この記事では、刺繍の基本から練習方法や、オススメの動画等についてご紹介していきます。
刺繍って、ステッチさえ覚えれば自己流でもできちゃいそうですよね?
私も以前はそう思っていました。
でも…意外に刺繍をきれいに仕上げるのって難しいんです!
でも心配しないでください!
きちんと基本を抑え、コツをつかむことでグンと仕上がりがきれいになりますよ♪
あなたが刺繍の基本を知りたい場合は、こちらの記事を参考に実践してみてくださいね☆
刺繍の基本は?押さえておくべきポイントとは?
では、刺繍を始めたい時に何に気をつければいいでしょうか?
ここでは刺繍を始める時のポイントについて紹介します。
イニシャルなどのワンポイント刺繍から挑戦しよう☆
既製のシンプルなハンカチやポーチでも、ワンポイント刺繍を入れるだけで立派なハンドメイド作品になります!
刺繍初心者のあなたは、シンプルなステッチでも可愛く見えるワンポイント刺繍がオススメ!
子供がいる人は、子供の体操着や巾着袋に刺繍で名前を入れれば、洗濯を繰り返しても消えたりしないから実用的です。
もちろん、いきなりチャコペンなどで文字を書いて刺繍してもいいですが、おしゃれに仕上げたい時はWordなどで好きなフォントで名前を書いてから、出力して布に転写しましょう!
個人的に使うものでしたら、フリーフォントを使ってオリジナリティを出してみるのもいいかもしれませんね♪
図案の大きさにもよりますが、小さめの図案の場合は、25番刺繍糸の場合2〜4本の糸で刺していきましょう。
特に、イニシャル刺繍の場合
アウトラインステッチ
チェーンステッチ
サテンステッチ
の3通りのステッチを覚えればかなり可愛く仕上がります。
文字をくっきりはっきり表現したい時は「アウトラインステッチ」、目立ちすぎずさりげなく仕上げたい時は「チェーンステッチ」がオススメです!
ただ、チェーンステッチは慣れるまで綺麗に仕上げるのが難しいので、始めは「アウトラインステッチ」で糸の本数を変えて、線の太さや強弱を変えてみましょう!
「サテンステッチ」は、塗りつぶすような文字を表現する時に使います。
↓は私が、他の人と同じがイヤなので作った母子手帳カバーです!
最近のマイブームは、万年筆で書いたような筆記体英字でイニシャルを入れる事です♪
写真はチェーンステッチで文字を埋めてみました。
気持ちを穏やかにしてずっと同じ力加減で刺そう!
クロスステッチにしてもフランス刺繍にしても、一目一目を丁寧に刺していくことが基本です。
適当に刺していくと、全体が仕上がった時にどうしても綺麗になりません。
一目一目、完成形を想像しながら刺していきましょう。
…といっても、
肩をバキバキに張りながら緊張して刺繍をしても全然楽しくありません。
私も少々完璧主義(笑)のところがあり、少し糸の力加減が均等にならなかったら全部やり直していたりしました…
でも、刺繍って仕上がりはもちろん大事ですが、その過程を楽しむことも大事だと思うんです。
なので、見えない布の裏側などはあまり気にせず、途中までやって仕上がりが気に入らなければ、一度解いてまたやりなおそう!
という位の気持ちで刺繍を楽しみましょう。
糸はねじらず引っ張りすぎない
刺繍の仕上がりを綺麗に見せるコツは、ずばり糸をまっすぐ通すこと!
せっかく時間をかけて刺していっても、ところどころ糸がねじれていると均一感がなくなり、汚い仕上がりになってしまいます。
一目一目糸がねじれていないか確認して、ねじれている場合は修正しましょう。
このひと手間でグッと作品の仕上がりに差がでます。
もう一つのコツは、糸を引っ張りすぎないことです。
一目一目しっかり糸を引っ張ってたるみがないように仕上げたくなってしまいますが、そうすると仕上がりが歪んでしまいます。
「ふんわりゆったり」を心がけましょう。
ただし、洋服など引っ掛けてしまいやすそうな部分に刺繍をする場合は、「ふんわりゆったり」を控えめに、力加減を調整しましょう。
刺繍の基本 練習の仕方を紹介!
せっかく刺繍を始めるなら、きちんと上手に刺せるようになってから作品を作りたいですよね!
ここでは刺繍の練習方法を紹介します。
基本のステッチを繰り返す
私の場合、どうしてもすぐに可愛いウェルカムボードを刺繍で作りたくて、ろくに練習もしないで作品作りを始めてしまい、大失敗をしました・・・
そこで私が色々と調べて辿りついたのがこの本!
刺繍作家・立川一美さんの著書です。
フランス刺繍だけではなく、クロス刺繍やスペイン刺繍についても書かれています。
ワンポイント刺繍の図案や各種ステッチの方法がとてもわかりやすいので、今でもとても重宝しています。
とりあえずこの本に書いてある図案だけをひたすら何回も刺して練習しました。
ワンポイント刺繍といっても、色々な種類のステッチを使うように考えられているので、とても練習になります。
3回ずつくらい刺繍した頃には、力加減なども感覚としてわかるようになってきました。
この本に限らず、自分で見やすかったり可愛いと思った図案を何度も繰り返すことで、刺繍のスキルは絶対に上がっていきます。
いろんな作家さんの図案を試してみる
どなたも好きなテイストってありますよね?
