この記事では、レース編みのモチーフで作れるものや四角(スクエア型)モチーフ作品の作り方・花モチーフ作品の作り方のご紹介などを画像とともに載せています。
- レース編みモチーフの種類によってどのように作品に違いがでてくるのか知りたい。
- レース編みモチーフを編んでみたもののどんな風にして作品に仕上げたらいいのか迷っている。
- 作りたい作品はあるけれど四角(スクエア型)モチーフや花モチーフをどの部分に使用すればいいのか悩んでいる。
・・・とレース編みモチーフの使い道について考えているなら、ぜひ読み進めて参考にしてみて下さい♪
レース編みのモチーフって?どんなものが作れる?
レース編みモチーフつなぎの作品といえば真っ先に思い浮かぶのがブランケット・テーブルセンター・ストールなどではないでしょうか。
中でもレース編みモチーフを何十枚とつなぎ合わせて作られたブランケットは圧巻ですよね。
レース編みを始めたら一度は挑戦してみたいと思う作品の一つですが、レース編みはかぎ針編みとは違い糸が細いため一つのモチーフを編むのも慣れないうちは一苦労です。
そこで、手頃な枚数のレース編みモチーフでも作れる作品やアイデアをご紹介していきましょう☆
モチーフはつなぎ合わせて作るだけではないと考えましょう
モチーフといえば、四角(スクエア型)やサークル型をつなぎ合わせた作品というイメージが強いですが、モチーフ単体を使った作品もいろいろあります。
例えばモチーフを刺繍の一種と捉えて、刺繍をするようにモチーフを既成の作品に配置していきます。
- クッションカバー・ベッドカバー
- 布バッグ・カゴバッグ
- ブラウス・スカート
- カーテン ・・・etc
刺繍をほどこせるアイテムならどんなアイテムでも可能です。
クッションカバーに、サークル型モチーフをお花に見立てて配置
大きい花は、#50レース糸モチーフの上に#20レース糸モチーフをのせています。
小さい花は、#20レース糸モチーフで、茎・葉部分はどちらも#50レース糸でくさり編みを編み配置しています。
四角(スクエア)・サークル型以外のモチーフ一例
りんごのモチーフです。
四角(スクエア)・サークル型以外にもいろいろなモチーフがあり、細めの糸で編めば刺繍感覚で配置できます。
いろいろなモチーフを駆使して配置しながら模様を考えていくのも楽しみの一つとなりますね。
手頃な枚数のモチーフつなぎで作れる作品もあります
それほど多くない枚数のモチーフをつなぎ合わせた作品は、ある程度の時間で作ることが出来、達成感も味わえるのでモチーフ作品を作りたいならおすすめです。
- 作品一例
作 品 | スクエア型 | サークル型 |
バッグ | 〇 | 〇 |
ランチョンマット | × | 〇 |
円座カバー | 〇 | × |
カーテンタッセル | 〇 | 〇 |
ブックカバー | × | 〇 |
カチューム | 〇 | 〇 |
服やスカートの裾部分の縁取り | 〇 | 〇 |
キャスケット・ベレー帽 | 〇 | × |
付け襟 | 〇 | 〇 |
モチーフの形に作品が向いているかどうかをのせていますが、作れないということではありません。
モチーフ1枚約7cm程度がつなぎ合わせやすいサイズで、小さいサイズだとモチーフ枚数が増え、大きいサイズだとモチーフ1枚を編む時間がかかります。
ただし、服やスカートの裾部分の縁取りは小さめのモチーフのほうが繊細な縁取りに仕上がります。
サークル型モチーフを11枚使用して作った付け襟
作り方はこちらを参考にして下さい。
レース編みのモチーフで四角は?作り方を紹介!
