ここでは、老舗ミシンメーカー・ジャノメの刺繍ミシンについて、その特徴や価格について紹介していきます。
刺繍ミシンって高いんじゃない? なんて、なんとなく思っていませんか?
他のミシンメーカーと同様、ジャノメの刺繍ミシンにも色々なグレードの商品があります。
グレード別の製品の特徴についても詳しく解説していきますね!
刺繍ミシンの購入を考えているあなたや、すでに刺繍ミシンユーザーのあなたにもきっと新しい発見があるはずです♪
ジャノメの刺繍ミシンって?特徴は?価格は?
ミシンと言えばJANOME(ジャノメ)!と言ってもいいくらい手芸好きには知られていますよね!
ここでは、ジャノメとはどんなメーカーなのか、ジャノメ製品の特徴と合わせて解説していきます。
JANOME(ジャノメ)ってどんな会社?製品の特徴は?
JANOME(ジャノメ)とは、「蛇の目ミシン工業」の通称名です。
【蛇の目ミシン工業株式会社】
創業 :1921(大正10)年
主な事業内容:
ミシン(家庭用ミシン、ロックミシン)及び関連商品の製造ならびに販売
産業機器(エレクトロプレス、卓上ロボット、スカラロボット、インプリンター他)の製造ならびに販売
24時間風呂等の製造ならびに販売
洋裁関連商品及び学校教育教材等の販売
不動産賃貸等
引用:JANOME
本社:東京都八王子市
ジャノメは、大正時代から家庭用ミシンの国産化を成し遂げている歴史ある会社です。
実は、世界で初めて家庭用刺繍ミシンの製造販売に踏み切ったのもジャノメです。
特徴としては、専業メーカーとしての品質の高さと創業100年近いブランド力にあります。
また、パーツそれぞれのクオリティが高く、特に金属部品の鋳造精度が高いことは有名です。
金属部品の質が高いということは、「長持ちするミシン」ということになりますね♪
- 歴史があるので、製品としての安心感が大きい。
- 部品の精度が高い。
- 耐久性に優れている。
JANOME(ジャノメ)の刺繍ミシンの特徴は?価格は?
ジャノメでは、大きく分けて次の4種類のミシンを製造しています。
- 刺しゅうミシン
- 一般用ミシン
- ロックミシン
- 業務用刺しゅう機
その中でも、刺しゅうミシンは他のメーカーにも負けない歴史の長さがあり、常に改良を重ねています。
代表的な刺しゅうミシンは下の6種類です。(2019年5月時点)
- セシオ14000
- ハイパークラフト1500
- セシオ9900 Pro
- セシオ9710
- ハイパークラフト900
- メモリークラフト200E
では、それぞれ特徴を説明していきます♪
セシオ14000
画像引用:JANOME
- メーカー希望本体価格:640,000円(税抜)
- 本体サイズ:幅624×奥行262×高さ320mm(刺しゅうユニット取り付け時:幅624×奥行375×高さ320mm)
- ソーイングスペース:120×280mm
- 内蔵ステッチ数:400種類
- 刺しゅうデザイン数:350種類
- 最大刺しゅうサイズ:230×300mm
家庭用刺繍ミシンの中ではトップクラスに盛りだくさんな機能のミシンです。
大きなタッチパネルで操作もしやすく、ソーイングスペースも広いので縫える作品を選びません!
イラストや文字などの基本的な刺繍はもちろん、毛糸を使った刺しゅう(カウチング刺しゅう)もこなしてくれます♪
また、様々な生地厚にも対応でき、キルトを縫うこともできます。
画像引用:JANOME ENJOY!ミシン
刺繍以外の一般縫いミシンとしても嬉しい機能がたくさんついています。
- スーパーオート糸通し
- らくらく下糸セット
- コンピューター自動糸調整
- 下糸残量検知
家庭用ミシンを使ったことのあるあなたなら一度は感じたことのある面倒臭い作業を、このミシンが補ってくれます!
お値段も高いですが、それだけの価値のある家庭用刺繍ミシンの最高峰です!!