刺繍作家さんも同じで、チェーンステッチが好きな人、サテンステッチが好きな人…
作家さんによって傾向が分かれています。
同じ作家さんの作品ばかり参考にしていると、どうしてもステッチに得意不得意ができてしまいます。
そうすると、自分自身の作品の幅も狭まってしまいます。
なので、是非色々な刺繍作家さんの作品を参考にして練習しましょう。
刺繍友達を作ろう!
刺繍はどうしても一人で黙々と進める作業になりがちですが、せっかくなら製作途中の悩みや完成の喜びをシェアできる刺繍友達を作りましょう。
最近では個人レッスンやワークショップの他に「刺繍カフェ」なる集まりもあります!
作品を制作進行中、
はじめたばっかりの刺繍続かなくて放置している…
初心者ではじめたばっかりだけど、もっと刺繍を楽しみたい!
刺繍の話ができるお友達がほしい!
そんなみなさん。
ご自分の材料や刺繍キットを持ち寄って、
みんなでカフェで刺繍を楽しみませんか?
こんな感じの会を友達同士で気軽にできたら素敵だよね♪
刺繍の練習布って?どういうもの?
刺繍が上達する練習方法やポイントについて紹介してきましたが、では具体的にステッチを練習するための練習布ってどういうものなのでしょうか?
ここでは、刺繍の練習布について詳しく説明していきます。
刺繍の練習布を使った練習には大きく分けて2種類があります。
- 刺繍しやすい布に自分で好きなようにステッチ練習をする
- 専用の練習布を購入してステッチ練習をする
今回は2つ目に挙げた「専用の練習布を購入してステッチ練習をする」について説明していきます。
一般的に手芸店やオンラインショップえ販売されている刺繍の練習布には共通した特徴があります。
- 薄すぎず、厚すぎない。
- 織り目の密度が詰まっている。
- 白、もしくは薄い色。
薄い生地は、ステッチの力加減が難しく、練習には適しません。
刺繍初心者だとどうしてもステッチを刺す時に糸を引っ張ってしまいがちで、そういった場合薄い生地だと段々歪んできてしまいます。
逆に分厚い生地を使うと、針を刺す時に力が必要になり、指が疲れて練習がたくさんできません。
100均でも売っているようなコットン生地で練習は十分です!
お気に入りの布は、作品を作る時にとっておきましょう♪
生地の厚さも重要なポイントですが、織り目の密度にも注意しなくてはいけません。
ガーゼやリネンのように、織り目の密度が低い布も刺繍には適しません。
細かいステッチの練習はできないですし、薄い生地同様ステッチをたくさんしているうちに歪んできます。
また、練習布を選ぶポイントとしては、柄物や濃い色の布は避けましょう!
できれば、白っぽい布地を選び、色は濃い色で練習すると仕上がりが分かりやすく練習になりますよ♪
刺繍の基本の動画でおすすめはコレ!
最近はどんなハンドメイドでもかなりの量の動画がアップされてますよね。
ここでは、刺繍に関する動画を色々見て、「わかりやすい!」と思ったサイトを紹介します。
動画がたくさんありすぎて初心者の私には何を見たらいいかわかりません…
確かに、色々な作家さんが刺繍に関する動画をあげていて、基本について紹介している動画がどれかわかりづらいよね。
今回は基本のステッチについてわかりやすく説明している動画を紹介しよう!
手作りタウン(日本ヴォーグ社)
別の記事でも紹介した「手作りタウン」です。
色々なサイトを見てもやっぱりここが一番わかりやすいです!
基本の各種ステッチが写真付きで一覧になっていて、気になるステッチをクリックすると動画説明に飛びます。
動画もとてもシンプルな構成になっていて、基本的なステッチの仕方を知りたい人にはオススメです!
サイトはこちら ↓↓↓
HandiWorks
海外の各種ハンドメイドについて解説しているサイトです。
このサイトの中にHand Embroidery for Beginners というシリーズの動画があります。
ここでは刺繍の道具についてや基本のステッチはもちろん、各ステッチのバリエーションが幾つも紹介されています。
私がいいな!と思ったポイントは、ステッチをある程度連続して見せてくれることです。
他のサイトではステッチの方法を2〜3目で終えてしまう動画がほとんどですが、このサイトは5目以上連続して見せてくれるのでイメージがしやすかったです。
基本のステッチを復習したい時や、基本のステッチだけでは物足りなくなった時にオススメです!
ステッチのレパートリーがグッと増えますよ♪
ちなみに、英語がわからなくても全く問題ありません。
動画は音楽とステッチの映像のみです。
サイトはこちら ↓↓↓
基本の道具編(Hand embroidery for beginners – Part 1 | HandiWorks #51)
図案の転写の仕方(Beginners Embroidery – Part 4 | Transfer an Embroidery Pattern | HandiWorks #62)
基本のステッチ1(Hand Embroidery for Beginners – Part 2 | 10 Basic Stitches | HandiWorks #52)
基本のステッチ2(Hand Embroidery for Beginners – Part 5 | 10 Basic Stitches | HandiWorks #69)
英語が苦手な方でもわかりやすいと思うので、是非一度見てみてね♪
今回のまとめ
今回は、刺繍の基本から練習方法や、オススメの動画等についてご紹介しました。
刺繍は楽しくて手軽に挑戦できるハンドメイドです。
ストレスが溜まってイライラした時や、悩み事があってモヤモヤしている時に、刺繍をするとスーッとリラックスできると思います。
可愛い刺繍作家さんの書籍もたくさん販売されていますので、色々見てみると楽しいですよ!
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