ここでは、レース編みの四角(スクエア型)モチーフを使った作品の作り方をご紹介していきます。
作品は、12枚のモチーフを編みつなぎキャミソール風ミニバッグに仕上げていきます。
四角(スクエア型)モチーフの編み方
まずは四角(スクエア)モチーフを12枚編みます。
- 編み図
糸に対する使用針の選び方はこちらを参考にして下さい。
- 編み方
“わ”のつくり目から長編み16目で編み始めます。
2段め・・・くさり編み3目で立ち上がり、くさり編みを1目編みます。
となりの*台の目に長編み1目・つづけてくさり編み1目を編みます。
これを繰り返し最終目まで編んだら立ち上がりのくさり編み3目めに引き抜き編みをします。
3段め・・・となりのくさり編み1目の台の目を*束にとり引き抜き編みをします。
くさり編み3目で立ち上がり、同じ台の目に長編み1目・くさり編み1目を編みます。
となりの台の目をとばして、次の台の目に長編み2目・くさり編み1目を編みます。
これを繰り返し最終目まで編んだら最後のくさり編み1目は編まず代わりに、立ち上がりのくさり編み3目めに中長編みをします。
4段め・・・くさり編み2目で立ち上がり、くさり編み2目を編みます。
台の目を2つとばし、次の台の目を束にとり中長編み1目・くさり編み2目を編みます。
台の目を2つとばし、次の台の目を束にとり長編み1目・くさり編み5目・台の目を2つとばし、次の台の目を束にとり長編み1目・くさり編み2目を編みます。
続けて台の目を2つとばし、次の台の目を束にとり中長編み1目・くさり編み2目・台の目を2つとばし、次の台の目を束にとり中長編み1目・くさり編み2目を編みます。
同じように台の目を2つとばし、次の台の目を束にとり長編み1目・くさり編み5目・・・と編み図に従い最終目まで繰り返し編みます。
最終目まで編んだら立ち上がりのくさり編み2目めに引き抜き編みをします。
5段め・・・となりのくさり編み2目の台の目を束にとり引き抜き編みをし、くさり編み3目で立ち上がり、同じ台の目を束にとり長編み2目を編みます。
となりのくさり編み2目の台の目を束にとり長編みを3目を編み、次のくさり編み5目の台の目を束にとり長編みを3目・くさり編み3目・長編み3目を編みます。
くさり編み2目の台の目を束にとり長編み3目を編み・・・と編み図に従い最終目まで繰り返し編みます。
最終目まで編んだら立ち上がりのくさり編み3目めに引き抜き編みをします。
6段め・・・くさり編み3目て立ち上がり、1つの台の目に長編み1目ずつ編んでいきます。
くさり編み3目の台の目は束にとり、長編み3目・くさり編み3目・長編み3目を編みます。
1つの台の目に長編み1目ずつ・・・と編み図に従い繰り返し最終目まで編み、立ち上がりのくさり編み3目めに引き抜き編みをします。
糸処理をして四角(スクエア)モチーフの完成です。
同じようにしてモチーフを編み、12枚準備しておきます。
モチーフつなぎのミニバッグの作り方
モチーフ12枚を準備したらミニバッグの制作に入ります。
材料
マテリアルコード・レース糸#20
手順1 バッグの底を編みます
くさり編み25目のつくり目からわ編で編み始め、増やし目しながら編み9段めは100目になります。
側面はレース糸に切り替え1段めを増やし目しながら150目編みます。
- 編み図
底部分
底側面
底部分の糸はマテリアルコードを使用しました。
マテリアルコードにすることによって底が強化され物を入れた時の型崩れを防げます。
マテリアルコードが手に入りにくい場合は、ナイロンコードやラフィアなど編んだ時強度が増す素材を選ぶなどして代用してみましょう。
型崩れなど気にならない場合はレース糸で編んでも構いませんが、底部分は多少強度がほしいのでレース糸で編む場合は#20の二本どりをおすすめします。
- 編み方
くさり編み25目から編み始め、くさり編み1目で立ち上がり細編みを編み図の指示に従い増やし目しながら“わ編み”をしていきます。
9段めまで編んだら、レース糸に切り替えます。
1段め・・・細編み1目・細編み2目編み入れを繰り返し増やし目しながら編んでいきます。
2段め以降は細編み1目ずつを編み図の指示に従い編み、6段編んだら底部分の完成です。
出来上がりサイズはマテリアルコードをかぎ針3/0を使用して編んだ場合です。
他の素材を使用する際は、編み目の数などを調節しながら出来上がりサイズに近づけて編むようにしましょう。
手順2 モチーフをつなぎ合わせバッグの本体を作ります
四角(スクエア)モチーフを12枚編み、引き抜き編みをしてつなぎ合わせる引き抜きはぎをしながら本体を仕上げていきます。
