この記事では、刺繍の仕事とはどんなものがあるのか、また仕事にした時のメリットやデメリットについて紹介していきます。
刺繍が上達すればするほど、気になってくるのが刺繍って仕事にできないのかな?ということです。
満足いく仕事はやはり披露したくなりますし、スキルが身につくとそれでお金を稼ぎたくなりますよね。
私も、刺繍がうまくなったらいつかは自宅で仕事にしたいな〜なんて夢見ることもあります。
すぐでなくてもいつか刺繍を仕事にしたいあなたもぜひ参考にしてくださいね♪
刺繍の仕事って?資格や経験はどんな感じ?
刺繍好きなら刺繍を仕事にすることは、憧れです。
でも、刺繍の仕事ってどんな風かイメージしにくいですよね。
ここではまず、刺繍の仕事に必要な資格や経験についてご説明していきます。
まず、刺繍のスキルや経験をアピールするツールとして「資格」があります。
実は日本国内だけでも、主催する団体ごとにいくつかの刺繍の資格があります。
刺繍アドバイザー、刺繍クラフトインストラクター、刺しゅうステッチインストラクター、刺しゅう師範…etc
資格ごとに特徴は異なります。
共通して言えることは、資格を取得するとアピールしにくい刺繍のスキルや経験値を明確にすることです。
資格によっては習得まで何年もかかりますので、必然的に刺繍の経験が長くなってきます。
刺繍が好き♪自分的には得意♪というだけでは、なかなか刺繍を仕事にできません。
まずは、自分のスキルの裏付けとなるような「資格」を取得しましょう!
また複数の資格を取得することで、スキルの説得力はどんどん増します。
平行して複数の資格に挑戦することも可能なので、将来的に刺繍の仕事を始めたい人は先を見据えて資格を習得しましょう。
時間とお金に余裕があれば海外留学なんて手もあります!
フランス刺繍・オートクチュール刺繍の技術で有名なのが、エコール・ルサージュです。
名高いエコール・ルサージュで学ぶことは、1世紀半以上続く情熱とつねに進化し続けるノウハウを受け継ぐこと。そして、アート刺繍のメゾンが熟知し、進化させ続けている技術を習得できるチャンスなのです。
(中略)
受講を通じて、情熱にあふれるエコール・ルサージュの講師たちは、宝のようなオートクチュール刺繍やインテリア刺繍の秘密を、受講生が自分の手で作ることによって発見できるよう指導いたします。専門家の目の前で、特別に選ばれた技術にトライできます。
引用:エコール・ルサージュHP
学校の様子を動画で見ることもできます。
気になる方は是非こちらもご覧ください!
https://youtu.be/yVlwyau647w
もちろん、刺繍未経験者もしくは資格未取得者でもできる仕事はあります。
刺繍の求人情報を見てみると、こんな仕事が具体的にありました。
- (雑貨や洋服などの工場にて)自動刺繍ミシンの操作
- (店舗やオフィスにて)刺繍デザインや販売
- フリマアプリなどでの作品販売
ただ、これらは刺繍好きがイメージするような手刺繍ではなかったり、生計を立てられるような仕事ではないことがほとんどです。
皆さんは、今自分がどのレベルにいるかを理解して、そのレベルに合った仕事に就くことを考慮してみてください。
刺繍の仕事 種類は?どんな内容なの?
では、具体的には刺繍に関する仕事ってどんなものがあるのでしょうか?
