この記事では、刺繍に必要な道具について、基本の道具はどんなものか?便利でオススメの道具は何か?詳しく紹介していきます。
色々細かいものが必要なのかな?道具を揃えるの大変かな?と、刺繍を始めるのを躊躇していたらもったいないです!
そんなに道具はたくさん必要ないので、手芸初心者のあなたでもすぐに始められますよ!
紹介する内容を参考にして、是非自分の手になじむ愛着が湧く道具を探してみましょう。
刺繍の道具は?名前や使い方を紹介!
ここではまず刺繍に必要な道具の名称や特徴を簡単に説明していきます。
使い方を理解すれば難しいことはありません。
また、基本的にはどこの手芸用品店でも揃うものばかりです。
気軽に道具が揃えられるのも刺繍の魅力です。
刺繍を始める時、どんな物が必要なんでしょうか?
刺繍をしたことがないと、すべてが手探りでよくわからないですよね(;^ω^)
ということで、こちらでは刺繍を始める時に必要なものを詳しくご説明していきます^^
刺繍の種類にもよりますが、案外揃えるものはそこまでないので、「色々最初から揃えなきゃいけない?」なんて心配しなくて大丈夫です!
ちなみに今回は、一番オーソドックスなフランス刺繍で必要な物を紹介していきますね。
刺繍針って何?
クロスステッチは専用の針が必要になりますが、その他の刺繍は「フランス刺繍針」で刺すことができます。
普通の針との違いは、糸を複数通すため、糸を通す穴が長いことです。
針の太さによって3〜10番まであり、数字が大きくなるほど針は細くなります。
3・4番は厚手の生地用、5・6番は中位、7〜10番は薄手の生地用になります。
刺繍糸って何?
刺繍で通常使う糸は「25番刺繍糸」です。
細い糸は6本紡いであって、表現したい線によって2本、3本等に分けて使います。
特にボリュームを出したい場合は太めの「5番刺繍糸」を使います。
一般的には、25番刺繍糸の場合、
刺繍糸5・6本・・・フランス刺繍針3・4番 → 厚手の生地向き
刺繍糸3・4本・・・フランス刺繍針5・6番 → 中位の生地向き
刺繍糸1・2本・・・フランス指数針7〜10番 → 薄手の生地向き
(相当薄手の生地でない限り、10番はほとんど使いません)
5番刺繍糸の場合はフランス刺繍針は3・4番を使用します。
刺繍枠って何?
刺繍枠とは、刺繍をする布を枠の中に張って刺しやすくする物です。
メーカーによってサイズ展開は異なりますが、5cm〜大きいものだと25cmほどまで色々あります。
使う人の手の大きさや、刺す作品の大きさによって使いやすい刺繍枠の大きさが違います。
ぜひ店舗で色々な枠を手にとってみてください!
布に図案を転写するものにはどんなものがあるの?
最近では手芸店い行っても色々ありすぎて何がいいのかわかりませんよね。
ここでは、何がオススメか特徴も交えて説明します。
いまいち ・・・×
まあまあ ・・・△
試してみて! ・・・◯
で表記してますので、ぜひ参考にしてください♪
チャコ ×
昔ながらのチョークのような形をしているもので、100均でも手に入ります。
直線を書くのには便利ですが、書いているうちに段々線が太くなってしまうため、刺繍の図案のような細かいものを転写するにはオススメしません。
チャコペン△
「チャコ」を鉛筆状にしたものです。
削り器で簡単に削れるので、ペン先が削れて線が太くなってきても大丈夫です。
ただし、擦れると書いた線が薄くなり消えてしまうので、作業途中に書き足す必要があります。
布用マーカー ◯
比較的新しい商品で、水に濡れたり時間が経つと消えるインクが入ったサインペンの
ようなものです。
なんといっても一番いい点は、作業中擦れても線が薄くなったり消えたりしないところ!
私はほとんどの場合、このタイプを使います!
ただし、布によっては洗濯しても少し線が残ってしまうものもあるようなので、事前に目立たないところで試し書きすることをオススメします。
チャコペーパー ◯
絵心がある人は布用マーカーだけで十分ですが、
可愛いイラストや文字を布に転写したい時には、チャコペーパーを使いましょう。
布の上にチャコペーパーと転写したい元の資料を重ね、ペンシルで上からなぞります。
すると布に図案が転写されます。
刺繍の基本の道具とは?最初に揃えるべきものとは?
先ほどは必要な道具について説明しましたが、では具体的にはどのようなものが使い易いのでしょうか?
ここでは、刺繍を始めたばかりの時に使い易い道具を具体的に紹介していきます。
万能な刺繍針はどれ?
クロスステッチの場合は布の縫い目が大きいので気になりませんが、フランス刺繍の場合は針のメーカーによって使い心地が変わってきます。
国内外のメーカーが刺繍針を作っていますが、大切なのは、針自体に「しなり」があることです。
しなることで、厚手の硬い生地に刺す時でも指を傷めずスイスイ刺繍をすることができます。
オススメの刺繍針をいくつか紹介しますね♪
クローバー刺繍針
刺繍針を探しにお店に行くと、間違いなく一番最初に見つける刺繍針です。
日本ではもっともポピュラーで、オススメはNO.3〜NO.9の太さの針がセットになっているものです。
これさえあれば、クロスステッチ以外のほどんどの刺繍が刺せます。
チューリップ刺繍針
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チューリップは広島にある歴史ある手芸用品メーカーです。
素材からこだわり、使い心地はピカイチです!