四角(スクエア)モチーフのつなぎ方は他に、巻きかがりはぎ・細編みはぎなどがあります。
- 編み図
全体図
拡大図
- モチーフのつなぎ方
まずは横列をはぎ合わせていきます。
モチーフ2枚のコーナーを合わせて束にとり引き抜き編みをします。
コーナーのくさり編み(1目めの長編みの手前のくさり編み)を半目ずつすくい、引き抜き編みをします。
半目をすくう時は、モチーフ同士に近いほうの半目をすくいます。
引き抜き編みした状態です。
モチーフを外表に合わせて1目めの長編みの頭を半目ずつすくい引き抜き編みをします。
これを繰り返し、最終目のコーナーくさり編み3目の真ん中まで編みます。
1モチーフの辺をすくう目数は25目です。
新たなモチーフ2枚を、つなぎ合わせたモチーフにつないでいきます。
コーナーの3目あるくさり編みの真ん中の目を半目ずつすくい引き抜き編みをします。
引き抜き編みをした状態です。
同じように繰り返し半目ずつすくいながら25目を引き抜き編みします。
横2列つなぎ合わせ終わりました。
その後も繰り返し引き抜き編みをし、12枚・横6列のモチーフをつなぎ合わせ終わりました。
次に縦列をつなぎ合わせていきます。
半目ずつすくって引き抜き編みをしながら24目まで編んだら、横列のコーナー25目め(縦列のコーナー1目め)はとばし縦列のコーナー2目めから同じように繰り返し編んでいきます。
縦列1モチーフのすくう辺は24目となります。
縦列もすべてつなぎ合わせ終わりました。
手順3 底と本体をつなぎ合わせます
底に本体を細編みで編みつなげていきます。
- 編み図
つなぎ合わせ簡略図
拡大図
側面間略図
- 底と本体のつなぎ方
底の側面の編み終わり目から12目戻り糸をつけ、くさり編み1目で立ち上がり細編みを編みます。
その際、底の台の目と一緒にモチーフのコーナーを束にとり細編みを編みます。
続けて底の次の台の目に移り、再度一緒にモチーフのコーナーを束にとり細編みを編みます。
次からは底・モチーフともに台の目を一緒にすくい細編みを編みつないでいきます。
24目めはモチーフ側はコーナーになるので束にとり、細編みをしてつなぎ合わせます。
25目めも同じ要領で編みつなぎ合わせます。
同じように繰り返し最終目まで編み、立ち上がりの細編みの頭に引き抜き編みをします。
引き抜き編みをしたら糸は切らずに本体部分の側面をつなげていきます。
本体の縦列をつなぎ合わせた要領で、引き抜きはぎをし、糸は切らずにつないだままにししておきます。
手順4 バッグのふち編みをします
バックのふちと持ち手でキャミソールのようなレース飾り編みをしていきます。
- 編み図
- 編み方
縦列をつなぎ合わせてきた糸をそのまま使用します。
1段め・・・右となりのモチーフのコーナーを束にとり引き抜き編みをし、くさり編み1目で立ち上がり左側モチーフのコーナと細編みを2目一緒を編みます。
その後は長編みの台の目に1目ずつ細編みを編みモチーフのコーナーまできたら束にとり細編み1目を編みます。
次にコーナーを束にとり、となりのモチーフのコーナーと細編みを2目一緒を編みます。
同じように繰り返し編み1段編み終えたら、立ち上がり目の頭に引き抜き編みをし、2段めも編み図の指示に従い編みます。
最終目まで編み終えたら立ち上がり目の頭に引き抜き編みをします。
3段め・・・くさり編み1目で立ち上がり細編み1目・くさり編み3目を編みます。
台の目を2つとばした3目めの台の目に長編みを1目編みます。
くさり編み3目を編み、台の目を2目とばした3目めの台の目に細編み1目を編みます。
くさり編み3目・台の目をとばして長編み・・・というように繰り返し最終目まで編み、立ち上がりの頭に引き抜き編みをします。
4段め・・・3目の長編みの玉編みで立ち上がります。
立ち上がりの時の玉編みは、くさり編み3目と同じ台の目に長編み2目で玉編みを編みます。
3目の長編みの玉編みを編んだら続けてくさり編み3目を編み、長編みの頭に細編みを編みます。
玉編みの詳しい編み方はこちらを参考にして下さい。
続けてくさり編み3目を編み、細編みの頭に3目の長編みの玉編み・くさり編み3目・長編みの頭に細編みを編みます。
同じように繰り返し最終目まで編み、玉編みの頭に引き抜き編みをします。
編み図に従い繰り返し編み、最終段8段めまで編み、立ち上がりの頭に引き抜き編みをしたら糸は切らずにしておきます。
手順5 持ち手を編みます
ふち編みから続けて持ち手部分を編んでいきます。
- 持ち手全体図
- 編み図
持ち手つなぎ合わせ部分拡大図
- 編み方
