この記事ではかぎ針編みの編み始め・ぐるぐる編みや往復編みについて写真画像とともに手順を解説しています。
かぎ針編みの編み始めの種類や用途について分かりやすくご紹介していきます。
ぐるぐる編み・往復編みの編み方やコツも詳しく解説しているので
かぎ針編みの編み始めにはどんな方法があるの?

かぎ針編みの編み始めとは「作り目」のことを言います。
作り目は大きく分けるとくさり編みと“わ”の作り目に分かれます。
くさり編み
平編みと輪編みを編むときに使用します。
| 平編み 輪編み |
くさり編みを必要目数を編み作り目にする![]() ○平編み 往復編みで編んでいく ○輪編み くさり編みの半目を拾いながら輪にして編んでいく |
| 輪編み | くさり編みを必要目数編み輪にする![]() ○輪編み 作り目を束にとり輪に編んでいく |
“わ”の作り目
輪編みを編むときに使用します。
| 輪編み | 指に糸を2回巻き作り目を作る![]() ○輪編み 作り目を束にとり輪に編んでいく |
作り目の作り方はこちらを参照してください。
かぎ針編みのぐるぐる編み 最初は?

編み図 ○四角形のぐるぐる編み/グラニースクエア
かぎ針編みのぐるぐる編みとは、“わ”の作り目から編む輪編みでぐるぐると一定方向に向かって編んでいく編み方です。
編地は円形・四角形と編むことができます。
ここでは四角形のぐるぐる編みの編み始めを解説していきましょう。
○”わ”の作り目からくさり編み3目で立ち上がり編み始めます。
グラニースクエアを例にして編んでいきます
指に糸を2回巻き”わ”を作り、その”わ”の中から糸を引き出しくさり編み3目で立ち上がります。

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作り目を束にとり長編みを2目編みます。

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くさり編み3目を編みます。

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作り目を束にとり長編みを3目編みます。

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くさり編み3目を編みます。

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続けて、長編み3目+くさり編み3目を2回繰り返します。

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“わ”の作り目を引き締めます。

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立ち上がり目のくさり編み3目めに引き抜き編みをします。
1段目が編み終わりました。

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2段・3段めも編み図にしたがい編みます。

“わ”の作り目の編み方についてはこちらを参照してください。
四角形のぐるぐる編みが編めました。

円形のぐるぐる編みについてはこちらを参照してください。
かぎ針編みのぐるぐる編み 名前のとおりぐるぐる編める!!

編み図 ○立ち上がり目のない細編みのぐるぐる編み
前contentsでご紹介したぐるぐる編みですが、実は名前のとおりに「ぐるぐる編む」ことができます!
ただし、円形で細編み限定となります。
では早速、本当にぐるぐる編める編み方を解説していきましょう。
○”わ”の作り目から細編み6目で編み始めます
“わ”の作り目に細編み6目を編みました。

↓
糸を引き締め、1段めが編めました。

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1目めの細編みの頭を拾い、2段めの細編み1目めを編みます。
通常はここで引き抜き編みをし、くさり編み1目で立ち上がり目を作りますがぐるぐる編む場合はこの工程を省きます。

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2段めの1目めの細編みが編めたらその細編みに段数マーカーをつけます。
段数マーカーがない場合は、毛糸をしるし代わりにつけておくなどして必ずどの目が段の1目めか分かるようにしておきましょう。

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編み図の指示にしたがい前段1目の頭に細編み2目めを編み入れます。

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残りの5目にも「細編み2目編み入れる」を編んでいきます。

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最終目を編んだら段数マーカーをつけておいた細編みの頭に3段めの細編みを編みます。
編み終えた細編みの頭に段数マーカーをつけ直します。

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編み図の指示にしたがい同じ要領で編み進めていきます。
4段めまで編み終わったら、段数マーカーをつけている細編みの頭に引き抜き編みをし、ぐるぐる編めるぐるぐる編みの完成です☆
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立ち上がり目なし
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立ち上がり目あり
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ぐるぐる編みの立ち上がり目がなし・ありとを比べると、なしのぐるぐる編みは編地がきれいにぐるぐるとうずを巻いていますね☆
かぎ針編みの往復編み 最初は?

編み図 ○細編みの往復編み
かぎ針編みの往復編みは、平編みの編地をうら返ししながら編んでいく編み方です。
編地はおもて目・うら目と交互の目になります。
ここでは細編みの往復編みについて解説していきましょう。
○くさり編み12目で編み始めます。
くさり編み12目を編んだらくさり編み1目で立ち上がります。

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立ち上がり目から1つ戻った目(1目め)の裏山を拾い細編みを編みます。
今回は「目の裏山を拾う」拾い方で編んでいきます

目の拾い方についてはこちらを参照してください。
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続けて残りの裏山11目に細編みを編みます。

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くさり編み1目で立ち上がります。

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編地を反時計周りに返します。

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立ち上がり目の根本に細編みを編みます。(往復編み)

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同じように繰り返し往復編みをしながら4段めまで編んでいきます。

編地がおもて目・うら目と交互に編まれています。

往復編みのコツ・長編みの往復編みについてはこちらを参照してください。
かぎ針編み 編み始めの基本やちょっとしたコツを覚えて作品の幅を広げよう!
今回はかぎ針編みの編み始め・ぐるぐる編みや往復編みについて写真画像とともに手順を解説してきました。
それぞれの編み始めの用途についてもご紹介したので、自分で作りたいと思っている作品の場合はどの編み始めから編めばいいのかが一目瞭然です♪
ぐるぐる編みや往復編みについても詳しく解説してきたので、編地や編み方を理解して頂けたことでしょう。
どれも幅広い作品で使用されるのでしっかりとマスターしていきましょう☆








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