今回の記事では、かぎ針編みの水筒カバーについて、さらに編み図や編み方についてもご紹介していきます。
もしあなたがかぎ針編みの水筒カバーについて興味がある場合は、ぜひ読み進めて下さい。
使い捨てグッズの見直しが広がり、節約意識からもマイボトルを持参する人が増えていますが、水滴や衝撃から守るために水筒カバーが欲しいと感じることはありませんか。
市販品の水筒カバーだと、気に入ったデザインでぴったりサイズのものを探し出すのはなかなか難しいものです。
しかし自分でかぎ針編みで作る水筒カバーなら、簡単にちょうど良いサイズとデザインのものを用意できます。
自作の水筒カバーがあると、ますます水筒を持ち歩くのが楽しくなりますよ。
ぜひ今回の記事を参考にして、かぎ針編みの水筒カバーにチャレンジしてみて下さい。
Contents
かぎ針編みの水筒カバーにはどんな作品がある?

かぎ針編みの水筒カバーには様々なタイプがあります。
かぎ針編みの水筒カバーは大まかに分けると次のような2種類に分けられます。
バッグタイプ
底のある筒状のかぎ針編みのカゴに取っ手を付け、水筒を入れるタイプの水筒カバーです。
取っ手を長めに編めば、ポシェットのように肩掛けすることもできます。
子どもが公園で遊ぶときに持ち歩く水筒カバーにぴったりです。
水筒ケースの作品例
参考URL:作り方の解説サイトはこちら
細編みだけで簡単に作れるバッグタイプの水筒カバーの編み方を解説しています。
市販のレースなどを利用して、とても可愛らしくデコレーションすることができます。
巾着タイプ

上部にある紐を開け閉めして水筒を収納するタイプの水筒カバーです。
きちんと口が締まるので、バッグの中で水筒がカバーから逃げていくということもありません。
しっかりとしたホールド感が人気です。
のちほど詳しい編み方について解説していきます。
水筒カバーの編み図を紹介!

水筒カバーは筒編みができるようになれば作れるようになるので、「編めるのは2つか3ッツの編み目くらい」というかぎ針編み初心者にも難易度が高くない作品です。
筒編みについてくわしくはこちらを参考にどうぞ。
参考URL:筒編みの編み方解説記事はこちら
まずは公開されている編み図を参考にして編んでみよう。
水筒カバーの無料編み図を厳選して3点、ご紹介します。
肩掛けできる水筒カバー
植木鉢カバーのような形をした水筒カバーは、保温性や保冷性はありませんが、取っ手が持ちやすいので手軽に持ち運びできるのが魅力です。
簡単に編める肩掛け可能な水筒カバーの編み図が公開されていますので、ご紹介します。
かぎ針編みの水筒カバーケースの編み方、編み図
編み図はこちらです
参考URL:水筒カバーの編み図はこちら
編み方について詳しい解説はこちらを参考にどうぞ。
参考URL:編み方解説サイトはこちら
こちらのサイトではたこ糸を使用して編んでいます。
もちろんたこ糸の代わりにレース糸を使用して編むこともできます。
長編みと細編みの組み合わせで編むシンプルな水筒カバーですので、自分の好きなモチーフを編んで飾ってもオリジナル作品に仕上がって楽しめます。
パプコーン編みの水筒カバー
長編みだけで水筒カバーを編むことができますが、どうせなら立体的な模様を入れたいという方にはパプコーン編みを取り入れた水筒カバーがおすすめです。
無料の編み図がPDF形式で公開されていますのでご紹介します。
ハート模様のペットボトルカバー
参考URL:無料の編み図はこちら
高さ13.5㎝の小さめの水筒にぴったりのカバーです。
側面にハート模様が浮かび上がりますので、色違いでたくさん編みたくなるかわいい水筒カバーが仕上がります。
レース模様の水筒カバー
アクリル毛糸などを使用して水滴をしっかりキャッチする水筒カバーを作ることもできますが、見た目を重視したい方にはレース糸で編む水筒カバーもおすすめです。
レース編みの無料編み図がPDFで公開されていますので、ご紹介します。
レース編み出しの哺乳瓶ケース
参考URL:ほ乳瓶ケースの編み図はこちら
ほ乳瓶ケースの編み図ですが、ポットボトルほどの太さの水筒にカバーにも使用できます。
レース糸を使って編むので仕上がりがロマンティックな雰囲気になるので、ガーリーな雑貨好きさんにおすすめです。
水筒カバーの編み方を解説!