1段め・・・編み地を裏返しし、くさり編み1目で立ち上がり細編み・くさり編み3目と編み図の指示に従い往復編みで編んでいきます。
編み図どおりに4段めまで編みます。
5段め・・・くさり編み1目で立ち上がり細編み1目・くさり編み3目・長編み1目・くさり編み3目を2回繰り返し細編み1目を編みます。
6段め・・・編み図の指示に従い往復編みで15段編みます。
もう片側の持ち手を編み地の裏側から編み始めます。
編み地を裏返しし、左端から玉編み3つめの頭に引き抜き編みをして糸をつけます。
1段め・・・くさり編み1目で立ち上がり細編み1目・くさり編み3目 と編み図の指示に従い往復編みで15段編みます。
反対側の持ち手を編み地の裏側から編んでいきます。
側面モチーフのとなりの玉編みの頭に引き抜き編みをして糸をつけ、同じように繰り返し編んで片方の持ち手を編み上げます。
この時糸は切らないでおきます。
片方の持ち手を編み終えたら反対側の持ち手とつなぎ合わせていきます。
糸が付いた状態の持ち手側で3目長編みの玉編み(立ち上がりくさり編み3目含む)を編み、反対側の持ち手の細編みの頭を引き抜き編みします。
続けてくさり編み3目・長編みの頭に細編み1目・くさり編み3目を編みます。
次に細編みの頭に3目長編みの玉編みを1目編んだら反対側の持ち手の細編みの頭に引き抜き編みをし、繰り返し最終目まで編みます。
両面の持ち手がつながりました。
残りの持ち手も同じようにして編み、反対側の持ち手とつなぎ合わせます。
糸処理は、手順ごと・最後にまとめてとどちらでも構いませんが、忘れずに行いましょう。
キャミソールみたいなミニバッグの出来上がりです☆
レース編みのモチーフで花は?作り方を紹介!
ここでは花のモチーフを使った作品を作り方とともにご紹介していきます。
花のモチーフはいろいろなタイプがありますが、今回は大きめのモチーフを1枚ずつ使ってルームシューズを作っていきます♪
花モチーフの編み方
“わ”のつくり目から細編みを12目で編み始めます。
- 編み図
- 編み方
1段め・・・”わ”のつくり目から細編みを12目編み引き締め、立ち上がり目の頭に引き抜き編みをします。
2段め・・・くさり編み1目で立ち上がり細編み1目・くさり編み3目を編みます。
次の台の目に細編み1目・くさり編み3目と繰り返し最終目の細編み1目まで編みます。
続けてくさり編み1目を編み立ち上がり目の頭に中長編みを編みます。
3段め・・・くさり編み3目で立ち上がり続けてくさり編み3目を編み、となりのループの台の目を束にとり長編みを1目編みます。
同じように、くさり編み3目・ループを束にとり長編み1目を繰り返し最終目の長編み1目まで編みます。
長編みを編んだらくさり編み1目を編み、立ち上がりくさり編み3目めに中長編みを編みます。
4段め・・・くさり編み1目で立ち上がり中長編みの台の目を束にとり細編み2目を編みます。
次にとなりのループの台の目を束にとり細編み2目・くさり編み3目を編みます。
同じように繰り返し最終目の細編み2目まで編んだら、くさり編み1目を編み立ち上がり目の頭に中長編みを編みます。
5段め・・・くさり編み3目で立ち上がり、中長編みの台の目を束にとり長編み3目を編みます。
となりのループの台の目を束にとり長編みを7目編みます。
同じように繰り返し最終目まで編んだら立ち上がり目と同じループに長編み3目を編み、立ち上がりのくさり編み3目めに引き抜き編みをします。
6段め・・・くさり編み3目で立ち上がりとなりの台の目に長編み1目を編みます。
次にとなりと、そのとなりの台の目に長編みの2目一緒・くさり編み2目を編みます。
となりの長編み7目の台の目に移り、長編みの2目一緒・長編み1目・長編み1目・長編み1目・長編みの2目一緒・くさり編み2目を編み、同じように最終目まで繰り返し編みます。
最終目の長編み1目を編んだら立ち上がりのくさり編み3目めに引き抜き編みをします。
長編みの2目一緒の編み方はこちらを参考にして下さい。
説明してある編み方は長編みの3目一緒ですが、編み方の要領としては同じになります。
7段め・・・編み終わりの目の頭に引き抜き編みをして1目戻ります。
くさり編み3目の立ち上がり目をあわせて長編み3目一緒を編みます。
続けてくさり編み2目を編み、長編み2目一緒の台の目に細編みを1目編みます。
次にくさり編み2目の台の目に細編み1目・くさり編み3目・細編み1目を編み、となりの長編み2目一緒の台の目に細編み1目・くさり編み2目を編みます。
その後も同じように長編みの3目一緒を編み・・・と繰り返し最終目まで編みます。
くさり編み2目を編んだら、立ち上がりの長編みの3目一緒の頭に引き抜き編みをします。
