この記事では、かぎ針編みで輪編みする時の立上りや増し目・減らし目の仕方・輪の綴じ方をご紹介していきます。
具体的に1つの作品を例に、立上り方から綴じ方までを一連の流れで写真画像と共に解説しています。
この機会にしっかりとマスターしていきましょう♫
かぎ針編みの輪編み 立ち上りはどうするの?
かぎ針編みの輪編みには、“わ”の作り目から始める方法(円)と・作り目を輪にして始める方法(筒状)があります。
どちらも立上り方は同じなので、今回は“わ”の作り目から始める方法(円)を用いてニットボールを編みながら解説していきます。
○ニットボールを編んでみましょう
毛糸・かぎ針・手芸用綿・とじ針・糸切りハサミ
○”わ”の作り目から細編み6目で編み始めます(1段め)
1目の細編みの頭に引き抜き編みをします。
↓
くさり編み1目で立ち上ります。
立上り目は、細編み=1目・中長編み=2目・長編み=3目となります
“わ”の作り目から始める方法(円)についてはこちらを参照してください
かぎ針編みの輪 増し目の方法は?
立上り目を編んだら増し目(細編み2目編み入れる)をしながら編んでいきます。
○増し目をしながら編む
立上り目の根本・前段の目に細編みを編みます。
↓
同じ前段の目に再度細編みを編みます。(細編み2目編み入れる)
↓
同じようにして最終目の6目めまで編みます。
↓
1目の細編みの頭に引き抜き編みをします。
細編み12目となりました
くさり編み1目で立上り、細編みを1目編みます。
↓
2目めの前段の頭に「細編み2目編み入れる」をします。
↓
同じように、細編み1目・「細編み2目編み入れる」を繰り返し最終目まで編みます。
↓
1目の細編みの頭に引き抜き編みをします。(細編み18目)
○増減なしで編む
4段め くさり編み1目で立上り、細編みを1目編みます。
↓
残り17目に細編みを1目ずつ編み、引き抜き編みをします。(細編み18目)
↓
5段・6段めも同じようにして編みます。(細編み18目)
増し目をしながら2/3まで編めました。
輪編みの立上り目を斜行せずまっすぐ編みたい場合はこちらを参照してください
かぎ針編みの輪 減らし目の方法は?
ここからは減らし目(細編み2目一度)をしながらニットボールを完成させていきます。
○減らし目をしながら編む
くさり編み1目で立上り、細編みを1目編みます。
↓
前段2目めの頭にかぎ針を入れ糸を引き抜きます。
↓
そのままかぎ針に糸をかけたまま、前段3目めの頭にかぎ針を入れ糸を引き抜きます。
↓
かぎ針に3ループかかっている状態でかぎ針に糸をかけ3ループ一緒に引き抜きます。(細編み2目一度)
↓
同じように細編み1目・「細編み2目一度」を繰り返して最終目まで編みます。
↓
1目の細編みの頭に引き抜き編みをします。(細編み12目)
8段めを編む前に、手芸用綿を本体にいれておきます
くさり編み1目で立上り、前段1目めと2目めで「細編み2目一度」を編みます。
↓
同じように「細編み2目一度」を編みながら最終目まで編み、1目の細編みの頭に引き抜き編みをします。(細編み6目)
減らし目をしながら編み、作り目数と同じ6目となりました。
かぎ針編みの輪の綴じ方はどうするの?
最後に編み目をしぼり止めで綴じていきます。
○糸を30cmほど残して切り、とじ針に糸を通します。
1目めの細編みの頭・手前側半目に外側の下からとじ針を入れます。
↓
糸を通したら、となりの頭にうつり手前側半目の下からとじ針を通します。
↓
手順に従い⑥まで終わりました。
↓
すべての目に糸が通ったら糸を引き締めます。(手順⑦)
最終段の目がきれいに綴じられました。
↓
糸処理をしていきます。
とじ針に糸を通したまま、5目めをすくい糸を通します。
↓
次に4・3目めと、とじ針を入れ糸を通します。
↓
糸が出てきた真下の段にとじ針を入れ2目すくい糸を通し、余分な糸をカットします。
↓
しぼり止めの糸処理が終わりました。
これでニットボールの完成です☆
今回は細編みの増し目・減らし目を中心に解説してきました。
長編みの増し目・減らし目の仕方はこちらを参照してください
かぎ針編みの輪編み ニットボールで基本を学ぼう☆
今回は、かぎ針編みで輪編みする時の立上りや増やし目・減らし目の仕方・輪の綴じ方をご紹介しました。
ニットボールを例に輪編みの立上りから綴じ方まで順を追って解説しました。
1つの作品で立上り方・増し目・減らし目の仕方・綴じ方を用いたのでより具体的にわかって頂けたことでしょう♪
コメントを投稿するにはログインしてください。