この記事では、マスクを手作りしたけど洗濯はどうすればいいのかな? 洗濯機で普通に洗っていいのかしら? などという疑問にお答えすべくマスクの洗い方・マスクを長持ちさせるお手入れの仕方を中心にご紹介していきます。
その他、衛生面を考えつつ手作りマスクをきれいな状態で保てるようなアイディアも合わせてご紹介します。
ちょっとした簡単な手間で、数週間後のマスクの状態に違いが出てくること間違いなしです!
手作りマスクの洗い方☆洗う頻度はどれくらいがいい?痛みにくい秘訣はコレ!
布マスクや手作りマスクは繰り返し使えるので、現在マスク不足の状況下にとても重宝すると話題になっています。
しかし、いざ洗う段階になるとちょっと戸惑ってしまうこともあります。
そんな布マスクや手作りマスクの洗い方を、政府の経済産業省や大手化学メーカーの花王が動画などで公開しています。
それらを参考に、手作りマスクの基本的な洗い方の手順を具体的に説明していきましょう。
同時に布地を痛めないように洗う秘訣をまとめていきます☆
- 手順
衣料用洗剤・・・推奨されているのは中性洗剤です。
洗剤の液性には酸性→中性⇉アルカリ性と区分され、酸性=肌に優しいが皮脂などの汚れ落ちには弱い アルカリ性=皮脂などの汚れ落ちに強い分肌へのダメージも強い となります。
汚れ落ちの面・肌への影響を考え、中間地点に位置する中性洗剤がおすすめされているということになりますね。
容器に中性洗剤を入れ水で薄め溶かします。(規定の分量)
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薄めた洗剤の中にマスクを10分間ひたします。
塩素系漂白剤・・・毎回使用するとマスクの布地の痛み具合が早くなります。
それから、塩素系漂白剤特有の匂いがすすいでも多少残ってしまうのでマスクの汚れが特に気になる時などに使用する、ということにして普段は省いても構いません。
定期的にサイクルを決め、塩素系漂白剤でマスクを除菌することをおすすめします。
花王ハイターの場合は水1Lに対し15mlを入れ溶かします。
すすぐ・・・こすり洗やもみ洗いの要領ですすぐとマスクの布地を痛めてしまったり、糸のほつれの原因にもなります。
マスクを一旦取り出し、洗剤を溶かした水を捨てます。
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容器を洗い洗剤を落とし、きれいな水をはります。
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マスクを容器に入れ、押し洗いの要領で優しくすすぎます。
水を2回以上交換してすすぎ、しかりと洗剤を落とします。
吸い取る・・・タオルの上から軽く叩いたり押したりして水分をタオル側に移します。
絞って水分を取り除くのはNGです。
清潔なタオルにマスクを挟み、タオルの上から軽く叩く要領で水分をタオル側に吸わせます。
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タオルが水分を吸ったら乾いている箇所に挟みなおし、再度同じ要領で水分を取り除きます。
干す・・・干す場所は直射日光をさけ、陰干しのできる風通しの良い場所に干しましょう。
直射日光が当たると、マスクの布地の色あせが早く進み布地への痛み具合や、ゴム部分の伸び具合も増します。
マスクのシワを伸ばしながら形を整え、ピンチハンガーなどにマスクの端(ゴムの出入り口付近)のゴムを2箇所左右対称に重みを均等にしてとめます。
マスクをとめる際、ゴム部分をダイレクトにとめると伸びやすくなってしまいます。
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直射日光は避け、風通しの良い日陰に干します。
次に布マスクを洗う頻度についてです。
マスクは直接肌に触れるものですし、ウィルスの付着も気になります。
やはり、使用したその都度清潔にしておくことが必要ですね。
面倒でも、使用した日の終わりにはマスクを洗うようにしましょう。
マスクを痛めないで洗うコツのおさらいをします。
- 布地を痛めないように洗う秘訣
洗う時は中性洗剤を使用します
衣料用洗剤(おしゃれ着洗い用など)や食器用洗剤で使用されていることが多いです。
液性のところに中性と表記されています。
塩素系漂白剤は頻繁には使用しないようにします。
すすぐ時には優しく押し洗いの要領ですすぎます。
マスクをこすったりもんだりしてはいけません。
布地を傷つけ痛める原因になります。
水分を抜く時は、しぼらずにタオルに挟んで水分を吸い取るようにします。
干す時には風通しの良い場所で陰干しします。
直射日光が当たると布地の色あせや痛む具合が早回ります。
ゴム部分の劣化も強まります。
その他には
洗濯機は使用しないのがベストです。
洗い替え用に、できれば数枚マスクを用意しておき、ローテーションで使用すると1枚の洗う回数を減らせ布地の痛みを軽減できます。
乾いたら取り込み、しまいます。
いつまでも干しておくと型崩れや色あせのの原因にもなります。
基本的な洗い方がわかったところで、次は用途に合わせた洗い方を実践を交えてご紹介していきましょう♪
塩素系漂白剤を使わないで簡単除菌!手作りマスクの洗い方☆
塩素系漂白剤はマスクの布地を痛めやすいので頻繁に使用したくはないものです。
けれど、長時間使用した時などは洗うだけではウィルスがちょっと気になりますね。
そんな時は除菌スプレーを使用するのがおすすめです!
