この記事では、棒編みの模様編みで簡単なのは?どこよりもわかりやすい単純明解レシピ5選をご紹介いたします!
模様編みといっても、いろいろな模様編みがありますが、結局のところどれが一番簡単にできるのか知りたいと思いませんか?
私も模様編みこれやってみようと思えば、編み図を見てもなかなか難しそうなものばかりで悩んでしまいました。
なので、ここでは初心者の方でもしっかりわかりやすいように編み図も入れながらご紹介していきます。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
棒編みの模様編みで簡単なのは?
初心者の方でもすぐ始められるのは表目編みと裏目編みです。
実は、表目編みと裏目編みのみだけでも模様ってたくさんあります。
また、それ以外の編み方でも難しそうと思ってもやってみると案外簡単だし、おしゃれになる模様編みがあります。
その中で今回は、表目編みと裏目編みのみでできる模様3つと他の記号を使った模様編み2つをご紹介します。
簡単だけど、しっかりできる模様編みを一緒に楽しみましょう。
表目編みと裏目編みの編み方は別の記事で記載しているので合わせて見てみてくださいね。
棒針模様 リブ模様(表目編みと裏目編み)
リブ模様とは、リブ編みでできた模様のことで、表目編みと裏目編みを交互にできる模様のことを言います。
一般的にはゴム編みとも言い、表目を3目編んで裏目を2目編んだり、表目と裏目のそれぞれの目数を変えるだけでもいろんな模様ができ、簡単なのでとてもおすすめの模様です。
編み図はこちらは!
それでは今回の3目表目編みと2目裏目の、リブ編みの編み方をご紹介してきます。
1、作り目を20目作ります。
2、2段目は裏側を見ながら編みますので、編み図とは反対の編み方で編んでいきます。
編み図の矢印の通りに編むので、編み図では左側の表目3目からになります。それを裏側ですので、編み方は裏目編みを3目、表目を2目の順に編んでいきます。
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3、3段目は、表を見ながら編み図の右からから編んでいきます。
なので、裏目2目、表目3目の順で編んでいきます。
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4、2と3を繰り返し編んでいき10段目まで編んでいくとこのようになります。
5、最後の20段目まで編んだら、伏目をして出来上がりました。
リブ編みは、伸び縮みする性質がありますので、通常のメリヤス編みなどよりも小さくできてしまう場合がありますので、注意してくださいね。
棒針模様 市松模様(表目編みと裏目編み)
市松模様は表目編みと裏目編みをそれぞれ正方形に編み、その正方形が交互に重なるように編んでいくとできる模様のことです。
これも表目編みと裏目編みだけできる模様編みなのでぜひおすすめしたい模様編みです。
かのこ編みを大きくしたような形です。
編み図はこちら!
さあ、編み図の通りにまず、作り目から作っていきましょう。
1、作り目を20目作ります。
2、2段目は裏側を見ながら編んでいきますので、編み図と反対の編み方で、編み図をみて左側から編んでいきます。
なので、編み図では左側の目は表目4目となっていますが、編むのは裏目4目となります。
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3、続けて、表目4目、裏目4目と交互に編んでいきます。
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4、3段目は、表を見ながら編むので、編み図通り右側から表4目、裏4目と編んでいきます。
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5、、5段目までは2~4の手順で同じように編んでいくとこのようになります。
6、6段目からは、先ほど反対に、裏目だったところを表目、裏目だったところを表目に変えて10段目まで編んでいきます。
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7、そうすると市松模様が現れます。
8、11段目からは、表目編みと裏目編みを編み図のように5段ずつ交互に編んでいき、最後は伏目をして出来上がりました。
棒針模様 2目かのこ編み(表目編みと裏目編み)
かのこ編みは、本来一目一段ずつ表目と裏目を交互に編んでいく方法で、別の記事でもご紹介させていただいています。
かのこ編みを2目ずつにすることによって、かのこ編みとはまたちょっと違う、かわいい模様編みになりますので、ここでご紹介させていただきます。
編み図はこちら!
編み方は、これも表目編みと裏目編みだけの、とっても簡単な編み方なので、さらっとご紹介していきます。
1、作り目を20目作ります。
(もうすでに1本抜いた状態で撮りました。)
2、2段目は裏側から編みますので、左側の裏目編みとなっている目を表目編み2目編んでいきます。
そして、裏目2目、表目2目と交互に編んでいきます。
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3、3段目は編み図の左側から表目2目、裏目2目の交互に編んで、2段目と同じ目になるように編んでいきます。
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4、4段目は、編み図の左側から2,3段目と反対の目を編んでいきます。
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5、5段目も4段目と同じ目になるよう、左から裏目2目、表目2目と交互に編むとこうなります。
6、2と3段、4と5段の交互を1つの模様として、これを21段目まで繰り返していきます。最後は伏目をして出来上がりました。
棒針模様 木の葉模様(透かし編み)
木の葉編みは、模様が木の葉のようになるため、人気の模様編みです。
透かし編みによって浮き出る木の葉は、とてもかわいらしい模様の一つです。
記号としては、表目と裏目、掛け目と左右の2目一度、右上3目一度で構成されています。
難しそうですが、基本の編み方と右上3目一度なので、できるようになるには時間はかかりませんので、おすすめの模様編みです。
寄せ目という記号がありますが、これは右上2目一度、左上2目一度をするこちによって、普通に編んでいる目がその記号側に寄って見える目のことですので、改めて編み方があるわけではありません。
編み図はこちら!