電子デバイス検査など、最先端分野でも活躍するチューリップの微細精密加工技術。その技術をフルに発揮した特殊処理・表面処理が、理想の強度を持つなめらかで錆びにくいボディを実現しました。
ステッチの布通りを、ある程度決めてしまうのが針先形状。チューリップの針は、鋼(はがね)の特徴である「強靭さ」と「耐磨耗性」を活かすとともに、高精度な研磨加工を繰り返すことで理想的な針先形状を生み出しました。
刺繍糸ってたくさん必要?
刺繍糸って、ものすごくたくさん色の種類があって、さらにメーカーもいくつもあるので、まずはどれを買ったらいいかわかりませんよね。
刺繍を始める時に刺繍糸を買うポイントは二つあります。
手当たり次第糸を買ってしまって、結局全然使わない色が残ってしまう…
これって、刺繍あるあるです。
少ない色でも図案によっては十分素敵に仕上がります。
練習を繰り返す段階では、まずあまりたくさんの色を買い過ぎないことです。
これは私が刺繍を始めた頃痛感したことです。
濃い色は刺繍が映えてくっきり仕上がります。
でも、逆に一刺し一刺しのアラも目立ちやすいんです。
頑張っても最初は糸が綺麗に見えないものなので、慣れないうちは原色から少なくとも3〜4トーンは薄い色を選びましょう!
好きな色を選べない!薄い色って言われてもよくわからない!
新しい色味で刺繍をするとどんな感じになるか試してみたい、そんな人は刺繍糸のセットを買うのがお手軽です。
少量ずつかなりの色数の糸がセットになっているので、試してみる価値はあります。
使いやすい刺繍枠はどれ?
さきほど説明したように、サイズは小さい物から大きい物まであります。
刺繍を始めたばかりの時に一番使いやすいのは10cm前後の物です。
始めての時は誤解しやすいですが、図案の大きさと刺繍枠の大きさは関係ありません!
大きい枠を買ってしまうと、手に収まりきらず作業がしにくくなります。
一般的に、日本人の手に一番収まりやすいのが8cm〜10cm枠と言われています。
ちなみに、私は15cmと8cmを使い分けています。
基本的には15cm、イニシャル等ワンポイントの時には8cmを使ってます。
小さい枠ほど手にうまく収まるので一見使いやすそうですよね。
でも、布に針を刺す時や玉結びをする時に針を大きく動かせず、細かい作業になりがちなので買う前に気をつけてください。
国内外、いろいろなメーカーがありますが、いくつかオススメを紹介します♪
アルファー刺しゅう枠
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桧からできていて日本製です。
個人的には作りがしっかりしているな、という印象です。
どこの手芸店でもよく見かけるスタンダートな商品です。
DMCの刺繍枠
DMCは刺繍糸で有名なフランスのメーカーです。
こちらの特徴は、かなり細かいサイズ展開があることです。
12.5cmから0.5cm単位で刺繍枠が販売されています。
他のメーカーで使い心地がしっくりこない時に、他のメーカーにはないサイズもあるのでオススメです。
SAJOU(サジュー)刺繍枠
刺繍ファンの憧れです!
SAJOUとは、フランスの手芸用品メーカー金の締め金具と青いリボンがトレードマークです。
見た目がエレガントなだけではなく、とても使い易いです。
歴史あるブランドの商品だからか、なんとも手に馴染むんですよね〜〜
刺繍枠は木製のものとプラスチック製のものがあります。
オススメはやっぱり木製の刺繍枠です。
プラスチック製は布が滑りやすく、刺していくうちにどんどん布がたわんできてしまいます。
ただ、色々なカラーがあるので、作品として飾る時のフレームにするにはオススメです。
刺繍の道具で便利なのは?あると役立つもの紹介!
基本の道具について紹介してきましたが、ここではさらにあると便利な物を紹介していきます。
無くても刺繍はできますが、あると作品のレベルが上がりますし、何より作業が楽になります。
大作を刺す時には絶対欲しい!指ぬき
刺繍をずっとやっていると、どうしても指は痛くなってきます。
針を押し出す時に、指に針頭が当たってしまうからです。
指をかばうことで力を入れて針を押し出せず効率も悪くなりますし、血が出て布地を汚してしまうこともあります。
もちろん他の裁縫でも使えるので、用意しておくと便利です。
リング状、皿付き、キャップ状のもの…色々なタイプがあります。
是非お店で色々試してみてください!
これで写した図案が消える心配なし!チャコシート+布用マーカー
これは、便利な物というより便利なアイデアですが…
先ほど、チャコシートと布用マーカーについてはそれぞれ紹介しましたが、私のオススメはこの二つの合わせ技です。
チャコペーパー + 布用マーカーは、布に図案を転写する時には最強コンビです!
もちろんチャコペンやチャコシートによる線だけで刺繍は始められますが、チャコペーパーもチャコペン同様擦れると線が薄くなっていきます。
なので、布にチャコペーパーで図案を転写してから、さらに布用マーカーで線をなぞっていきます。
そうすることで、
「刺繍を進めていくうちに線が薄れそこを書き足していく」という手間がなくなります。
今回のまとめ
今回は、刺繍に必要な道具について詳しく紹介してきました。
刺繍に必要な道具をキチンと揃えることで、刺繍の仕上がりも綺麗になりますし、何より効率良く刺していくことができ、無駄な時間がかかりません。
「これはいらないな〜」と自分で判断せず、今回紹介した道具は揃えてから刺繍を始めましょう。
無駄になることは絶対ありません!
準備を整えて、気持ちよく刺繍を刺していきましょう。
そんなに準備する道具は多くないから一式揃えよう♪
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