かぎ針編みで作れる簡単な小物といえば、コースターがあげられます。
しかし一口に四角といっても、色使いやモチーフなどによって印象ががらりと変わります。
色々な作り方をマスターして、自分の好みにぴったりな四角いコースターを編んだり、プレゼントにしてみたいですよね。
今回はかぎ針編みのコースターの中から、四角いコースターについてくわしくご紹介します。
どんなモチーフがあるのか、編み方についてもくわしくご紹介しますのでコースター作りの参考にどうぞ。
かぎ針編みのコースターで四角の作品は?

まずは四角いコースターにはどんな作品があるのか知っておきたいですよね。
どんな編み方があるのか、作品を見ながらくわしく解説するね。
四角いコースターのバリエーションについてくわしくご紹介します。
- プレーンな四角いコースター

同じ編み目を繰り返し、みっちりと編み目の詰まった四角いコースターが作れます。
1色で作ったり、様々な色の組み合わせで作ることもあります。
また毛糸の種類を変えると印象が変わるので、プレーンですが味わい深いコースターに仕上がるのが特徴です。
余った布の切れ端でタグを作って縫い付けると、まるでお店で売っているコースターのようになります。
- 四角いモチーフのコースター

細編みをドット絵の要領で編んで行くと、絵柄が入った四角いコースターができあがります。
また模様編みで四角いモチーフのコースターにもできます。
- 四角と丸の組み合わせ
中心部分をプレーンな四角で編み、その周辺を円で囲むという編み方もあります。
ちょっと変則的ですが、基本的な編み方を組み合わせてまるで上級者が編んだような手の込んだ雰囲気のコースターが完成します。
かぎ編みの四角モチーフにはどんなものがある?

かぎ針で編める四角モチーフの種類についてくわしくご紹介します。
四角いコースターのモチーフ編みにチャレンジするときの参考にどうぞ。
往復編み
往復編みは一段毎に裏表をひっくり返し、常に右から左へと一定方向に向かって編み進めていく方法です。
四角い目の詰まったモチーフを編むときに多く使用される編み方になります。

単調な往復編みでも、使用する毛糸の色を変えるだけで模様ができます。
こちらの編み図は水色で塗ってある長編み部分だけ、別の色で編んだコースターです。
ぐるぐる編み
中心に毛糸で輪を作り、輪を芯のようにして反時計回りに編み進めていく編み方です。
円の編み方と同じですが、編み進めるうちに四隅に角ができてきます。
レース模様の四角いモチーフによく利用される編み方です。
往復編みとぐるぐる編みの方法についてくわしくはこちらの記事を参考にどうぞ。
方眼編み

長編みと鎖編みの組み合わせて、はしごレースのように仕上げていきます。
コースターは水滴をキャッチするので、隙間が多い方眼編みよりも、目の詰まったタイプの方眼編みの方がよく合います。
上の写真の編み図はこちらです。

鎖編みと長編みの組み合わせですので、初心者でも簡単に好きなモチーフを編めます。
方眼編みの編み方についてくわしく解説している動画がありますので、参考にご覧下さい。
参考URL:「方眼編みの編み方:かぎ編みの基本 How to Crochet」の動画はこちら
投稿者:Crochet and Knitting Japan
再生時間:8分25秒
字幕つきで丁寧に方眼編みについて解説した動画です。
針と糸を用意して、一緒に編み進めると理解しやすくなります。
模様編み
スタークロッシェや松編みなど、様々な模様編みで四角いモチーフを編んでコースターにできます。
編む面積が狭いので、模様編みの練習にもちょうどいいです。
模様編みの編み方についてくわしくはこちらの記事を参考にどうぞ。
参考URL:「かぎ針の模様編みって?種類は?簡単なものも紹介!」の記事はこちら
かぎ編みで四角の編み方のポイントは?

かぎ針編みで四角を編むには様々な編み方があります。
初心者がきれいに編むにはどうすれば良いのでしょうか。
かぎ針編みで四角をきれいに編むポイントは3つあります。
どんな方法か詳しくご紹介しますので、参考にご覧下さい。
仕上げにアイロン掛けで形を整える
四角いコースターを編むと、どんなに力加減に気をつけていてもフチが反り返りやすくなります。
そのため最後に仕上げアイロンをかけると形をきれいに整えることができます。
仕上げアイロンのかけ方は次の通りです。
1.出来上がったコースターの形をさっと整える
2.アイロン台などにコースターを置き、2㎝ほど話してアイロンをかける
蒸気の力だけで十分見た目は整います。
スチームをまんべんなく吹きかけるようにしましょう。
強い力でアイロンを押し当てると編み目が潰れてしまいます。
3.そのまま冷やす
きっちりと形を整えたい場合は、アイロンをかける前にスプレーのりを吹きかけ、まち針で形を固定しておくといいでしょう。
正しい力加減で編んだ四角のコースターは、まち針で固定しなくてもきれいに形は整います。
糸端の始末をきちんと行う
往復編みやぐるぐる編みなど様々な編み方がありますが、いずれも糸端の始末で仕上がりが変わります。
最後まで丁寧に処理すると仕上がりのきれいさが違います。
編み目の数をきちんと数える
きれいな四角の形を保つためには、一番下の段と一番上の段の編み目数がそろっていることが重要になります。
編み目の数が違うと、台形になったり途中が凹んでしまったりします。
「きちんと編んだつもりだけど両端がガタガタになる」という場合もあるかと思いますが、かぎ針編みの特性上編み始めと編み終わりで段差ができやすくなってしまいます。
周囲を最後にぐるりと細編みや引き抜き編みで囲っておくと、穴などを隠すことができるのできれいに仕上がります。
今回のまとめ
今回はかぎ針編みのコースターの中から、四角いコースターについてくわしくご紹介しました。
四角いコースターには次のような種類の作品があります。
- プレーンな四角いコースター
- 四角いモチーフのコースター
- 四角と丸の組み合わせ
またどんなモチーフがあるのか、編み方についてもくわしくご紹介しました。
四角いモチーフには次のような編み方があります。
- 往復編み
- ぐるぐる編み
- 方眼編み
- 模様編み
さらに四角の編み方のポイントについてもご紹介しました。
次の3点に注意して編むときれいな四角の形を保つことができます。
- 仕上げにアイロン掛けで形を整える
- 糸端の始末をきちんと行う
- 編み目の数をきちんと数える
コースター作りの参考にどうぞ。
コメントを投稿するにはログインしてください。