今回の記事では、かぎ針編みのリースにはどんなものがあるのか、編み図はどんなものがあるのか、さらに作り方はどうなっているのかについてもくわしく解説していきます。
もしあなたがかぎ針編みのリースについて興味がある場合は、ぜひ読み進めて下さい。
玄関や壁を季節ごとに素敵に彩るリースの作品がかぎ針編みで簡単に出来あがります。
初心者にとって練習にもちょうど良く、もっと難しい編みぐるみにチャレンジするための技法もマスターできますよ。
Contents
かぎ針編みのリースにはどんなものがある?

そもそもリースとは花や葉っぱ、果物などの植物を輪っかにして作られる装飾品全般を指します。
クリスマスシーズンになると玄関や壁に飾られるクリスマスリースから、最近流行の大人の花冠まで様々なリースがあります。
かぎ針で編めるリースにも、同じように様々な形やデザインがあり、インテリアのアクセントになる装飾性の高さが人気です。
難しい決まりはないから、自由な発想で作れるのが魅力なんだよ。
一体かぎ針編みにはどんなリースがあるのかご紹介します。
- 平面に編むリース

輪編みを応用して編むリースです。
輪編みの編み方について、くわしくはこちらの記事を参考にご覧下さい。
参考URL:「かぎ針編みの輪で作れるものは?編み方の基本は?コツについても」の記事はこちら
- 立体的に編むリース

ドーナツ状に編んだ輪っか状のリースです。
中心にワタなどの詰め物をするため、立体的に見えます。
タイヤのチューブのようなフォルムのものもあれば、ボール状態のものを針金などの芯に通して輪っかに形作るフォルムのものまで、立体的なリースにもさらに種類があります。
かぎ針のリース 編み図は?

様々な形があるかぎ針編みで作るリースですが、編み図にも様々なパターンがあります。
どんな編み図があるのか、厳選して3点ご紹介します。
リング状態に編むリース

ドーナツのように編んでいくタイプのリースです。
編み図はこのようになります。

後ほど、詳しい作り方をご紹介します。
慣れたら自分で段数を調整して、好みのサイズに仕上げたりアレンジがしやすい編み図でもあるんだ。
ニットボールで作るリース
アクセサリーとしても人気のニットボールですが、つなげてリング状にすると素敵なリースになります。
ニットボールの簡単な編み図と編み方について、詳しくはこちらのサイトを参考にどうぞ。
参考URL:「ニットボールの編み図と編み方」の解説サイトはこちら
平面で編むドイリーのようなリース
輪を中心に編み進める平面のリースにも様々な編み方があります。
少しの毛糸でさっと作れる簡単な編み図を無料で公開しているサイトがありますので、ご紹介します。
参考にどうぞ。
リースストラップ(本体)の作り方
参考URL:「平面編みのリース」の編み図はこちらのサイトをご覧下さい
編み図は異なりますが、平面で編むリースの編む方について分かりやすく解説している動画がありますので、輪編みについてもう少しくわしく知りたい場合は参考にご覧下さい。
- crochet christmas mini wreath かぎ針編み ミニリースの編み方
参考URL:「crochet christmas mini wreath かぎ針編み ミニリースの編み方
」の動画はこちら
投稿者:AmiaMikancl Crochet
再生時間:8分56秒
クリスマスオーナメントの編み方となっていますが、配色を変えれば四季折々のニュアンスを表現するリースを編むことができます。
かぎ針のリース 作り方は?

先ほどご紹介した、リング状態に編むリースの作り方をくわしく解説します。
まず、編み図の読み方を解説します。
全部で36段あります。

最初に作り目として鎖目を14目編みます。
作り目を輪につないだら、立ち上がりの鎖目を1目編んで作り目に対して中長編みを4目、細編みを6目、中長編みを4目の順に編みます。
最後に立ち上がりの鎖目に対して引き抜き編みを行います。
これで1段終わりですので、次の段に移ります。
あとは同じ工程をあと35回繰り返し、途中でワタを詰めながらすすんで最後に両端をつなぎ合わせれば完成です。
ただし2段目以降は畝編みという編み方に変わります。
それではもう少しくわしく作り方を見ていきましょう。

今回使用した毛糸は並太40gと、かぎ針は4号です。
100円ショップで購入できる毛糸で、1玉あればリースを編むのに十分な量です。
1.作り目として鎖目を14目編む

2.作り目を輪につなぐ

↓
引き抜き編みで輪に繋ぐ

鎖目が途中で反転してしまうと、全体がねじれて2段目以降が編めなくなる。
きちんと形を整えてから輪につなぐ。
3.立ち上がりの鎖目を1目編む

通常であれば中長編みの立ち上がりは2目だが、穴が空くのを防ぐために1目の鎖目で立ち上がる
4.作り目に対して中長編みを4目編む

↓
中長編みを1目編んだところ

↓
そのまま中長編みを4目編みます

5.作り目に対して細編みを6目編む

6.作り目に対して中長編みを4目編む

7.立ち上がりの鎖目に対して引き抜き編みを入れ、一段完成

8.3~7の工程をあと35回繰り返す
2段目も再び立ち上がりの鎖目1目からスタート

2段目以降は細編みと中長編みは畝編みを行う。
畝編みとは、通常前の段の編み目の頭は2本の毛糸をすくうが、裏山1本だけをすくって編んで行く技法。

写真のように、頭の2本ある毛糸のうち、奥側の編み目(裏山)にかぎ針を差し込み、編み入れていく。

編み入れなかった部分の毛糸が筋のように浮かんでみえる。
9.最後に一気にワタを詰めるのは大変なため、途中でワタを詰めながら編みすすんでいく

↓
詰めるワタの量は好みで調整する

10.最後に両端をつなぎ合わせる

↓
とじ針に毛糸の先を通したら、両端の編み目の頭を交互にすくっていく


リボンを結んだり、余った半端な毛糸で編んだモチーフを飾ったりして、自分だけのオリジナルリースを飾り付けて楽しみましょう。
今回のまとめ
今回の記事では、かぎ針編みのリースにはどんなものがあるのか、編み図はどんなものがあるのか、さらに作り方はどうなっているのかについてくわしく解説しました。
かぎ針編みのリースには、大きく分けて次の2つのようなタイプが存在します。
- 平面に編むリース
- 立体的に編むリース
また立体的なリング状に編むリースの編み図と作り方についてくわしく解説しました。
ぜひ読み進めてかぎ針編みのリース作りにお役立て下さい。