幼稚園や小学校で、また地域のイベントで開催されることが多いのがバザーです。
各家庭の不要品を持ち寄って販売することが多いですが、ハンドメイド作品を出品することも多いですよね。
それにバザーで販売されるハンドメイド作品は根強い人気があります。
なぜでしょうか。
今回はハンドメイドのバザーについて、人気の理由やおすすめ雑貨をくわしくご紹介します。
バザーに出品するときの参考にどうぞ。
作ってみたくなるものばかりだから参考にしてね。
ハンドメイドのバザーとは?どんな感じなの?
バザーはフリーマーケットのようなもので、主に新品未使用品や不要品を販売する場です。
フリーマーケットと大きく違う点は、バザーは慈善事業など公共性の高い事物に関わる資金を集めることを目的とすることです。
幼稚園や小学校で開催されるバザーは主に教育に関する資金を集めること、地域で開催されるバザーは寄付や地域振興のための費用を集めることを目的に開催されています。
バザーの代わりに不用品回収を行うところもあります。
各家庭から提供される不要品ですが、最近ではお中元やお歳暮をあまり贈り合わないことや、売れ残り品の処分が大変という問題があります。
そのため場所によっては市販品ではなくハンドメイド作品を提供するところもあります。
バザーではハンドメイド作品や各家庭の不要品を集めた販売コーナーの他、屋台やゲーム大会なども開催されて、ちょっとしたお祭りのようなにぎやかな雰囲気に包まれます。
また幼稚園や学校で開催されるバザーは関係者だけではなく、地域の人々にも開放されることがあり多くの人で賑わいます。
慈善事業のため商品は店頭価格より安いとあって、楽しみにしている人も多いです。
ただしバザーに出品するハンドメイド作品は保護者が制作しなければならないこともあって、ハンドメイドが好きな人も苦手な人も負担に感じることがあります。
また幼稚園や学校によってはバザーに提出するハンドメイドの品に指定が入るところもあります。
あるいは点数だけが決まっていて何を提供するか決まっていない場合、「何を作ればいいのか分からない」と悩むことも多いのです。
ハンドメイドのバザーで人気があるのは?おすすめはこの6つ!
ハンドメイド品なら何でも売れるというわけではなく、バザーならではの売れ筋商品があります。
ところで実際にはどんなものが喜ばれているのでしょうか。
どんな人が買いに来るのか事前に把握しておいた方がいいね。
バザーで販売されているハンドメイド雑貨はどんなものが人気があるのでしょうか。
売れ筋商品を6点、ご紹介します。
その理由についてもお伝えしますので、「自分が出品する予定のバザーだと、こんなお客さんが多いな」と比較しながらご覧下さい。
アクセサリー
バザーに出品するハンドメイド雑貨は女の子向けのアクセサリーが大人気です。
ヘアゴムやヘアピン、指輪など小さな子どもでも身につけることができるものが定番です。
バザーでは幼稚園児や小学生もお客さんになるので、子どものお小遣いでも購入できて選ぶ楽しみが味わえるようにたくさんの種類があるといいでしょう。
最近はプラ板で作るアクセサリーも人気です。
プラ板といえば「子どもの工作」を思い浮かべる人も多いですが、最近はマスキングテープやプリンターなどを活用して大人にも人気のあるデザインのものが増えています。
安い材料費と創意工夫次第で子どもから大人まで楽しめるアクセサリーに仕上げることができます。
おもちゃ
バザーに出品されるハンドメイドで男の子に人気があるのがおもちゃ。それも手裏剣や盾、剣といった武器類が大人気です。
ペットボトルや新聞紙、ダンボールなどを活用して作ります。
手裏剣は折り紙でも作れます。
その分1つの価格は100円以下とかなりお安く設定する必要があります。
また完成品ではなく作り方を書いた用紙をそえた「手作りキット」の販売や、一緒に作れるワークショップなども人気があります。
ネームプレート
男女問わず子どもたちに大人気なのがみんなの知っているキャラクターをデザインしたネームプレートです。
プラ板で簡単に作れます。
透明なプラ板にキャラクターを書き写し、ポスカなどで色を塗って名前を書き込めるスペースを残してトースターで焼きます。
仕上げに荷物などに吊るせるように紐をつけて出来上がりです。
ただし幼稚園や学校によっては版権の問題からキャラクターものは販売しないと決めているところもあります。
バッグなど幼稚園グッズ
ハンドメイドの品は子どもだけではなく親にも人気があります。
とくに人気があるのは、通園バッグやお弁当用のバッグなどです。
幼稚園の場合、手作りの品を子どもに持たせるように指定があったり、強制ではないものの推奨されてることがあります。
しかしお裁縫が苦手なお母さんにとって、手作りの幼稚園グッズはハードルが高いのです。
そのため「自分で作るのは大変」というお母さんが購入していきます。
幼稚園で使用するグッズは細かくサイズが指定されているものも多いので、園の利用者にとってはバザーで出品される幼稚園グッズはとてもありがたいグッズなのです。
雑巾
意外ですが、需要があるのが雑巾です。
小学校の場合、学期ごとに雑巾を持参しなければならないことも多く「手作りは大変だし、どうせ買うならバザーで買おうかな」と考える保護者も多いようです。
また新品のタオルで雑巾を縫うため、地域の人々にも「市販品よりきれいだし丈夫」と好評です。
また出品者にとっても、「手作りは苦手だけど雑巾ならなんとかなる」と好評です。
移動ポケット
ハンカチやティッシュなど、ちょっとした小物を入れておけて洋服に直接つけることができる「移動ポケット」が人気です。
作り方はシンプルで、100円ショップで手に入るクリップを好きな色で作った封筒型の布バッグに取り付けるだけです。
ミシンでも作れますが手縫いでも作れますので、「ミシンは持っていない」という人でも作れます。
女の子にはやはりプリキュアや可愛らしい絵柄の布、男の子には戦隊ものや車などの乗り物系の絵柄が人気です。
園児にも小学生にも人気があります。
ただし幼稚園によっては版権の問題でアニメなどのキャラクターものの布地は使用禁止としているところもあります。
また「移動ポケットの使用は禁止」としている幼稚園や学校だと、禁止の品を販売するとバザーの主催者側からあまりいい顔をされないことがあります。
それぞれのルールに注意しましょう。
バザーに出すハンドメイドを簡単に?作れるものはこの3つ!
