この記事では、刺繍好きの強い味方の刺繍スタンドについて、使い方や作り方、オススメ商品を紹介していきます。
刺繍を続けていると、実は楽に刺繍を楽しめる方法や道具があることを知ります。
そのうちの一つが刺繍スタンドです。
どうしても集中して刺繍をしていると、手が疲れたり肩や首が凝ってしまいますよね。
そんな問題を刺繍スタンドが解決してくれます。
刺繍枠・刺繍針だけで刺繍をしている場合は、ぜひ今回の記事を参考にしてください。
こんなものがあるんだ!と知るだけでもいいですし、肩こりなどにお悩みの場合はすぐに試してみてください♪
刺繍スタンドって何?
写真引用:クロスステッチ館
刺繍スタンドってあまり聞き慣れないかもしれませんが、刺繍をたくさん刺すいとっては必需品といってもいい道具です。
ここでは、刺繍スタンドがどんな物なのかについて説明していきます。
刺繍スタンドとは、別名「フープスタンド」とも言われています。
刺繍スタンドとは、今まで刺繍枠を持っていた手の代わりに刺繍枠を支えておけるスタンドのことです。
フランス刺繍でももちろん使えますが、特にオートクチュール刺繍やリュネビル刺繍の際には両手をフリーしておく必要があるので、欠かせない道具となります。
通常は、利き手で刺繍針を持ち、利き手と反対の手で刺繍枠を持ちます。
そうすると、以下のような事が起こってしまいます。
- 集中すれば集中するほど刺繍枠が目元に近くなり首が痛くなる。
- 刺繍枠を持つ手に力が入って、肩コリの原因になる。
- 慣れないうちは、ステッチの力加減が難しい。
確かに、刺繍って楽しいですが肩や首が凝ったり、目がショボショボしますよね…。
そんな悩みを少しでも軽減してあげないと、やっていてもつまらなくなっちゃうよね。
そんな問題を解決するのが刺繍スタンドです!
- 刺繍枠を胸元まで持ち上がる必要がなくなり、姿勢をよく保ちやすく、肩こりがしにくい。
- 刺繍枠に目元が近づくことなく、手元も暗くならないので目が疲れにくい。
- 刺繍枠を高く設定することで、下を向く必要がなくなり首が疲れにくい。
- 一度布をセッティングすれば、刺繍をしているうちに緩んだりずれたりしにくい。
- 両手が空くので、裏面の仕上がりも確認しやすい。
刺繍する時に疲れないように刺すことはとても大事です。
作業効率も良くなり、作品も綺麗にしあがります。
刺繍スタンドのスタイルにはいくつかあります。
作業台に置いたり足に挟んで使うスタンドタイプ
写真引用:Amazon
一般的にスタンドフープと呼ばれる刺繍スタンドです。
木製が多く重量があるので持ち運びは大変ですが、雰囲気のある見た目なので、作業スペースに置いたままでもインテリアに影響しません。
また、高さが調整できるので、自分の作業しやすい姿勢に合わせることができます。
ただ、商品によっては下の土台部分をももの下に挟んで使わなくてはいけません。
作業台に置くスタンドタイプ
写真引用:Amazon
ラップスタンドと呼ばれる刺繍スタンドです。
こちらが一番シンプルで安定して置けるので使いやすいです。
作業台に置いてもいいですし、椅子に座ったももの上に置いても作業ができます。
ただ、刺繍の裏面は確認しにくいでのと、値段が高い商品が多いのが欠点です。
作業台に置くロールタイプ
写真引用:Amazon
スクロールフレームと呼ばれる刺繍スタンドです。
他の刺繍スタンドと比べて、かなり大型のスタンドのなります。
大きめなクロスステッチの作品を仕上げたい時に使います。
大きな布をピンと張ることができるので、全体を見ながら綺麗にクロスステッチを仕上げられることができます。
複数のパーツを組み立てるので、フレーム自体も大きくなるため、持ち運ぶというよりも作業スペースに固定で置いておきます。
作業台の縁に固定するホルダータイプ
写真引用:日本紐釦
ターンフープと呼ばれる刺繍スタンドで、作業台等に万力で固定して使います。
プラスチック製のものが多く、軽いのが特徴です。
持ち運びもしやすく、色々な作業スペースで使うことができます。
値段もスタンドフープやラップスタンドよりも安いので、スタンドを始めて使う人にはオススメです。
刺繍スタンドと言っても、いくつかタイプがあるんですね。
人によって使い勝手の好みが分かれるから、できればいくつかのタイプを試してみた方がいいよ!
刺繍スタンドがなくても刺繍はできますが、あればもっと刺繍をするのが楽しくなります。
楽に楽しく刺繍ができれば最高ですよね♪
刺繍スタンドがあれば、作品のクオリティーも上がりますよ!
刺繍スタンドの使い方!手順は?
刺繍スタンドについて分かりましたか?
