この記事では、brother(ブラザー)の刺繍ミシンについて、特徴から基本的な使い方、刺繍データなどについて紹介していきます。
ブラザーは言わずと知れた世界で親しまれているミシンのトップメーカーです。
そんなブラザーのミシンについてあなたはどれくらい知っていますか?
刺繍ミシンを買おうか迷っているあなたも、どこの刺繍ミシンがいいのかなと悩んでいるあなたも、特徴や使い方を把握することで、きっと刺繍ミシンが欲しくなりますよ♪
あなたのミシン刺繍にチャレンジしたい気持ちの後押しになれば嬉しいです。
ぜひ参考にしてくださいね。
刺繍ミシンでブラザーは?どんな特徴?
ここでは、ブラザーの刺繍ミシンについて特徴を説明していきます。
ブラザーとは、brotherと表記されるブラザー工業株式会社のことです。
愛知県名古屋に本社を構え、ミシンの他にもプリンターなどを幅広く生産している電器機器メーカーです。
https://handmeid.tokyo/embroidery-sewiw…e-recommendation/
ブラザーは、ミシンについて常に新しい機能やサービスを開発し続けています。
- タッチパネル搭載ミシン
- キャラクターコラボミシン
- 刺しゅうデータのダウンロードサービス
- 刺しゅうデータ作成ソフトの開発販売
- ミシン教室の開催
- ミシンで作るアイテムのレシピや型紙公開、手作り情報サイトの運営
これらの機能やサービスの一部は他社でもやっていますが、全てをカバーしているのはブラザーだけです。
ブラザーのミシンは常に最先端をいっているので、ブラザーのミシンを見れば時代のトレンドがわかります。
ブラザーの刺繍ミシン全機種がわかりやすくマップにまとめられています。
また、ミシン選びのポイントや作りたい物からオススメのミシンを教えてくれるサービスもあります。
ブラザーの最高級刺繍ミシン・Innovis(イノヴィス) VF1には、こんな機能も搭載されています♪
- センサー機能
センサーペンでタッチするだけで思い通りの場所、方向に刺しゅう模様が入れられます。刺しゅうの位置合わせが「簡単」、「正確」、「手早く」なりました。
- LEDポインター付刺しゅう押え
針の落ちる位置をLEDポインターで確認することができるので、スタート時に便利です。
- オートマチック糸通し
糸通しのわずらわしさを解消しました。ボタンを押すだけで、針穴まで糸を通してくれます。
- カラー液晶タッチパネル
LEDバックライト付きのTFT液晶パネルを採用し、とても見やすくなりました。模様の選択や調整、刺しゅうの編集なども画面に触れるだけです。
- 刺しゅう編集・拡縮機能
組み合わせ機能
ワンポイントと枠模様、文字など内蔵模様や刺しゅうカードとの組み合わせや記憶が簡単にできます。
レイアウト機能
枠の範囲内なら液晶画面を見ながら思い通りの位置に模様を移動できます。
回転機能
模様や文字を90度、10度、1度ごとに回転して向きを変えられます。
文字配列設定機能
文字の配列を水平や斜め円弧などに設定することができます。
その他の機能
文字・枠模様の大きさを50段階前後で変更できます。
文字以外の内蔵模様は左右反転できます。
文字の間隔を広げたり、詰めたりすることができます。
ひらがな、カタカナ、漢字のたてがき/よこがきの変更ができます。
刺しゅう模様拡縮機能
模様のサイズはタッチパネルに触れるだけで拡大縮小できます。
内蔵模様は90%~120%の範囲で無段階に変更できます。
「もう少し大きく・・、もう少し小さかったら・・」の声に応えます。
最新機能を見てもわかる通り、従来のミシンでは考えられないような便利な機能がどんどん開発されていて、その最先端を常に行っているのがブラザーの刺繍ミシンなのです。
刺繍ミシンを選ぶ時に、自分がどの機能までを必要としているのかを見極めましょう。
便利な機能がたくさんあるからこそ、あなたがどこまでの機能を求めるのかを把握しておく必要があります。
あなたが必要としない機能が付いている刺繍ミシンを買っても、お金を無駄にしてしまうだけです。
入門タイプから高機能タイプまでたくさんのミシンを製造しているブラザーなら、きっとあなたにぴったりの刺繍ミシンが見つけられるはずです!!
