この記事では、かぎ針編みの編み方できつくなる原因・まっすぐに編めない原因と対策についてご紹介します。
せっかく覚えた細編みや長編みだけど、編み目がきつすぎたり編地が歪んだりできれいに編めないとお悩みの方!
そのお悩み一挙解決します☆
かぎ針編みの編み方で気をつけることは?
ここでは、かぎ針編みの編み方で気をつけるべきポイントをご紹介します。
いつも同じ力加減を心がける
かぎ針編みは何度でもやり直しができるのがメリットの1つですが、やり直す度に編む力加減が変わると均一な編み目になりません。
また1つの作品を仕上げるために何日かにわたって作業を行う場合も、力加減が変わりやすくなるので注意が必要です。
いつも同じ力加減で編むように意識しながら編みましょう
編み目の数をきちんと数える
編地が歪んでしまう原因の1つに、編み図より「編み目が多い」「編み目が少ない」という点が挙げられます。
かぎ針編みに慣れないうちは、段数ごとに編み図と照らし合わせながらきちんと編み目の数を管理しながら編むことが必要です。
立ち上がり目や区切りの目数に段数マーカーを活用するなどして編み進めましょう
かぎ針編みがきつくなる原因と対策を紹介!
ここでは、編み目ががきつくなってしまう原因と対策を解説していきましょう☆
編み目がきつくなってしまう原因と対策
かぎ針の編み目には足(柱)と呼ばれる部分と頭と呼ばれている部分があります。
足の部分の長さは、編む時にかぎ針をかけて糸を引き出す時の長さになります。
この引き出す糸の長さが短すぎると、足が短くなり高さが出ないため編み目の見た目がきつくなってしまうのです。
引き出す糸の長さは、編み目の立ち上がり目の高さにそろえて編みましょう。
細編み | 立ち上がり1目 | 1目の高さにそろえて糸を引き出す |
中長編み | 立ち上がり2目 | 2目の高さまで糸を持ち上げるように引き出す |
長編み | 立ち上がり3目 | 3回の引き出し(引き抜き)で3目の高さにくるように調整する |
長編みの引き出し例
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1回めの引き抜きで立ち上がり3目めまで糸を持ち上げる感じにします。
完全に3目めまでの高さにならなくても大丈夫です
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2回めの引き抜きでほぼ立ち上がり3目の高さに合わせます。
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3回めの引き抜きで立ち上がり3目の高さに完全にそろえます。
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立ち上がり目と長編みの高さがそろってきれいな編地になっています。
右手にかぎ針をもってかぎ針編みを行う場合、もう片方の左手で毛糸をもちますが、毛糸の送り出し方に問題があると手や指先に力が入りすぎ、編み目がきつくなってしまいます。
糸の送り出し方は正しい糸の持ち方をマスターしていれば自然と適度な糸の張り具合(テンション)になるので、きれいに編むことが出来ます。
また、ある一定のテンションを意識しながら編むことでスムーズに編み進めます。
毛糸の正しい持ち方
右手で糸端を持ち、左手の小指の手の甲側(薬指との間)から手前に糸を出します。
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糸をくすり指・中指の手のひら側を通し、中指と人差し指の間にはさみ手の甲側に出します。
↓
人差し指にかけて糸端を手のひら側におろします。
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右手で持っていたところを親指と中指でつまむように持ち、人差し指をたてて糸をピンと張ります。
糸をひき、糸端を10cmくらい残し作り目を編み始めます。
市販されている毛糸のラベルには、それぞれ「○号」と使用するのに適したかぎ針のサイズが明記されています。
この指定されたかぎ針の号数より小さい号数のかぎ針を使って編むと、編み地はきつめの仕上がりになってしまいます。
基本的に指定されている号数で編むことがベストです。
号数があっていても編み目がきつくなる場合は、かぎ針の号数を1・2号太い号数に変えてみましょう。
自分の手の加減に合わせて号数を選択することが大事です。
かぎ針編みでまっすぐ編めない原因と対策を紹介!
編地が歪んで編み目がそろっていない・まっすぐに編めていないことにも原因があります。
ここではその原因と対策について解説していきます。
編地をまっすぐに編めない原因と対策
一定のテンション(糸の張り)で編まないと編み目がきつくなったりゆるくなったりして編地が歪んでしまいます。
糸をかけてあるほうの指で糸の張りを調節し、糸を引き抜きやすい位置で意識的に指を固定します。
この時、親指と中指で台の目の付近をしっかりと抑えておきましょう。
糸をかけている指を立てると糸が張り、親指側に倒すと糸がゆるみます。
微調整しながら糸の状態を確認しましょう。
極端に指を動かすとテンションが乱れ、糸を一定に引き抜くことができなくなります。
編み目の頭の大きさがそろっていないと幅が一定しないためデコボコとした編地になり、結果まっすぐに編めません。
引き抜いた目を出来上がった長編みの頭の大きさと同じくらいにします。
↓
次の長編みを編むときに、この目の大きさが変わらないように注意をしながら編んでいきます。
糸をかける時にどうしても目の大きさが変わってしまうような場合は、頭のすぐ下付近を親指と中指で抑え、糸をかけます。
台の目にかぎ針を入れる時に親指と中指を台の目付近に移動し抑え直しましょう。
編み目を編む時の糸の引き出し加減が一定していないため高さがそろわず編地が歪んでしまいます。
立ち上がり目の高さに糸を引き出すことを意識的にしていきます。
1目1目意識し引き出して編んでいくと自然に高さがそろいます。
お悩み解決!慣れるまでは意識を集中して編み進めよう☆
今回はかぎ針編みの編み方できつくなる原因・まっすぐに編めない原因と対策についてご紹介しました。
原因を解説し、その対策についての方法を写真画像とともに分かりやすく説明してきたのでお悩みも解決したことでしょう☆
どれも基本となることなので、意識的に気を配りながら編み進めていきましょう♫
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