜き長編みを完成させ“長編みの2目一緒”の完成です。
くさり編み1目を編み、くさり5目の台の目を束にとり・・・と最終目まで同じように繰り返し編み、立ち上がりの長編み2目一緒の頭に引き抜き編みをします。
- 8段目
“長編みの2目玉編み”を使用して編みます。
くさり編み1目で立ち上がり細編み1目を編み、くさり編み3目を編みます。
台の目を2つとばしてくさり編み1目の台の目を束にとり長編みを途中まで編み、同じ台の目に長編みを途中まで編みます。
かぎ針に残っている目を一気に引き抜き長編みを完成させ、“長編み2目玉編み”の完成です。
次にくさり編みを1目編み、台の目を1つとばして次の台の目に”長編みの2目玉編み”を編みます。
同じように2回繰り返し編み、合計”長編みの2目玉編み”を4つ完成させます。
くさり編み3目を編み、”長編みの2目一緒”の台の目に細編みを1目・くさり編みを3目編みます。
台の目を2つとばして”長編みの玉編み”・・・と最終目まで同じように繰り返し編み、立ち上がりの細編みの頭に引き抜き編みをします。
可愛らしい花のコースターの完成です☆
レース編みのコースターで四角は?編み方は?
スクエア型のコースターは、“わ”のつくり目から始まるタイプとくさり編みのつくり目から始まって往復編みで編んでいくタイプがあります。
ここでは、往復編みで編んでいく方眼編みのコースターの編み方を画像とともにご紹介していきましょう☆
方眼編みコースターの編み図
くさり編み23目でつくり目をして方眼編みで往復編みをします。
途中くさり編みと細編みで模様編みを入れながら11段まで編み、周りにふち編みを4段ほどこして完成させます。
模様編みを編む時緩くなりすぎないように気を付けながら編みましょう。
方眼編みコースターの編み方
- 1段目
くさり編み23目でつくり目をし、3目で立ち上がり目を編み、1目くさり編みを編みます。
台の目を1つとばし*長編みを1目・くさり編みを1目編みます。
最終目まで同じように繰り返し編んだら、くさり編み3目で立ち上がり目を作り編み地を裏返しします。
この時**11マスできあがっています。
- 2段目
くさり編みを1目編み、台の目を1つとばして長編みを1目編み、くさり編み1目を編みます。
方眼編みで見た目がガタガタとしているように見えないようにするには、長編みを台の目に編む時通常は長編みの頭部分(くさり目)をすくいますが、方眼編みで長編みを編む時は長編みの頭部分(くさり目)の下に斜めに横切っている目も一緒にすくいます。
下の目を一緒にすくうことによって、長編みを往復編みで編んだ時に生じるズレを解消することが出来ます。
同じように繰り返し5マス編んだら、となりの台の目に長編みを1目編みます。
次の台の目からはまた同じように繰り返し5マス編み、くさり編み3目で立ち上がり目を作り編み地を裏返しします。
- 3段目
2段目と同じように繰り返し編み、4マス編みます。
となりの台の目に長編み1目・次の台の目に長編み1目を編み、続けてくさり編みを3目を編みます。
台の目を1つとばして長編みを1目・次の台の目に1目編みます。
次の台の目からはまた同じように繰り返し編み、4マス編んだらくさり編み3目で立ち上がり目を作り編み地を裏返しします。
- 4段目
2段目と同じように繰り返し編み、3マス編みます。
となりの台の目に長編み1目・次の台の目に長編み1目を編みます。
くさり編みを3目を編み、くさり編み3目の台の目を束でとり細編み1目を編み、続けてくさり編み3目を編みます。
台の目を1つとばして長編みを1目・次の台の目に長編みを1目編みます。
次の台の目からはまた同じように繰り返し編み、3マス編んだらくさり編み3目で立ち上がり目を作り編み地を裏返しします。
- 5段目
2段目と同じように繰り返し編み、2マス編みます。
となりの台の目に長編み1目・次の台の目に長編み1目を編みます。
くさり編みを4目を編み、くさり編み3目の台の目を束でとり細編み1目・となりの台の目に細編み1目・となりのくさり編み3目の台の目を束でとり細編み1目を編みます。
続けてくさり編み4目を編み、台の目を1つとばして長編みを1目・次の台の目に長編みを1目ずつ編みます。
次の台の目からはまた同じように繰り返し編み、2マス編んだらくさり編み3目で立ち上がり目を作り編み地を裏返しします。
- 6段目
2段目と同じように繰り返し編み、1マス編みます。
となりの台の目に長編み1目・次の台の目に長編み1目を編みます。
くさり編みを5目を編み、くさり編み3目の台の目を束でとり細編み1目・となりの台の目に細編み1目・細編み1目・細編み1目と3目編んだら、となりのくさり編み3目の台の目を束でとり細編み1目を編みます。
続けてくさり編み5目を編み、台の目を1つとばして長編みを1目・次の台の目に長編みを1目編みます。
次の台の目からはまた同じように繰り返し編み、1マス編んだらくさり編み3目で立ち上がり目を作り編み地を裏返しします。
- 7段目
2段目と同じように繰り返し編み、2マス編みます。
くさり編み5目の台の目を束でとり長編み2目を編み、続けてくさり編み5目を編みます。
台の目を1つとばして細編み1目・細編み1目・細編み1目と3目編んだら、くさり編み5目を編みます。
続けてくさり編み5目の台の目を束でとり長編み2目を編みます。
次の台の目からはまた同じように繰り返し編み、2マス編んだらくさり編み3目で立ち上がり目を作り編み地を裏返しします。