マスクを洗う前に除菌スプレーをマスク全体に吹きかけておけばある程度ウィルスほ除去できます。
とは言え、中々除菌スプレーが手に入らない状況の時もあります。
今回は除菌スプレーを使わない簡単除菌の方法でマスクを洗っていきましょう。
熱湯で煮沸消毒除菌を取り入れた洗い方
使用するお鍋やボール(耐火用)の内側にあらかじめ水1Lを入れ、1Lのラインに油性ペンなどで印をつけておきます。
マスク洗い専用にお鍋やボールを用意できるとなおベストですね。
今回洗うマスクは手作りの立体マスクです。
ゴムひも部分はリボン結びにしているので、あらかじめ結び目をほどいておきます。
[jin_icon_info color=”#e9546b” size=”18px”]手作りの立体マスクの作り方はこちらを参照してください。
1.除菌をします
お鍋やボール(耐火用)に水を1Lより多く張り、火にかけ沸騰させます。
今回はボール(耐火用)を使用します。
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沸騰したら布マスクを静かに入れひたします。
沸騰したままの状態を保ち15分間おき、15分たったら火を止めます。
これである程度の除菌ができました。
2.洗剤にひたします
マスクは熱湯の中に入れたまま、ボールの水を少しずつ捨てながら( 熱いので気をつけて捨てます)1Lに合わせます。
中性洗剤(エマール)を水1Lにつき2.5mlを入れ溶かし、そのまま10分間放置します。
3.すすぎます
洗剤液を捨て、一旦マスクを取り出します。
ボールを洗い洗剤をしっかりと落としたら、水(又はお湯)をボールいっぱいに張り、布マスクを入れてすすぎましょう。
マスクを押し洗いの要領で優しくすすぎます。
こすり洗いやもみ洗いの要領ですすぐのは禁物です!
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水を交換しながらすすぎを2回以上し、マスクについている洗剤をしっかり洗い流します。
4.水分を取ります
清潔なタオルにマスクを挟んでいきますが、今回は立体マスクなので挟み方を工夫します。
まずマスクの中心から半分をタオルで挟みます。
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残りの半分側もタオルを折りマスクを挟みます。
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マスクの中心(タオル中心)を折ります。
タオルの上から軽く押し水分をタオル側に吸わせます。
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タオルが水分を吸ったら乾いている箇所に挟みなおし、再度同じ要領で水分を取り除き、しっかり水分をタオルに移せるまで繰り返します。
5.干します
マスクのシワを伸ばしながら形を整え、ピンチハンガーにマスクの端(ゴムの出入り口付近)を2箇所左右対称に挟み、負荷を均等にします。
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直射日光は避け、風通しの良い日陰に干します。
煮沸消毒する際、重曹(炭酸ナトリウム)を1~2%の割合で沸騰しているところに加えるとより一層の除菌効果が得られます☆
忙しい時にはどうしてる?メイクが付着した時は?手作りマスクの洗い方いろいろ!