ここでは、主に手刺繍のベテランさんができる仕事の種類や内容について紹介していきます。
刺繍の資格を取得したあとは、その資格を活かして色々なことができます。
万が一資格がなかったとしても、刺繍の知識や経験を活かした仕事もあります。
- 刺繍教室を開催する、もしくは大手カルチャースクールの講師になる。
- 刺繍作家として作品を作り、展示や販売をする。
- 手芸店などで働く。
- SNSやブログなどを利用して作品を公開し、広告収入などを得る。
では、ひとつずつ詳しく説明していきます。
刺繍の講師になる
資格を取った人が一番たくさん就く仕事が、講師という仕事です。
各地カルチャースクールに所属してレッスンをしたり、自宅で刺繍を開く仕事です。
刺繍を始めとする手芸ジャンルの教室は人気が高いので、教室もたくさんあります。
つまり、自分で開業する勇気はないという場合でも、勤め先は数多くあります。
自分でやるにしても、どこかに勤めるにしても、有利になるのが資格です。
刺繍の国家資格はありませんので、単数もしくは複数の資格を持っていることで一定のスキルがあることをアピールすることができます。
また、特に個人でやる場合には、指導する人がどんな資格を持っているか?で教室に通うか判断する人も少なくありません。
「刺繍を教える」というこの仕事には、特に資格取得が必要になります。
刺繍作家になる
広い意味で言えば、今自宅で刺繍を楽しんでいるあなたも立派な「刺繍作家」です。
しかしここで言う刺繍作家とは、完全オリジナル作品を数多く作り上げ、個展を開いたり書籍にまとめたり、作品を販売したりする仕事のことです。
刺繍を突き詰めれば突き詰める程、最終目標は刺繍作家となります。
ただ、この仕事はすぐに就ける仕事ではありません!
有名な刺繍作家さんたちも、講師を経験していたり、画家やイラストレーターで活躍されていたりする人ばかりです。
ここは焦らず、コツコツと作品を作り溜めていって、個展を開いたりSNSで拡散する活動を続けましょう。
手芸店で働く
「手芸店で働く」と一言で言ってしまうと、刺繍と関係あるの?楽しいの?と思うかもしれませんが、これも立派なスキルを活かした仕事です。
大手手芸店では、店舗で各種教室を開催していたり、店員さんは皆さん手芸のベテランさんなので、商品について以外にも、作り方やコツについても熟知されています。
大手手芸店で、店員+講師+アドバイザーとして働くこともできるのです。
特に刺繍の資格が必須という訳ではありませんが、講師同様に知識と経験が必要です。
働くには、刺繍以外にも手芸全般の知識が必要となります。
ある意味、「手芸のスペシャリスト」です!
刺繍をすることが好きなのはもちろん、素敵な手芸用品が好きな人には特におすすめです。
私も、可愛い材料を見ているだけでもワクワクするので、時間に余裕ができたら挑戦してみたい仕事です。
SNSやブログで作品を公開する
最近では、SNSやブログで簡単に自分の作品をアピールすることができます。
ブロガーやインスタグラマーとして、広告収入を得ることで仕事になります。
ブログで製作過程から公表するもよし、インスタグラマーとして写真と短いコメントのみでサクサク作品を公表するもよし、自分の好みに合った方法でインターネットを上手く活用して世界へあなたの作品をアピールしていきましょう!
ただ、「仕事」として収入を得るまでには時間がかかります。
閲覧者が少ない時点では収入は発生しませんし、同じようなことを考える人は多いので、ライバルも少なくありません。
ただ、成功すればそれなりの収入を得ることができますし、副業として始めることも十分考えられます。
私も興味がありインスタグラマーについて調べてみました。
各種メディアにも取り上げられているMOYAさん。 元々は普通に事務員をしていた女性ですが、プロトラベラーとして世界中を旅して、写真や料理などをアップしているお方ですね。
2017年4月現在でフォロワー数はおよそ95,000人。インスタグラムを利用して年間600万円の収入を得ているそうです。
引用:OPEN AREA インスタグラマーの収入の真実!一般人でもカンタンに稼げる仕組みとは?
収入の額は変動があるでしょうが、元々普通の事務員さんが趣味をInstagramに挙げて生計を立てています。
ブログにしてもSNSにしても、収入源は「広告収入」となるため、安定した収入を得るまでは大変です。
しかし、コツを使えば誰でもどこでも仕事にできます。
「自分とは関係ないや」と諦めず、物は試しで挑戦してみてもいいですね。
「刺繍の仕事」と言っても、形態や特徴は様々です。
自宅で仕事がしたい、個人経営は不安、副業として始めたい…etc
それぞれ皆さんのイメージに近い仕事がきっとあります。
資格をたくさん取らなきゃ!たくさん作品を作らなきゃ!と張り切りすぎず、まずは自分の性格やペースに合った仕事から挑戦してみましょう。
刺繍を仕事にする メリットデメリットとは?