ブラザーは刺繍サイズや機能別にたくさんのミシンを製造しているので、他社よりも選択肢が多いのも大きな特徴です。
だからこそ、グレード別に選択肢があるのは嬉しいです。
https://handmeid.tokyo/embroidery-sewiwgmachine-used/
ブラザーの刺繍ミシンの使い方は?基本的な手順は?
ブラザーにはたくさんの刺繍ミシンがありますが、そもそも刺繍ミシンって使いこなすのが難しそうですよね…。
私も以前は「ミシン刺繍はすんなりうまくできる気がしない」なんてネガティブなイメージを持っていました。
私と同じように感じているあなたのために、ここではブラザーの刺繍ミシンの基本的な使い方について簡単に紹介していきます。
今回例に挙げるミシンは、parie(パリエ)という機種の刺繍ミシンです。
写真引用:brother
ブラザーの刺繍ミシンの中でも、シンプルでミシン刺繍初心者にも扱いやすい基本の刺繍ミシンです。
では、刺繍をする時の手順を説明していきますね♪
⑴ 針・糸・刺しゅう機などをセットします。
実用縫いをする時と刺繍をする時では、各所のセッティングが微妙に変わります。
普通に縫っている時の設定のままでは刺繍はできません!
ミシン用語では、普通に縫うことを「実用縫い」や「通常縫い」と呼びます。
説明書などにも出てくる言葉なので覚えておきましょう。
画像引用:brother サポート
①押えの取り付け :刺繍専用の押え金具を取り付けます。
画像引用:brother サポート
②針の取り替え :刺繍をする時は「11番」の針を使います。
③刺しゅう機の取り付け :キャリッジの部分は押さずに、刺しゅう機を本体にセットします。
画像引用:brother サポート
④下糸のセット :刺繍用の下糸をボビンに巻いてセットします。
画像引用:brother サポート
⑤布地の準備 :布地を刺しゅう枠に張ります。
画像引用:brother サポート
⑥刺しゅう枠の取り付け :布を張った刺しゅう枠を刺しゅう機にセットします。
画像引用:brother サポート
⑦刺繍模様の選択 :電源を入れて、タッチパネル上で刺繍模様を選びます。
画像引用:brother サポート
⑧レイアウトの確認 :刺繍の大きさと位置をタッチパネル上で確認をします。
画像引用:brother サポート
⑨上糸のセット :模様に合わせた上糸をセットします。
画像引用:brother サポート
手刺繍の時にも登場した接着芯を布地に貼っておくと綺麗に仕上がります。
https://handmeid.tokyo/embroidery-fusibleinterfacing/
⑵ 模様を刺繍していきます。
2色以上使う刺繍模様は一色ごとに糸色を手動で取り替えていく必要があります。
一色ごとに刺繍していきます。
液晶画面上に選択した刺繍模様で使う刺繍糸が表示されます。
画像引用:brother サポート
必要な刺繍糸を準備して、上糸・下糸(ボビン)を準備して本体にセットして、スタートスイッチを押します。
画像引用:brother サポート
1色目の刺繍が終わると自動的にミシンも止まり、自動糸切りを設定しておけば、糸も自動的に切れます。
1色目の刺繍が終わったら、2色目の刺繍糸をセットしてスタートします。
3色目以降も同じ作業を繰り返します。
紹介した2つの工程だけでミシン刺繍の完成です!!
一つ一つの作業は決して難しくありません。
全ての作業を漏れなくきちんとこなしていけば、あとはミシンが綺麗な刺繍を仕上げてくれます。
「ミシン刺繍って難しそう…」なんて思っていたあなたも、これなら気軽にチャレンジできそうですよね♪
今回紹介したparieには「かんたん操作ガイド(刺しゅうの準備)」という資料もあります。
こちらでは刺しゅうをする時の準備方法が簡単にまとめられています。
ぜひこちらも合わせて参考にしてください。
ブラザーの刺繍ミシンを購入する前に、ぜひブラザーソーイングカレッジに申し込んでみてください。
- 1回完結コース
ミシンに触れて作品作りを体験!
1回の講習で1つの作品を制作し、ご自宅に持って帰っていただけます。
またミシンを使ったことの無い初心者さんから、テクニックを学びたい方にもオススメのコースです。
- ミシンテクニックコース
全4回の教室に通い、じっくりとミシンのテクニックを学びスキルアップしたい方にオススメのコースです。
アクセサリーを駆使してのミシンテクニックや編集刺しゅう、ボーダー刺しゅうなどミシン刺しゅうの可能性を学べるコースです。
- クイックキルトコース
全4回の教室に通い、ミシンキルトの基礎を学べるコースです。
ミシンキルトは100年以上もの歴史があります。
実用性・装飾性・保温性などの特長を生かした合理的なミシンキルトはさまざまな手作りに応用されています。
ミシンキルトの基礎知識と基本デザインを学び、ぜひ一度お試しください。
ブラザーの刺繍ミシンのデータって?どうすればいいの?
