この記事では、長編みの編み方の種類・長編みをきれいに編むコツなどを写真画像付でご紹介しています。
また、長編みを使った模様編み「松編み」の編み方も解説しています。
ちょっとしたコツをマスターすれば長編みがきれいに編めるようにまりますよ!
長編みがどうもきれいに編めない・編地がゆがんでしまう・など悩んでいる方必見です☆
長編みの編み方にはどんな種類があるの?
かぎ針編みの「長編み」という編み目は、編み方はひとつです。
ですが、その長編みの組み合わせ方を少し変えるだけで違う呼び名の編み目になります。
ここでは長編みを使った代表的な編み目をご紹介していきます。
増し目
○2目編み入れる |
||
○松編み “5目編み入れる”の名称です |
||
○シェル編み “4目編み入れる”の変形です |
||
減らし目
○2目一度 |
||
玉編み
○3目の玉編み |
||
パプコーン編み
○5目のパプコーン編み |
||
交差編み
長編みと長編みの間にくさり編みを入れる場合もあります |
||
引き上げ編み
○表引き上げ編み |
増し目・減らし目についてこちらに詳しく載っています。
長編みをきれいに編むには?3つのポイントをおさえよう♪
長編みのいろいろな種類について説明してきましたが、ここでは根本の長編みをきれいに編むコツをご紹介していきます☆
○長編みを編む前に、立ち上がり目(くさり編み3目)を編みますが、その立ち上がり目の高さに合わせて長編みを編んでいきましょう
立ち上がり目+台の目(長編み1目と数える)のとなりの目(台の目)に長編み1つめの引き抜きをします。
この時、立ち上がり目のくさり編み2目めの高さくらいまで引き抜いた糸を持ち上げます。
↓
長編み2つめの引き抜きをし、立ち上がり目の高さ(くさり編み3目め)まで引き抜いた糸を持ち上げます。
3つめの引き抜きをし足の高さをそろえ長編みを完成させます。
↓
同じ要領で長編みを編んでいきます。
高さが一定できれいです |
高さが不揃いでゆがんでいます |
○長編みを編む過程で引き抜きをする際は、糸の張り具合(テンション)に注意しましょう
糸をかけてあるほうの指で糸の張りを調節し、糸を引き抜きやすい位置で意識的に指を固定します。
この時、親指と中指で台の目の付近をしっかりと抑えておきましょう
ちょうどいいテンションの状態で糸を引き抜き、長編みを編んでいきます。
糸をかけている指を立てると糸が張り、親指側に倒すと糸がゆるみます。
微調整しながら糸の状態を確認しましょう。
極端に指を動かすとテンションが乱れ、糸を一定に引き抜くことができなくなります。
○長編みの頭の大きさをそろえることで編地の幅もきれいに整います
長編み3つめの引き抜きをしたら、引き抜いた目を出来上がった長編みの頭の大きさと同じくらいにします。
↓
次の長編みを編むときに、この目の大きさが変わらないように注意をしながら編んでいきます。
糸をかける時にどうしても目の大きさが変わってしまうような場合は、頭のすぐ下付近を親指と中指で抑え、糸をかけます。
台の目にかぎ針を入れる時に親指と中指を台の目付近に移動し抑え直しましょう。
↓
長編みの頭の大きさがそろっていて編地の幅もきれいになっています。
長編みの基本の編み方はこちらを参照してください。
長編みの編み方 松編みを編んでみよう☆
長編みをきれいに編むコツを掴んだら、いよいよ応用編に挑戦してみましょう!
ここでは、バック・帽子・マフラーなど幅広い作品で活躍する模様編み、「松編み」をご紹介していきます。
今回は作り目19目・7段の松編みを往復編みで編んでみましょう。
○すでに作り目19目を編んだ状態から松編みを編んでいきます
作り目を3つとばし4目めに長編み5目編み入れるを編みます。
↓
作り目を2つとばし3目めに引き抜き編みをします。
↓
同じようにして繰り返し最終目まで編みます。
○編地を反時計回りに返します
くさり編み3目で立ち上がり、引き抜き編みの台の目に長編み2目編み入れるを編みます。
↓
前段の松編みの真ん中・3目めの長編みに引き抜き編みをします。
↓
引き抜き編みの台の目に長編み5目編み入れるを編みます。
↓
前段の松編みの真ん中・3目めの長編みに引き抜き編みをします。
↓
同じよう編み図に従い、最終目まで編みます。
○編地を反時計回りに返します
引き抜き編みの台の目に長編み5目編み入れるを編みます。
↓
前段の松編みの真ん中・3目めの長編みに引き抜き編みをします。
↓
同じようにして繰り返し最終目まで編み、他の段も同様に編んでいきます。
往復編みで編んだので松編みの模様が浮き出る感じでとても可愛らしい編地になっていますね☆
長編みがきれいに編めた♪長編みの模様編みにもおくせずトライ!!
今回は、長編みの編み方の種類・長編みをきれいに編むコツなどを写真画像付でご紹介してきました。
また、長編みを使った模様編み「松編み」の編み方も解説しました。
長編みがきれいに編めるようになると、長編みを使用したいろいろな編み方の種類にもどんどん挑戦していきたくなりますよね♪
まずは手始めに、ご紹介した「松編み」のミニバックなどを編んでみてはいかがでしょうか☆
コメントを投稿するにはログインしてください。