刺繍の仕事について色々と紹介してきましたが、どんな仕事にもメリットやデメリットは付き物です。
ここでは、刺繍の仕事をする上でのメリットやデメリットについて説明していきます。
刺繍の仕事をするメリットとしては、こんなことが挙げられます。
好きなことを仕事にできる
勤め人としてでも、経営者としてでも、好きなことを仕事にできるってある意味人生の最終目標ですよね。
なかなかこの目標を達成する人って少ないですが、刺繍は趣味を仕事にできる数少ないジャンルの中のひとつです!
「好きなことを仕事にする」ことは、仕事にやりがいを感じて、成功する可能性が高いです。
また、忙しかったり辛いことがあっても、頑張れます。
仕事をしながら刺繍のスキルアップができる
趣味の段階では、自分のお金で製作したり勉強しますよね?
でも仕事となると、いただいたお金で作品を作ったり、勉強することができます。
スキルアップすることで、スライド式に収入も伴ってくるので、まさに一石二鳥です!
最新のトレンドや情報が入りやすい
やはり、仕事にすると自然とこういった情報は入りやすくなってきます。
逆に言えば、今どういったデザインが流行っているのか、を知らなければなかなか仕事になりません。
トレンドや新しい技術をどんどん吸収することができるのは、やはり仕事ならではですね。
ただ、何事にもメリットにはデメリットが伴ってきます。
理想と現実の違いに気付いてしまう
自分がイメージしていた仕事と違っていると、辛くなってしまうことがあります。
また、趣味で楽しんでいた時には気付かなかった点も見つけてしまうこともあります。
好きなことだからこそ、こういった時に余計イヤになってしまうことも考えられます。
自分の作りたい物だけを作れない
刺繍が好きだから始めたはずなのに、自分の作りたい作品が作れないこともあります。
メリットにも挙げたように、仕事にするとトレンドなどを考慮した作品作りになります。
お客さんが求める作品=自分で作りたい作品ではないということです。
こだわりが強い時ほど、そのギャップに苦しんでしまいますよね。
飽きてしまう
とても辛いことですが、仕事にしてたくさん刺繍をすることで飽きてしまったりイヤになってしまうことも十分想定できます。
好きな時間に好きな物を刺繍する趣味とは違い、仕事には必ずノルマや締め切りが付きまといます。
そんな制約がある中で刺繍をしていると、好きだったはずが「もう見たくない!」となってしまうこともあります。
安定した収入が得られるまで年月がかかる
勤め人として刺繍の仕事に携わる場合は別ですが、刺繍作家や個人の教室は、まずは口コミで評判を広げていく必要があります。
つまり、口コミが広まらないとなかなか安定した収入は見込めません。
途中で諦めてしまうか、根気よく続けていけるか、そこが勝負の分かれ目ですね!
なんだか、今回は自己啓発のような内容になってしまいましたが、人から言われないと気付かないこともありますよね。
趣味だったことを仕事にするって、好きなことだからこそあまり深く考えずに突っ走ってしまいがちです。
そんな勢いももちろん大切です!
しかし、目標達成に必要な知識やスキルを理解して趣味を仕事にしてみましょう。
セルフコーチングを意識してみよう!そうすることで、目標達成がより近づくよ。
うまくまとまったコラムがあったので紹介します。
セルフコーチングに興味がある方は是非ご覧ください。
今回のまとめ
みなさん、いかがでしたでしょうか?
今回は、刺繍の仕事とはどんなものがあるのか、また仕事にした時のメリットやデメリットについて紹介してきました。
刺繍好きならいつかは刺繍を仕事にできたらいいな、と思いますよね?
現に私もそうです。
いい点も悪い点もご説明しましたので、やってみたい!と思ったり、ちょっとな…と思ったり、皆さん感想は色々でしょう。
でも、忘れないでください!
大事なことは刺繍を続けることです!
いきなり息込んで慌てて収入に繋げようと頑張ってしまうと、刺繍が嫌いになってしまいます。
それでは私も悲しいです…。
ぜひ、みなさんじっくりご自分のイメージを固めてから刺繍のお仕事にチャレンジしてみましょう!
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