ここまではブラザーの刺繍ミシンについて、使い方などを詳しく説明してきましたが、刺繍模様のデータにはどんなものがあるのでしょうか?
ここでは、ブラザーの刺繍ミシンに対応している模様データについて、種類や特徴を解説していきます。
ミシンに内蔵されているデータは?
ブラザーの刺繍ミシンには、56種類から224種類の刺繍模様データが内蔵されています。(2019年5月現在)
そのデザインは、ワンポイントからヴィンテージ柄、和風柄などバラエティーに富んでいて、機種によってはキャラクターの刺繍模様も入っています。
https://handmeid.tokyo/embroidery-sewiw…er-disney-costco/
内蔵されている文字のフォントで個性を出せますし、機種によっては内蔵されている複数の模様を組み合わせることもできます。
内蔵されたデータだけでもこんなに素敵な刺繍作品が作れちゃいます!!
別売りカードやダウンロードするデータは?
ブラザーの刺繍ミシンは、本体に内蔵された刺繍模様のデータに、さらにデザインを追加することができます。
「刺しゅうカード」とは?
一つ目の方法は「刺しゅうカード」を追加購入することです。
様々なテイストの刺繍模様のデータがUSBメモリーに収められています。
刺しゅうカード/USBメモリーとは?
刺しゅうカード/USBメモリーは、ブラザーの刺しゅう用ミシンで縫うことが出来る刺しゅうデータが入った製品です。
引用:brother
そのデザインは豊富で、キャラクターデザインからレース刺繍、立体刺繍用のカードも販売されています。
この刺しゅうカードを手に入れれば、またグンと刺繍模様のレパートリーが増えて楽しいです♪
「Heart Stiches」とは?
二つ目の方法は、専用サイト「Heart Stiches」から必要なデザインデータだけをダウンロードする方法です。
この方法なら、好きなデザインデータだけを個別に買うことができるので、経済的です。
また、期間限定で無料ダウンロードできるデータもあったりするので、内蔵データでは物足りない場合にも常に新しいデータで刺繍することができるんです!
Heart Stichesにはキャラクター刺しゅう・デザイン刺しゅう・プレミアム刺しゅう合わせて3000種類以上のデータが販売されています。
USBポートのないミシンの場合は、別途「刺しゅうPRO」(刺しゅうデザイン用PCソフト)か「ハートステッチズDL」(ダウンロードしたデータを専用カードに保存するキット)が必要になります。
オリジナルのデータを作るには?
ブラザーでは、刺繍模様データの編集ソフトも製造販売しています。
それが「刺しゅうPRO」です!
主な機能は下記の通りです。
- 手描きなどの原画を取り込んで、刺繍データに変換できる。
- 写真も自動補正して刺繍データに変換できる。
- クロスステッチ用の刺繍データも自動で作れる。
- 同じ原画でも様々なステッチを使い分けて風合いを変えられる。
- 充実したフォント数に対応していて、文字編集も可能。
このソフトさえあれば、完全オリジナルの刺繍データも自分で楽しむことができます。
https://handmeid.tokyo/embroidery-shisy…o-howtouse-works/
「刺しゅうPRO」以外にも、フリーソフトもあります。
パソコン操作が得意な人はぜひチャレンジしてみてください。
https://handmeid.tokyo/embroidery-software-free-data/
今回のまとめ
今回は、brother(ブラザー)の刺繍ミシンについて、特徴から基本的な使い方、刺繍データなどについて紹介してきました。
ブラザーの刺繍ミシンは、他メーカーのどこよりも「至れり尽くせり」です。
本体の性能はもちろん、その他のサポートサービスもとても充実していて、刺繍模様の豊富さは一番です!
つまり、ブラザーの刺繍ミシンなら、パソコンが苦手なあなたでも十分楽しめますし、パソコン操作が得意なあなたなら専用ソフトでどんどんオリジナル刺繍が作れちゃいます。
こんな魅力的なブラザーの刺繍ミシン、ぜひ試してみてください♪
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