この記事では、かぎ針編みの円を編む上で知っておきたい増し目や減らし目・糸始末についてご紹介します。
「増し目」は円に編むときに必要不可欠になります。
「減らし目」は立体的に仕上げていく時に必要となります。
どちらも円編みをする上で大事な編み方なのでしっかりと覚えましょう♪
かぎ針編みで円の増し目はどうするの?
かぎ針編みの「増し目」とは、1つの目に対して編み目を複数目入れることを指します。
円を中心から編む場合は、中心の目数から段数を編むごとに目数を増やしていかなければ編めません。
そのために「増し目」が必要になってくるので、ここでしっかりと覚えていきましょう!
円編みで最も多く使われる細編みと長編みを例にご紹介します。
見出し画像がそれぞれの増し目記号です。
○増し目は編み目記号では細編み2目編み入れる・長編み2目編み入れるといいます
3目編み入れるや長編みなどは5目編み入れるなど作品によって必要数増し目する場合もあります。
ここでは2目編み入れるの記号を紹介しましたが、では増し目の編み方を解説していきます。
○わの作り目から細編み6目で編み始める
くさり編み1目で立上り、立ち上り目と同じ目に細編みを編みます。
↓
同じ目に細編みを編みます。(細編み2目編み入れる)
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となりの前段の目にも「細編み2目編み入れる」をします。
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残りの目(4目)も同様に「細編み2目編み入れる」をし、1目めの細編みの頭に引き抜き編みをします。
細編み6目から12目の円になりました。
○わの作り目から長編み16目で編み始める
くさり編み3目で立上り、立ち上り目と同じ目に長編みを編みます。
長編みの立上り目は長編み1目と数えるので長編み2目編み入れたことになります
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となりの前段の目(2目め)に長編みを編みます。
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同じ目に長編みを編みます。(長編み2目編み入れる)
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残りの目(14目)も同様に「長編み2目編み入れる」をし、立上り目のくさり編み3目めに引き抜き編みをします。
長編み16目から32目の円になりました。
具体的な”わ”の作り目・増し目の編み方はこちらを参照してください
かぎ針編みで円の減らし目はどうするの?
かぎ針編みの「減らし目」とは複数の目を一度に編むことを指します。
減らし目は、編んでいる円より内側にしたい時(目数を減らしたい時)に使用します。
バック・あみぐるみ・ポーチなどでも活躍します。
減らし目を覚えることによって編み物のレパートリーが増えるのでしっかりと覚えておきましょう♪
円編みで最も多く使われる細編みと長編みを例にご紹介します。
見出し画像がそれぞれの減らし目記号です。
○減らし目は編み目記号では細編み2目一度・長編み2目一度といいます
3目一度や長編みなどは5目一度など作品によって必要数減らし目する場合もあります。
増し目同様、2目一度の記号も、では減らし目の編み方を解説していきます。
○わの作り目から細編み6目で編み始め、12目まで増し目した状態から6目に減らし目する
くさり編み1目で立上り、立ち上り目と同じ目にかぎ針を入れ糸を引き出します。
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そのままの状態で、となりの前段の頭にかぎ針を入れ再度糸を引き出します。
この時かぎ針には、3ループがかかっています。
↓
かぎ針に糸をかけ、3ループ一緒にまとめて引き抜きます。(細編み2目一度)
↓
残りの目(10目)も同様に「細編み2目一度」をし、1目めの細編み2目一度の頭に引き抜き編みをします。
細編み12目から6目の立体になりました。
○わの作り目から長編み16目で編み始め、32目まで増し目した状態から16目に減らし目する
くさり編み2目で立上り、となりの前段の頭にかぎ針を入れ長編みを編みます。(長編み2目一度)
通常長編みの立上り目は3目ですが、減らし目をする時は2目にすると編み上がりがきれいになります
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となりの前段3目めの頭に長編みの2回引き抜きをし、次の前段4目めの頭にかぎ針をいれます。
再度長編みの2回引き抜きをします。
この時かぎ針には、3ループがかかっています。
↓
かぎ針に糸をかけ、3ループ一緒にまとめて引き抜きます。(長編み2目一度)
↓
残りの目(28目)も同様に「長編み2目一度」をし、1目めの長編み2目一度の頭に引き抜き編みをします。
長編み32目から16目の立体になりました。
具体的な”わ”の作り目・減らし目の編み方はこちらを参照してください
かぎ針編みで円の糸始末の仕方とは?
かぎ針編みで円を編み終えた後にするのが、糸始末ですね。
自己流で始末しても構いませんが、やはり最後もきれいに仕上げたいところです。
簡単にできますし、円編みだけでなくいろいろな編み終わりの始末にも共通しているのでぜひマスターしていきましょう☆
○1目の頭に引き抜き編みをし、糸を15cmほど残して切り、とじ針に糸を通します
1目の頭に向こう側半目からとじ針を入れて糸を引き出します。
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引き抜き編みを引き抜いた目に戻り、とじ針を向こう側半目に入れ糸を通します。
引き抜いた箇所が新たなくさり編みできれいにつながっています
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編地を裏に返し、最終段の目を1目すくい糸を通します。
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その下の目に、始めに糸を入れた方向①に向かってとじ針を入れ糸を通します。
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となりの目に移り、出した方向②と逆方向にとじ針を入れ③、糸を通します。
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残った糸を切ります。
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編み始めの糸も始末して糸を切ります。
きれいに糸始末ができました☆
その他詳しい糸始末の仕方についてはこちらを参照してください
かぎ針編みの円 知って納得!増し目・減らし目・糸始末!!
今回は、かぎ針編みの円を編む上で知っておきたい増し目や減らし目・円の糸始末についてご紹介しました。
増し目や減らし目がなぜ必要なのかについてもお話しました。
増し目・減らし目の編み方・糸始末の仕方も画像を交えて解説したので、これから編み物をする際にぜひともお役だてください☆
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