マスクを洗う時、煮沸消毒15分・洗剤にひたし時間10分、するといいのはわかっているものの毎回となるとなかなか難しくなってくるというのも本音ですね。
そこで基本的な洗い方をベースにしつつ、時にはこんな洗い方をしてみてはいかがでしょうか。
忙しい時には「~しながら洗い」を取り入れて☆
忙しい時には、除菌効果のある食器用洗剤やハンドソープを活用します。
食器を洗い終わったらその流れでマスクを食器用洗剤で、外出先から帰宅後手を洗いながらハンドソープや石鹸で一緒にマスクを洗うとスムーズな流れで洗うことができ、わずらわしさも軽減されます。
もちろん、洗う時にはマスクをこすり洗いやもみ洗いはせず、優しく押し洗いしましょう。
その後は基本洗いと同じくタオルなどに挟み水分を抜き、陰干しします。
[jin_icon_info color=”#e9546b” size=”18px”]代表的な除菌効果のある食器用洗剤・ハンドソープ
- 食器用洗剤「ジョイ」 弱アルカリ性
- 食器用洗剤「キュキュット」 中性
- 「ミューズ」泡ハンドソープ 弱酸性
- ハンドソープ「キレイキレイ」 弱アルカリ性
メイクがマスクに付着した時には「メイクを落とす」時一緒に☆
マスクにファンデーションや口紅がついてしまった時は、メイクを落とす際一緒にマスクもメイク落とし洗顔料で洗うと簡単です。
メイク落とし洗顔料はジェルタイプ・ムースタイプといろいろなタイプがあり、洗いやすくもちろんメイクの成分に強いので汚れも落ちやすいです。
洗う時は、ジェルやムースの泡を静かに汚れ部分に浸透させ、優しくなでるように洗います。
メイク落とし洗顔料の他に、食器用洗剤(中性・弱アルカリ性)も効果的です。
洗う時は、スポンジで液体を泡立てその泡をマスクの汚れ部分に付着させ、泡を浸透させながら優しく洗いましょう。
手作りマスクの洗い替えを節約?中身を取り替えれば数倍長持ち☆
どんなに気をつけて洗っていても、やはりマスクは少しずつ劣化し傷んでいってしまいます。
せっかく作ったマスクですから、少しでも長くきれいな状態のまま保ちたいですよね。
そこでおすすめするのが、あて布です!!
このあて布はマスクの内側へセットし、直接口元に当たるのはマスク本体ではなくあて布になります。
- 数十分程度の外出時・・・あて布だけを洗い、マスク本体は除菌スプレーなどで済ませることができます。
- 長時間外出先で使用する時・・・あて布を数枚用意しておき定期的に交換をするようにしておくとマスク本体はさほど汚れないので、帰宅後は除菌スプレーで済ませ、使用した分のあて布のみを洗うということもできます。
もちろんマスク本体も除菌スプレーばかりでは汚れが気になるので、定期的に洗うことも必要です。
ですが、毎回洗うよりも格段に痛み具合が軽減されることは確実です☆
あて布の洗い方は、マスクの基本的な洗い方と一緒です。
短時間しか使用していない時は帰宅後の手洗いと一緒に洗うと時間の節約にもなりますよ。
ぜひ手作りマスクとセットでお使いください♫
[jin_icon_info color=”#e9546b” size=”18px”]あて布の作り方はこちらを参照してください。
content「あると便利!手作りマスクにはあて布も一緒に☆」
手作りマスクは洗うと縮む?縮み防止に有効な方法を伝授!
布には、水分を含むと縮む性質のものがあり、その中でもマスクに使われる布地、ガーゼ・リネンやコットンはその代表格です。
なので市販の布マスク(給食用など)は洗濯すると縮んでしまっていたという訳です。
ではその解決策はないのでしょうか?
ズバリ!解決策はあります!
「水通しをする」ということです。
マスクを手作りする時裁断前にあらかじめ水通しをしておくと、洗濯後の大幅な縮みを防ぐことにつながります。
裁断前の布地にあらかじめ水分を与え、ある程度布地を縮ませておく作業です。
水通しした布地で作ることによって、その後水分を含んでもさほど縮まなくなるので初めのサイズを保つことが可能になります。
その他、洗い方でも縮んでしまう原因があります。
- 洗濯機で洗う
- 乾燥機を使う
この2つを行うことによって、布地の繊維が絡まりガーゼなどの素材は大幅に縮んでしまいます。
手作りマスクは原則手洗いで優しく洗いましょう。
[jin_icon_info color=”#e9546b” size=”18px”]水通しの仕方などはこちらを参照してください。
content「マスクの立体 型紙ダウンロードを今すぐ!ステップ1・ステップ2と進みます☆」
手作りマスクの洗い方☆基本をおさえつつ用途に合わせ臨機応変に♪
今回は、マスクを手作りしたけど洗濯はどうすればいいのかな? 洗濯機で普通に洗っていいのかしら? などという疑問にお答えすべくマスクの洗い方・マスクを長持ちさせるお手入れの仕方を中心にご紹介してきました。
基本の洗い方をしっかりとマスターし、してはいけないことをきちんと守って洗っていけば手作りマスクは長持ちしてくれます。
また、用途に合わせた洗い方もお伝えしたので、臨機応変に対応して洗っていきましょう。
そうすることによって、毎回マスクを洗わなければならない。。。という気持ちの煩わしさが軽減されるはずです。
マスクを気軽に洗う・しっかり洗う、ということを習慣づけていきましょう☆
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