- 8段目
2段目と同じように繰り返し編み、3マス編みます。
くさり編み5目の台の目を束でとり長編み2目を編み、続けてくさり編み5目を編みます。
台の目を1つとばして細編み1目・くさり編み5目を編みます。
続けてくさり編み5目の台の目を束でとり長編み2目を編みます。
次の台の目からはまた同じように繰り返し編み、3マス編んだらくさり編み3目で立ち上がり目を作り編み地を裏返しします。
- 9段目
2段目と同じように繰り返し編み、4マス編みます。
くさり編み5目の台の目を束でとり長編み2目を編み、続けてくさり編み1目を編みます。
台の目を1つとばして、くさり編み5目の台の目を束でとり長編み2目を編みます。
次の台の目からはまた同じように繰り返し編み、4マス編んだらくさり編み3目で立ち上がり目を作り編み地を裏返しします。
- 10段目
2段目と同じように繰り返し5マス編んだら、となりの台の目を束にとり長編みを1目編みます。
次の台の目からはまた同じように繰り返し5マス編み、くさり編み3目で立ち上がり目を作り編み地を裏返しします。
- 11段目
くさり編みを1目編み、台の目を1つとばして長編みを1目編み、くさり編み1目を最終目まで繰り返し編みます。
コースター本体が編みあがりました。
糸はそのままで、続けてふち編みを編んでいきます。
ふち編み
- 1段目
くさり編み3目で立ち上がりくさり編み1目を編み、最終目の長編みの頭に長編みを1目・続けてくさり編みを1目編みます。
次に10段目の立ち上がり目の頭に長編みを1目・くさり編みを1目編みます。
9段目の長編みの頭に長編み1目・くさり編み1目・8段目の立ち上がり目の頭に長編み1目というように繰り返し1段目のくさり編み1目まで編んでいきます。
編み始めのくさり編みの目に長編み1目・くさり編み1目を編み、同じ目に長編み1目・くさり編み1目・長編み1目と編み*増やし目をします。
続けてつくり目側の目を拾いながら編んでいきます。
くさり編み1目を編み、台の目を1つとばして長編み1目・くさり編み1目と繰り返し編み最終目まで編みます。
最終目に長編みを1目・くさり編み1目を編んだら、同じ目に長編み1目・くさり編み1目・長編み1目と増やし目をし編みます。
あとは先ほど編んだ側面と同じ要領で11段目まで編み、続けてつくり目をひろって編んだ要領で上部を編みます。
最終目の長編みの台の目に長編みを1目・くさり編み1目と増やし目をし編み終えたら立ち上がり3目めに引き抜き編みをします。
- 2段目
くさり編み1目で立ち上がりくさり編みの台の目に細編み2目を編みます。
台の目に1目ずつ細編みを編んでいき1段目まで編みます。
つくり目のコーナーで増やし目した長編みの台の目に細編み1目・くさり編みの台の目に細編み2目を編み、となりの長編みの台の目はとばしくさり編み1目編みます。
次のくさり編みの台の目に細編み2目・長編みの台の目に細編み1目を編み、増やし目をします。
再び台の目に1目ずつ細編みを編んでいきコーナーは同じ要領で増やし目をし、側面・上部と繰り返し編み、最終目まで編んだら編み始めの細編みの頭に引き抜き編みします。
- 3段目
くさり編み3目で立ち上がり、立ち上がりと同じ台の目に長編み1目・次の台の目に長編み1目・続けてくさり編み1目を編みます。
となりの台の目をとばし、次からの台の目1つに長編みを1目ずつ3目・くさり編み1目を編みます。
くさり編みを1目編んだ時は台の目を1つとばすことになります。
下部のコーナーは、くさり編みの台の目に細編み2目を編んだ最初の細編みの台の目をとばし次の細編みの台の目に長編みを1目を編み、次のくさり編みの台の目には長編み2目・くさり編み1目・長編み2目を編み増やし目します。
次の細編みの台の目に長編み1目・となりの細編みの台の目はとばしくさり編み1目を編みます。
とばした台の目のとなりの台の目に長編みを1目ずつ3目・くさり編みを1目と同じように繰り返して編んでいきます。
下部・右側面・上部と左側面と同じ要領で編み、最終目は立ち上がり目の3目めに引き抜き編みをします。
- 4段目
くさり編み1目で立ち上がり細編み1目・くさり編み5目を編みます。
くさり編みの台の目に細編み1目・続けてくさり編み5目を編みます。
同じように繰り返し編み1周し、編み始めの細編みの頭に引き抜き編みをします。
素敵な透かし模様の方眼編みのコースターの完成です☆
今回のまとめ
今回は、レースのコースターの編み方のポイント、花の形のコースターやスクエア型(四角)のコースターについても編み方を画像とともにご紹介しました。
編み方のポイントとして、使用するレース糸は#20か#40がおすすめでした。
方眼編みのコースターは台の目をすくう時、くさり部分に加えて、頭の下の1本も一緒にすくうと方眼編みの目がガタガタとならず綺麗に編みあがりましたね。
“わ”のつくり目からつくるコースターは、編み始めの目を間違わないように段数マーカーを使用するのがいいというお話もしました。
花のコースターとスクエア型の方眼編みコースターの編み方を画像とともににご紹介もしました。
一見難しそうに見えますが編み方が具体的に分かると、意外に簡単な編み方で構成されていたということが分かっていただけたことでしょう♬
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