かぎ針編みの初心者には、正直なところ編み図を見ても難易度が分かりにくいものです。
「完成作品がステキだからチャレンジしてみたけど難しくてかぎ針編みそのものに挫折しそう」
「たくさんの作品がありすぎて、何から始めれば良いのかよく分からない」
と悩むことも多いですよね。
そこで今回は、かぎ針編みの初心者にも簡単に編めて素敵なモチーフについてご紹介します。
また簡単な編み方や簡単に作れる小物についてもお伝えします。
鎖編みや長編みの編み方に慣れてきたらぜひチェックしてみて下さい。
かぎ針編みの初心者 モチーフで簡単なものは?
基本的なかぎ針の編み方を覚えたら、さっそくかぎ針の作品を編んでみたいですよね。
いきなり大作を編むと疲れたり途中で挫折する危険性もありますので、まずは手のひらサイズのモチーフを編んでみるのがおすすめです。
モチーフはそのままでも楽しめますが、小物にカスタマイズしたりつなぎ合わせてソファーカバーなどの大作に変身させることもできます。
まずはモチーフを編んでかぎ針編みに慣れることが大切です。
初心者でもチャレンジしやすいモチーフをご紹介します。
長方形
一口に長方形といっても、円のように中心から外側に向かってぐるぐる編みにするものから、往復編みで底辺からてっぺんまで編んでいくものまで様々です。
また編み方もレース模様のようになるものやドット絵のように一面びっしりと編んでいく方法もあります。
編み方ではなく毛糸の色を変えることによってストライプ模様などを作ることもできます。
初心者には同じ編み方を繰り返すので良い練習になる上、同じサイズで編みつなぎ合わせてひざ掛けなどにすることもできます。
また毛糸の色を変える練習にもなるのでおすすめです。
円
円もぐるぐる編みや往復編みなどの方法があり、レース模様などを作ることもできます。
ぐるぐる編みや往復編みについてくわしくはこちらを参考にご覧下さい。
毛糸の色を変えたり太さを変えることで、様々なニュアンスの違う円を編むことができます。
お花
一見すると難しそうに見えるお花ですが、実は円を編めるようになると応用で花を編むこともできます。
たとえばこちらは中長編みで作る円とその編み図です。
こちらは鎖編み・細編み、・長編み・中長編み・長々編み・引き抜き編みを組み合わせて作るお花の編み図です。
基本的な編み方を組み合わせているので、長々編みが編めるようになれば簡単に編めます。
毛糸の色を変えるだけで様々なバリエーションのお花が編めるようになるので初心者向けです。
かぎ針の初心者にいい編み方は?
かぎ針編みをはじめたばかりの状態では、どんな編み方が難易度が低いものなのか、名称や編み目記号では分かりにくいですよね。
この5つだけで構成された編み図もあるから色々な作品が編めるようになるんだよ。
かぎ針編みの初心者におすすめの編み方をご紹介します。
鎖編み
鎖編みはこのあとに紹介する長編みや中長編みなどを編むときに立ちあがりの目をつくるために必要となる編み方です。
また鎖編みをマスターしておくと様々な使い道があります。
かぎ針編みを始めるのであれば、まずは鎖編みが編めるようになりましょう。
細編み
細編みは鎖編みの次に高さのある編み方です。
細編みが編めるようになると、編みぐるみを編むこともできます。
中長編み
中長編みは細編みと長編みの中間の高さの編み目を作る編み方です。
長編みと細編み、そして中長編みを組み合わせると高さを変えることができるので様々なモチーフを編むときに便利です。
長編み
長編みは中長編みよりも高さがあり、編みぐるみなどはもちろんバッグやセーターなどを編むときにも活躍する編み方です。
様々な編み図に登場する編み目なので、初心者はまずは長編みの編み方をマスターしておくといいでしょう。
長編みだけで編むマフラーについてはこちらを参考にして下さい。
参考URL:長編みで作るマフラーについてくわしくはこちら
長々編み
長々編みは長編みよりも高さがあり、ふんわりと柔らかな仕上がりになる編み方です。
マフラーやストールなど広い面積を埋めるときに重宝する編み方です。
他にもピコット編みや玉編みなども組み合わせると細やかな意匠を編むこともできるようになります。
しかし基本が疎かになってしまうと仕上がりがきれいな編み物を編むことはできません。
まずは今ご紹介した5つの編み方を応用した編み図にチャレンジすると良い練習にもなるのでおすすめです。
かぎ針編みの小物 初心者向けのものは?
モチーフ編みで練習を積んだら、もうすこし実用的なものにもチャレンジしてみたくなりますよね。
アクリルたわし
アクリルたわしは洗剤を浸けなくても食器汚れを落とせるエコなたわしとして人気のある小物です。
立体的なものや果物の形をしたものなど、様々な種類があります。
一見すると複雑そうですが、実は長編みと鎖編みだけで作ることができるものも多いのです。
こちらも複雑そうに見えますが、長編みの三目玉編みを組み合わせて作られた物です。
同じ編み方でもサイズや毛糸の選び方を変えるとキーホルダーにもできます。
ポイントは全ての長編みの長さをそろえることですので、初心者の練習用にもぴったりです。
コースター
手持ちのコップの大きさに合わせて自分で調整しながら作れるコースターは編み図がなくても作れますので、初心者がチャレンジしやすい小物です。
円や長方形など、自分名好きな色の毛糸で自由な発想で編んでみて下さい。
ガーランド
お部屋を明るい雰囲気にしてくれるガーランドは毛糸でも作れます。
自分で編んだモチーフを毛糸や麻糸に通して下げるだけで簡単に出来上がります。
「三角形にチャレンジしたい」という場合はこちらの動画を参考にして下さい。
参考URL:動画で見るガーランドの作り方はこちら
座布団
座布団は見た目だけだと難易度が高そうですが、太い毛糸と専用のかぎ針を使えばコースターを作る要領で簡単に作れますので初心者向けです。
初心者はなかなか理想の力加減で編めないので、均一な編み目がポイントになるセーターやバッグなどは難しいです。
しかし座布団であればふんわりゆるゆるな編み目でも十分使用できますので失敗を恐れずにすみます。
今回のまとめ
今回はかぎ針編みの初心者にも簡単に編めて素敵なモチーフについてご紹介しました。
もっとも簡単なものは長方形ですが、基本が分かるようになると円やお花のモチーフも編めるようになります。
また簡単な編み方や簡単に作れる小物についてもお伝えしました。
簡単かつ基本の編み方は5つですので、まずはこの5つを編めるようにしましょう。
- 鎖編み
- 細編み
- 長編み
- 中長編み
- 長々編み
簡単に作れる小物には次のような物があります。
アクリルたわし
コースター
ガーランド
座布団
徐々に編めるものを増やしていって、楽しいかぎ針編み生活を送りましょう。
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