バザーに提供するハンドメイド作品は子どものお小遣いでも購入できるような価格設定に抑える必要があり、作る人の労力が寄付代わりとなっています。
そのためコストもおさえる必要があり、「気ままに好きなものを提出すればいい」というわけにはいきません。
何を提出すれば良いのか決まっていれば従うだけですが、「なんでもいいからとにかくハンドメイド作品で」といわれると困りますよね。
そこでバザーに出して喜ばれる上に簡単に作れるものをご紹介します。
くるみボタンで作るヘアゴム
くるみボタンは台座となる金具を好きな布でくるんだアクセサリーです。
くるみボタンを作ったらゴム紐を通すだけで完成です。
材料は全て100円ショップでそろう上に、自分で用意する道具はハサミくらいなので「ハンドメイドは苦手」という人でも簡単に作れます。
くるみボタンの専用金具はサイズにもよりますが、専用台座つきで8~15個入りで100円ショップで販売されています。
コストもあまりかかりません。
また普段ハンドメイドを楽しむ人にとっても、「なかなか捨てられないけど使い道にも困っているハギレたち」を有効活用できるというメリットがあります。
ただ布を利用するだけではなく、綿レースなどをくるみボタンに貼り付けたり、ゴム紐部分にビーズを通したりすると見栄えもアップします。
大人も子どもも重宝するガーゼマスク
風邪をひいてしまった人だけではなく、風邪の予防や空気の乾燥対策、また給食などで必須となるガーゼマスクは需要が高くバザーでも人気の商品です。
ミシンの直線縫いの機能だけで作ることができるので、特に難しい技術はいりません。
手芸用品店などで自分で作るガーゼマスクキットも販売されていますが、「ミシンもないし自分で作るのは無理なのではないか」と感じる人が多いようです。
用意するものは次の2つです。
好きな柄のダブルガーゼ
マスクひも
作り方は次の通りです。
作りたいサイズのマスクの縦の長さの2倍、横の長さの3倍の大きさに布をカットします。
ダブルガーゼの縦端を、中心に向かって折り込むようにして曲げます。
横を三つ折りにして、最後の端は内側に1㎝ぶん折り込み、両端の1.5㎝の部分を縫います。
この両端から1.5㎝の部分がマスクひもを通す通路になります。ひもを通して完成です。
きちんと長さを測らずに布を切ってもマスクは仕上がります。
ただしミシンをかける時だけは丁寧に真っ直ぐ縫い目を入れることを心がけると仕上がりがキレイです。
最後にアイロンをかけるとミシンの縫い目もマスクの形も整います。
プラ板で作るキーホルダー
プラ板はその名の通り「プラスチックの板」です。
4mm前後の厚みがあり絵や文字を書いて好きな形に切り取り、アルミホイルをひいたトースターで焼くと縮み、固くなります。
トースターで焼く前にパンチで穴を開けておくとキーホルダーになります。
上手に作るコツは3つです。
①使用するアルミホイルはあらかじめしわくちゃにして、プラ板がくっつきにくくする
②トースターは使用する前にアルミホイルを入れて予熱しておく
③出来上がると左右が反転するので文字を入れるときは鏡文字にする
またプラ板には4種類あり、それぞれに特徴があります。
透明タイプ
油性ペンで線を書いてから縮める。
出来上がり品にマニキュアやアクリル絵の具などで彩色することもできる。
不透明タイプ
白いプラ板で、使い方は透明タイプと同じ。
フロストタイプ
かすみがかかったような質感に仕上がる。
透明タイプをやすりでけずってフロストタイプに仕上げることもできる。
パステルや色えんぴつなどの画材が適しているため、柔らかい色合いのイラスト向き。
インクジェット印刷タイプ
プリンターで好きな図柄を印刷できる。
写真も印刷できるため、学校の校章などを印刷して「学校グッズ」を作ることもできる。
それに簡単に大量に作ることができるんだよ。
今回のまとめ
今回はハンドメイドのバザーについて、人気の理由やおすすめ雑貨をくわしくご紹介しました。
慈善活動を目的とするバザーでは各家庭の不要品などを持ち寄って販売会を行いますが、自宅になかなか不要品がない家庭も増えており、不要品の提供にかわってハンドメイド作品の提供を行うところもあります。
人気があるのはアクセサリーやおもちゃ、ネームプレート、幼稚園グッズ、雑巾、移動ポケットなどです。
簡単に作れるハンドメイド雑貨としておすすめなのはくるみボタンのヘアゴムやガーゼマスク、キーホルダーなどです。
どうせバザーに提供するのなら全部売り切れて欲しいですよね。
どんなお客さんがいるのか事前にチェックして、ニーズに合わせたハンドメイド雑貨を提供して完売を目指しましょう。
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