では次に、具体的な刺繍スタンドの使い方について説明していきます。
ここでは、ポピュラーなフランス刺繍に使うスタンドフープの使い方について紹介していきます。
スタンドを組み立ててしまえば、あとは普通の刺繍枠と同じ要領で布を張ります。
ただ、スタンドフープは2種類の使い方があります。
- 作業台に置いて使う
- ももの下に挟んで体重で固定して使う
一台で2つの使い方があるなんて、なんだかお得ですね。
作業スペースに合わせて使い分けられるんだ。
作業台に置いて使う場合はこのように使います。
写真引用:au point du plaisir
大きな布に刺繍する場合は、どうしても作業台がないと布を床に引きずってしまったり、刺繍作業の邪魔になってしまいます。
そんな時はこの方法で使いましょう。
土台も重量があるので、体重をかけなければひっくり返る心配はありません。
作業台なしで使う場合は、写真のように台座の上に座って体重で固定して使います。
写真引用:Hawthorn HANDMADE
この方法は小さな布に刺繍する時にオススメです。
ソファーなどでリラックスしながら作業ができます。
また、スタンドは分解・折りたたみができる商品が多いので、外出先での作業も可能です。
作業台に置く方法と比べても、場所を選ばず刺繍が楽しめますよね♪
キルト作業ではありますが、刺繍枠のセッティング方法を紹介している動画があります。
作業工程は刺繍の場合も同じですので、参考にご覧ください!
刺繍スタンドを自作したい!作り方は?
こんなに便利な刺繍スタンドですが、どのタイプにしても他の道具に比べて少し値段が張ってしまいます。
色々なスタンドを試したくても、なかなか手が出ない…そんな時は、他の物を代用して工夫すればオリジナルの刺繍スタンドを作ることができます。
刺繍スタンドを買う前に、試しに手作り刺繍スタンドを使ってみてはいかがでしょうか?
ここでは、刺繍上級者が工夫して作った手作り刺繍スタンドのアイデアを紹介します。
クリップ + 手持ちの刺繍枠で作る刺繍スタンド
代用できる刺繍スタンドは以下の3種類です。
- スタンドフープ
- ラップスタンド
- ターンフープ
刺繍スタンドって、スタンドによって使える刺繍枠のサイズが限定されてしまう物がほとんどです。
つまり、刺繍スタンドを買うと場合によっては刺繍枠を新たに買わなければいけない可能性もあるということです。
せっかく手に馴染んだ刺繍枠を新調したくない!手頃な金額で刺繍スタンドが欲しい!
そんな時には、クリップと刺繍枠を組み合わせてみましょう!
オススメのクリップは、こちらです!
写真引用:Amazon
【特長】
●クリップが180度動きます。
【仕様】
●タイプ:フレキシブル
●耐久重量(g):300~700
●クリップ引っ張り強度(kg):3
●アーム長(mm):360
●クリップくわえ幅(mm):15~35
●本体重量(g):420
引用:楽天
片方のクリップをテーブルなどの縁に、もう片方を刺繍枠にセットします。
本体重量が420gとそこそこ重いですが、コンパクトなので持ち運ぶ時にも便利です。
すぐに設置ができ、持っている刺繍枠がそのまま使えてクリップの値段もお手頃です。
クリップは180度回転できるので刺繍の裏面を確認することもできますが、アームを曲げるのに力が必要です。
刺繍スタンドおすすめはこの3つ!
手作り刺繍スタンドを試してみて、やっぱりちゃんとしたスタンドが欲しいな…と思ったら、ぜひ刺繍スタンドの購入を検討してみましょう。
ここでは、売れ筋刺繍スタンドを紹介します。
あなたも使いやすいくて予算に合った刺繍スタンドが見つかるはずです。
ぜひ参考にしてください。
本格派のあなたにオススメ☆DMC刺繍スタンド
写真引用:Amazon
刺繍糸の老舗メーカーDMCのスタンド付き刺繍枠です。
値段は高いですが、重厚感のある雰囲気が素敵です。
また、刺繍枠も厚みがあって布をしっかりはさんでくれます。
国産の良質なスタンドフープ
写真引用:クロスステッチ館
7,000~8,000円が相場のスタンドフープの中でも、比較的お求めやすいのが、こちらの刺繍スタンドです。
なんと、吉野檜を使った素材にもこだわった商品なので、使い込むうちに色合いも変わり素敵な商品です。
また、強度も高く安心して使えます。
お手頃なお値段!スクロースフレーム
写真引用:楽天
スタンドフープなどに比べると値段が手頃なスクロースフレームですが、その中でもお手頃なフレームがこちらです。
説明書は付いていませんが、写真を見ながらでも十分組み立てられます。
スクロースフレームでも高いものでは何万円もするものもありますので、まず刺繍スタンドの使い勝手を試してみるにはこのくらいの価格帯を買ってみましょう!
今回のまとめ
今回は、刺繍好きの強い味方の刺繍スタンドについて、使い方や作り方、オススメ商品を紹介していきました。
刺繍スタンドは刺繍好きならいつかは欲しいアイテムです。
刺繍につきものの肩こりや目の疲れが軽くなったら、もっと刺繍が好きになりますよね♪
少し刺繍に疲れているあなたも、刺繍スタンドを取り入れたらまた刺繍をする気になるかもしれません。
一度ぜひ試してみてください!
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