セシオ9900Pro
画像引用:JANOME
- メーカー希望本体価格:395,000円(税抜)
- 本体サイズ:幅508×奥行237×高さ316mm(刺しゅうユニット取り付け時 幅508×奥行き350×高さ316mm)
- ソーイングスペース:210×120mm
- 内蔵ステッチ数:400種類
- 刺しゅうデザイン数:ミシン内蔵250種類/USBメモリ内蔵300種
先ほど紹介したセシオ14000やハイパークラフト1500よりももう少し価格が抑えられたシンプルな刺繍ミシンです。
ソーイングスペースが少し狭くなり、搭載されているステッチバリエーションや刺しゅうデザインが少なくなりますが、これでも十分刺繍のレパートリーを楽しむことができます。
刺繍ミシンの中ではお求めやすい価格で、使い方もシンプルでわかりやすいです。
一部の刺しゅうデザインは付属のUSBで取り込む必要があります。
キルトは縫うことができませんが、刺しゅうデザインや文字デザインも豊富なので、布小物を作るには十分役立つ刺繍ミシンです。
お値段と機能のバランスがよく、刺繍ミシンのスタンダード商品です。
セシオ9900Proと似た商品がセシオ9710です。
内蔵ステッチ数・200種類、刺しゅうデザイン数・ミシン内蔵176種類/USBメモリ内蔵300種とデザインのレパートリーが少なくなりますが、メーカー希望販売価格345,000円(税別)と、さらにお手軽になっています。
ハイパークラフト900
画像引用:マツモト・ミシン
- メーカー希望本体価格:280,000円(税抜)
- 本体サイズ:幅475×奥行223×高さ316mm(刺しゅうユニット取り付け時 475×336×316mm)
- 内蔵ステッチ数:200種類
- 刺しゅうデザイン数:ミシン内蔵176種類
セシオ9900Proやセシオ9710よりもさらにシンプルな機能で価格も安い刺繍ミシンです。
刺繍ミシンとしては最低限の機能を持ったミシンなので、刺繍ミシン初心者にはとてもオススメの商品です。
ただし、刺繍ミシンとしてはシンプルなので、極めたい人には段々と物足りなさを感じてしまう商品なので、購入前にはじっくり検討しましょう。
オプションで刺繍デザインコレクションUSBが販売されているよ♪
ハイパークラフト900専用の追加刺しゅうデザインコレクション(USB)も発売されています。
色々な布小物にオリジナリティを加えるために刺繍を入れたい!そんな時にはこのハイパークラフト900で十分楽しめます。
あまりお金をかけたくないけど刺繍ミシンには挑戦したい、そんな時にはオススメです。
メモリークラフト200E
画像引用:JANOME
- メーカー希望本体価格:130,000円(税抜)
- 本体サイズ:幅483×奥行295×高さ295mm
- 内蔵ステッチ数:55種類
- 刺しゅうデザイン数:なし
このミシンの一番と特徴は、内蔵されている刺しゅうデザイン極端に少ないことです。
一見、内蔵されているデザインが少ないとレパートリーが少ないのかな?と思われますが、このミシンには「カスタマイザー11000」というパソコンソフトが標準付属されているのです。
つまり、パソコンを使いこなせるのであれば、いくらでもオリジナル刺繍データを作ることができるということです。
「カスタマイザー11000」があれば、こんなことができるんです!
自分だけのオリジナル刺しゅうが作れます
刺しゅうしたい素材データをパソコンに取り込みます
- パソコン画面で編集(反転・移動・拡大・縮小・回転・変形)
- 内蔵の文字との組み合わせも自由自在!
- 自動編集機能を使えば、大きなものへのレイアウトもラクラク
- 手作りがもっともっと楽しくなります
パソコンにイラストを取り込んで刺しゅうデータに変換
加工したい画像を、いずれかの方法でパソコンに取り込みます
- 手書きのイラストをスキャン
- 市販の素材集やCD-ROMなどからデータを読み込む
- グラフィックソフトを使って、パソコン画面上にイラストを手書き
カンタンに刺しゅうデータに変換
引用:JANOME
メモリークラフト200Eは、ミシン内蔵データでは満足できないあなたや、完全オリジナル刺繍を作りたいあなたにオススメです!
カスタマイザー11000は、他の一部機種にも対応しています。
- セシオ11500SE
- セシオ11500
- セシオ11000
- ハイパークラフト12000DX
- ハイパークラフト12000
- ハイパークラフト10000
- メモリークラフト200E
内蔵データに頼らずに好きなイラストや文字を刺繍したいオリジナリティあふれるあなたなら、このメモリークラフト200Eで十分ミシン刺繍を楽しめます♪
ジャノメの刺繍ミシンの中古は?どんなものがある?
ここまではジャノメの刺繍ミシンについて詳しく説明してきましたが、正直「値段が高い…」って感じませんでしたか?
私も刺繍ミシンについて初めて調べた時、「こんなにミシンにお金はかけられないよ~(泣)」と思いました。
そこで見つけたのが中古の刺繍ミシンです!
ここでは、ジャノメの刺繍ミシンについて、中古品ではどのような商品が販売されているのかなどについて紹介していきます。
ジャノメの刺繍ミシン どのくらい安くなるの?
新品ではなかなか手を出しづらい刺繍ミシン、特にミシン刺繍をこれから始めようかと思っている時には尚更買うのをためらってしまいますよね。
そんな時には是非中古品を探してみてください!
ジャノメの刺繍ミシンは人気なので、インターネットだけでもたくさんの中古品が出回っています。
では、新品に比べてどのくらいお得な価格で販売されているのでしょうか。
ここでは楽天やメルカリなどに出品されている商品を例に挙げて紹介していきます。
中古品と一口にいっても、未使用の物から、それなりに使い込まれている物まで色々あります。
使い込まれている度合いによっても価格は変わってきます。
機種と値段だけを見るのではなく、必ずどのくらい使われたミシンなのかも確認しましょう。
例えば、先ほど紹介したセシオシリーズも中古品で出品されていました。
比較的きれいな状態の中古品はもちろん、未使用の商品もいくつか出品されていました!!
【セシオ9900】
メーカー希望販売価格
360,000円(税別)
↓
未使用
237,000円(税込・送料込み)
参考:メルカリ
【セシオ11500】
メーカー希望販売価格
420,000円(税別)
↓
使用済
86,000円(即決価格)
参考:ヤフオク
なんと!
未使用品で30%以上、使用済みの物については80%も安くなっています!!
刺繍ミシンが多く出品されているメルカリやヤフオク、楽天については、価格は出品者のさじ加減なので、「相場」というものがあまりありません。
逆に言えば、たくさん調べれば調べるほど、お得な中古品が見つかるということになります。
今回のまとめ
ここでは、老舗ミシンメーカー・ジャノメの刺繍ミシンについて、その特徴や価格について紹介してきました。
ジャノメのミシンは色々あるメーカーの中でもスタンダートな商品が多く、どなたでも使いこなしやすいです。
また、耐久性にも優れているので、丁寧に使えばお子さんの代にも引き継ぐことができるんです♪
あなたが使い込んだ刺繍ミシンをお子さんに引き継ぐなんて素敵ですよね。
ぜひ、あなたも好みにあう刺繍ミシンを探してみてください♪
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