ちなみに、左上2目一度と、右上2目一度は別の記事でご紹介していますので、併せてご覧ください。
では、ここからは、まだ記載していない記号のご紹介をしながら編み方をご紹介します。
1、今回は21目の作り目を作ります。
2、2段目は裏側を見て、編み図の左側から数えて、2,4,11,18,20目を裏目編みしてそれ以外を表目編みします。(編み図の反対を編みます。)
写真は、裏側から見ています。
3、3段目は、表を見ながら編みますので、編み図の右から裏目1目編み、2目目は掛け目をします。
掛け目の次は、右上3目一度をします。
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右上3目一度の一目目はそのまま右の針に移します。
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一目を右の針に移した状態です。
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次の2目目と3目目は一度に左から右の針に移します。
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この3目を右から針を入れて、目を減らします。
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4、次は掛け目をして、裏目を6目、表目を1目、裏目6目の順で編んでいきます。
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5、18目から20目の間も手順3幡と同じ要領で、掛け目と右上3目一度をし、3段目が編めました。
6、4段目はまた裏側を見て見ながら、最初表目1、裏目1、表目1、裏目1、表目を5目編んでいきます。
そして、真ん中では裏目を3目編み、次に表目5、裏目1、表目1…の順番で編み図の通りに編んでいきます。
(写真は表から見た状態です。)
7、5段目は、9~13目の手順を説明します。
9目目を左上2目一度、10目目を掛け目をし、11目目は表目編みをします。
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掛け目しています。
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表目編みを編んでいます。
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8、12目目は掛け目をして、13目目は右上2目一度をしていきます。
これを8段目まで編み図の通りに幅を広げながら模様を編んでいきます。
(上記でも説明はしていますが、寄せ目は普通に表目編みをするだけで大丈夫です。)
10、8段目までは2目一度が外側でしたが、10段目からは、掛け目が外側で、左右の2目一度が掛け目の内側に来るように編んでいきます。
掛け目をしています。
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減らし目をしました。(右上2目一度)
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反対側も終わった状態です。(左上2目一度をして、掛け目、裏編み1目)
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10段と11目を編んだ状態です。
11、そのまま20段目まで幅を狭くしていき、編み終わるとこのようになります。
12、21段目まで編んだら、伏目をして完成です。
リーフ編みは少し難しいかと思いますが、右上3目一度、右上、左上2目一度がそれぞれできれば、簡単な模様編みになりますので、簡単すぎるものよりちょっと難しそうなものに挑戦したい場合は、とてもおすすめの模様編みです。
棒針模様 アラン模様(交差編み)
アラン模様とは、アイルランドにあるアラン諸島で生まれた伝統模様の一つで、漁師さんが着ていたセーターが起源だそうです。
模様の特徴としてはケーブル模様がほとんどで、ほかにも玉編みも使われていたりなど、今でとても人気の模様です。
その中で交差編みを使ったケーブル模様をご紹介します。
交差編みを覚えてしまえば、アラン模様はとても簡単できれいなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
編み図はこちら。
ちなみに右上1目交差編み、左上1目交差編みは別の記事でご紹介していますので、そちらも併せてご覧ください。
それでは、編み方をご紹介していきます。
1、作り目を24目作ります。
2、2段目は裏側なので、表目編みですべて編んでいきます。
(編み図は、裏目になっています。)
3、3段目は、模様の一段目になります。
まず、表目編みを2段編みます。
4、そしたら次左上2目一度、右上2目一度の順番で編みます。
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段数リングを付けた目を後ろに持っていき、次の目を表目編みしています。(左上1目交差編み)
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後ろに持って行った目を左の針に戻した状態です。
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左上2目一度が編み終わりました。
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反対の右上2目一度も編んだ状態です。
5、裏目編み1目、表目編みを2目編みます。
6、次に左上2目の後ろは表目編み1目の交差編みを編みます。
まず後ろにする1目に段数リングをはめて後ろに持っていきます。
7、次の目を2目表目編みします。
そして、後ろに持って行った目を左の針で拾って、表目編みをします。
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8、続けて、右上2目の後ろは表目編み1目の交差編みを編みます。
まず、2目を段数リングで拾い、前に置いておきます。
9、後ろの1目をまず表目編みします。
そして、前に置いておいた2目を左の針で拾って表目編みをします。
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10、次に表目編み2目、裏目1目をあみ、4の手順と同じ左上2目一度、右上2目一度の順番で編み、そのまま続けて表目を2目編んで、3段目が終了です。
11、これで3段目、4段目が編めたところです。
奇数段の時に交差編み、偶数段で裏目と表目編みのみを編むのをワンセットと考えてください。
12、3段~8段目まで編めた状態です。
これで一模様になります。模様をあと2回編みます。
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13、完成しました。
まだまだある模様編みに挑戦!
今回は、棒編みの模様編みで簡単なのは?どこよりもわかりやすい単純明解レシピ5選をご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
簡単なものとして地模様に的を絞ってご紹介しましたが、たくさんの模様編みがまだまだあり、別の記事でもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
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