8段め・・・くさり編み1目で立ち上がり細編み1目・くさり編み5目を編み、くさり編み3目のループの台の目に細編み1目を編みます。
続けてくさり編み5目・長編み3目一緒の台の目に細編み1目・くさり編み5目・・・と同じように繰り返し最終目まで編み、立ち上がり目の頭に引き抜き編みをします。
糸処理をして花モチーフの完成です。
もう1枚花モチーフを編み、全部で2枚準備します。
花モチーフ使いのルームシューズの作り方
花モチーフ2枚を準備したらルームシューズを作っていきます。
材料
刺し子糸・レース糸#20
手順1 底部分を編みます。
今回は刺し子糸を使用し、かぎ針2/0で底部分を編みます。
レース糸#20より若干太めで滑りにくいので選びました。
コットンの毛糸を使用しても構いませんが、編む時は編み図のサイズに近づけるように目数を調節しながら編みましょう。
- 編み図
ルームシューズのサイズは23cmです。
+0.5cmごとに2~3目、目数を増やしてつくり目を編み自分の足のサイズに合わせます。
- 編み方
くさり編み50目でつくり目をし、編み図の指示に従い増やし目をしながら編みます。
わ編みでつくり目をひろうときは、裏山をひろうやり方でひろうとひろい目が目立ちません。
今回はつくり目目数も多めなので裏山からひろって編んでいきます。
つくり目くさり編み裏側の山になっている部分をすくいます。
くさり編みを表から見た図です。
裏山をすくい細編みを編みます。
裏山をすくい細編み10目編み終わったところです。
つくり目の編み始めまで編んだら増やし目しわ編みしながら引き返し、2段め以降も編み図の指示に従い編んでいきます。
わ編みで編む編み方はこちらを参考にして下さい。
手順2 側面を編みます。
底部分に目を増減しながら側面を編んでいきます。
- 編み図
つまさき側面
かかと側面
- 編み方
編み図の指示に従いつける箇所に糸をつけ、くさり編み1目で立ち上がり1段めは細編みの*すじ編みを編みます。
すじ編みを編むと、台の目の手前側の半目が浮いてすじのように見え、側面や切り替えし部分の区別がつきやすくなります。
2段めからは通常の細編みに戻り、編み図に従い増やし目・減らし目をし細編みを繰り返し編んでいきます。
上から見た底と側面で、左側がかかと・右側がつま先になります。
折りたたんで横から見た底と側面です。
手順3 モチーフを側面につけ甲の部分を仕上げます。
花モチーフと底側面をつなぎ合わせていきます。
- 編み図
- 編み方
1段め・・・レース糸に切り替え、編み図の指示に従いつける箇所に糸をつけくさり編み1目で立ち上がり細編みを編みます。
増減なく細編みを繰り返し編み、立ち上がり目の頭に引き抜き編みをします。
2段め・・・半周目・立ち上がり目の反対側まで細編みを編みます。
花のモチーフのループ1つを束にとり、引き抜き編みをします。
側面と花モチーフが引き抜き編みでつながりました。
次に細編みを3目編みます。
4目めの細編みを編んだら花モチーフの2つめのループを束にとり引く抜き編みをします。
同じように細編み3目・4目の細編みの後に花モチーフのループを引き抜き編みと繰り返し14ループまで編みます。
14ループまで編んだら続けて細編み4目を編み立ち上がり目の頭に引き抜き編みをします。
3段め・・・くさり編み1目で立ち上がり細編みを編んでいき、モチーフ1つめのループを引き抜き編みした目の4目手前の目まで細編みを編み、ループを束にとり引き抜き編みをします。
続けてそのループに細編みを4目編みます。
次のループを束にとり細編み7目を編み、これを繰り返し9ループまで編んでいきます。
10ループめは細編みを4目編み、立ち上がり目の頭に引き抜き編みをします。
糸処理をし片方も同じ要領で編み終えたら、ルームシューズの完成です☆
甲の部分にお花があしらわれていてとても可憐な印象のルームシューズです☆
今回のまとめ
今回は、レース編みのモチーフで作れるものや四角(スクエア型)モチーフ作品の作り方・花モチーフ作品の作り方のご紹介などを画像とともに取り上げました。
そのことにより、モチーフつなぎだけではないモチーフ作品もたくさんあるということも分かっていただけたことでしょう。
ご紹介したミニバッグやルームシューズはモチーフの枚数も少なめで作りやすいので、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか☆
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