水筒カバーの編み方は、まず円形モチーフで底の部分を編み、そのまま側面を筒編みで編んでいき、最後に縁飾りを編めば完成します。
ただ円形モチーフや側面にどんな模様を選ぶのか、縁飾りの方法など様々なアレンジの仕方があります。
今回は中長編みの玉編みと鎖編みで編める、ぷっくりとした質感が可愛らしい水筒カバーの編み方についてくわしく解説します。
様々な水筒カバーの編み方に応用できますので、ぜひ参考にして下さい。
今回編む水筒カバーの編み図はこちらです。
底の部分の編み図です

側面部分の編み図です

使用したのは100円ショップで購入した毛糸2玉です。

かぎ針は4号を使用しました。
大きなサイズのかぎ針を使用した方が編む段数が少なくても広い面積をカバーできますので、慣れたら自分で好きなかぎ針を使って編む段数を調整してみて下さい。
それではくわしく編み方を見ていきましょう。
底の編み方
底の部分は3段構成になっています。
一段目
1.毛糸で輪を作る
2.立ち上がりの鎖目を2目編み、中長編みの3目玉編みを編む

↓
中長編みの3目玉編みを編む

↓
未完成の中長編み3目分を一気に引き抜く

3.鎖目を2目編む

4.中長編みの4目玉編みを編み、鎖目2目×5回
玉編みが6つ編めたところ

5.最初の玉編みの頭に引き抜き編みを行う
毛糸の端を引っ張り、円に形を整えてから引き抜き編みを行う

↓
一段目ができたところ

2段目
1.1段目2の工程で編んだ鎖目に対して引き抜き編みを行い、立ち上がりの鎖目を2目編んで中長編みの3目玉編み

↓
立ち上がりの鎖目を編む

↓
玉編みを編む

2.鎖目2目編み
3.1で編んだ玉編みの隣の鎖目に対して中長編みの4目玉編み、鎖目2目×11回

前の段で編んだ鎖目2目に対して中長編みを2目入れていく
4.最初に編んだ玉編みの頭に引き抜き編み
3段目
1.鎖目2目で立ち上がり、中長編みの3目玉編みを編んで鎖目1目
2.中長編みの4目玉編み、鎖目1目×23回
2段目同様に、前の段の鎖目2目の部分に玉編みが2つ入るようにして編み進めると均等な形の円になる
3.最初に編んだ玉編みに引き抜き編み

3段目の玉編みが全部で24目あるかどうかチェックする。
数が多すぎたり少なすぎたりした場合、どこかで間違って編んでいるので側面に入る前に編み直す。
側面の編み方
底の部分から続けて側面を編んでいきます。
底は中心から徐々に編み目の数を増やしましたが、側面は筒状にするため全ての段の編み目数をそろえる必要があります。
1.立ち上がりの鎖目を2目編み、中長編みの3目玉編みを編んで鎖目1目

↓

2.中長編みの4目玉編み、鎖目1目×23回
一段編んだところ

3.1~2の工程で合計24目の玉編みを全部で25段編む
25段編んだところ

4.引き抜き編みのあと、立ち上がりの鎖目を編み同じ位置に細編み1目

5.鎖目2目

6.隣の鎖目に細編み1目、鎖目2目×23回
鎖目にかぎ針をくぐらせて、

↓
細編み1目

7.最初に編んだ位置に引き抜き編みを行う

8.立ち上がりの鎖目1目、同じ位置に細編み1目

9.鎖目を5目編み、前の段の細編みを1つ飛ばしてとなりの編み目に細編み×23回
鎖目5目を編む

↓
細編みを編む

10.鎖目2目を編んだら最初の立ち上がりの鎖目に対して長編みを1目編む

↓
長編みを1目編む

11.8~10の工程をあと2段編む

↓
ぐるりと編んだところ

12.縁飾りを編む
立ち上がり2目の中長編みの飾り編み、細編み1目でぐるりと囲んでいく

↓
鎖目を編んだら中長編み1目編む

↓
細編み

↓
連続して同じように編んで行く

13.毛糸の端を始末する

仕上げ
1.側面の24段目にリボンを通す

編み図の水色の部分がリボンを通す位置

リボンの代わりに鎖編みで編んだ毛糸を使用したり、好みのひもでもOKです。
今回のまとめ
今回の記事では、かぎ針編みの水筒カバーについて、さらに編み図や編み方についてもご紹介していきました。
水筒カバーには、大まかに分けて次のようなタイプがあります。
- バッグタイプ
- 巾着タイプ
また無料で利用できる水筒カバーの編み図を厳選して3点ご紹介しました。
さらに巾着タイプの水筒カバーの編み方について写真付きでくわしく解説しました。
ぜひ今回の記事を参考にして、かぎ針編みの水筒カバーにチャレンジしてみて下さい。