この記事では、かぎ針編みの往復編みのコツ・糸のつなぎ方・色替えの仕方などをご紹介しています。
知っているようで知らなかったコツや方法を画像付きで詳しく解説しています。
この機会にちょっとしたコツ・方法を覚えて今まで以上にきれいな作品に仕上げましょう♫
かぎ針編み 往復編みの編地の端をきれいに編むコツ☆
平編みで往復編みをする時に、何気なく編地を返していませんか?
気づくと編地の端がガタガタポコポコとしていることがありますね。
実は、ほんのちょっと気をつけるだけで往復編みの端目をきれいに編むことができるんです。
ここではそのコツをご紹介していきます☆
長編みの往復編みを例にしています
○15目の作り目で長編み1段が編み終わっています
表目の状態でくさり編み3目の立上り目を編みます。
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編地をウラに返します。
立上り目は裏目になっています
かぎ針をループにかけたまま返す時は編地を奥に押すようにして返します。(反時計周り)
編地を手前側に回す(時計回り)と立上り目が根本でねじれます。
これが端目がガタボコする原因です。
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となりの前段の頭に長編みを編みます。
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続けて最終目まで長編みを編み、2段めが編み終わりました。
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表目の状態でくさり編み3目の立上り目を編みます。
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編地の返し方に気をつけて繰り返し長編みを往復編みで編んでいきます。
端目がまっすぐに整い、きれにな編地に編み上がっています☆
ここでは長編みを例にしましたが、どの編み目でも編地の返し方は同じです。
かぎ針編み 一番目立たない糸のつなぎ方必見!!
編んでいて糸がなくなった時、糸をつなぎ合わせて編んでいきますが、ここではそのつなぎ目が目立たない結び方をご紹介していきます。
代表的な結び方は「こま結び(固結び)」「片結び」があります。
この2つの結び方より結び目が目立たなくほどけにくいのがダブルノット(マジックノット)です。
○分かりやすいように糸の色を変えています。
右(黄緑)・左(オレンジ)と糸を並べておきます。
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オレンジの糸端を黄緑の糸の上におきます。
そのまま黄緑の糸の下を通し輪にします。
オレンジの糸を輪にした時、下になるようにします。
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オレンジの糸端を持ち上げて輪の中に通します。
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オレンジの糸を両側から引っ張りあいます。
小さな結び目ができています。(1ノット)
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次は黄緑の糸端をオレンジの糸の下に入れます。
そのままオレンジの糸の上を通し輪にします。
黄緑の糸を輪にした時、上になるようにします。
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黄緑の糸端を持ち上げて輪の中に通します。
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黄緑の糸を両側から引っ張りあいます。
小さな結び目ができています。(2ノット)
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糸の両側に2つの結び目ができました。
両側の編む糸を引っ張り合います。
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2つの小さな結び目がつながり1つの結び目になりました。
この時しっかりと糸を引っ張り合い、結び目を固定します
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両端の糸を結び目の根本でカットします。
結び目が目立たなくほどけにくいダブルノット(マジックノット)の完成です。
輪を作る時の注意点
①と②は必ず統一する ①で下の場合は②も下で通し輪にした時 |
①と②を逆にしてしまった ①で下の場合に②を上で通し輪にした時 |
縦結びになると結び目がぽっこりとするので2つ合わせた時に結び目が目立ってしまいます
ダブルノットでつないだ糸で編んでみました。
糸の色を変えているので結び目が見えますが、同色であればまったくと言っていいほど結び目は目立ちません☆
かぎ針編み 糸をつながずに足して編む☆編地もきれいな上に時短まで!
前contentsで糸を目立たなくつなげる方法をご紹介しましたが、ここでは糸をつなげず足していく方法をご紹介します。
糸を足して編んでいくと必ず元の糸の終わり部分と新しく足した糸の端部分2本が残ります。
この2本を後から糸処理しなければならないのですが、その糸始末を忘れてしまったり足した糸の箇所が多いと面倒になったりしてしまいます。
今回ご紹介する足し方は糸処理をしながら足していくので後の糸始末がなく時短にもなります。
色替えして編んでいく時もこの編み方を使用するときれいな編地になります。
○長編み8目の編地で3段めの1目めから糸を足していきます
分かりやすいように新しく足す糸は色を変えています
2段目の8目め(最終目)の長編み2回引き抜きの状態です。
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新しく足す糸を引き抜き、長編みを完成させます。
この時、長編みの目がとなりの目と均一になるように調節しながら元の糸を引きます。
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くさり編み3目で立上り目を編みます。
編地をうら返しします。
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元の糸と編み始めの糸2本を前段の頭の位置に合わせます。
前段の頭をすくう時一緒にすくい(長編み1回引き抜き)続けて長編み2回引き抜きをします。
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かぎ針に2本の糸をかけ、その糸をくぐり抜けながら長編み3回引き抜きをします。
2本の糸をくるみながら長編みが編めました。(編み始めの糸を編みくるむ)
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○次の目も同様に編みくるみながら長編みを編みます。
編み始めの糸は編む糸の手前にある状態で編地の裏側にまわしておきます。
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そのまま長編み1回・2回の引き抜きをします。
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かぎ針に編地の裏側に回していた2本の糸をかけ、その糸をくぐり抜けながら長編み3回引き抜きをします。
2本の糸をくるみながら2目めの長編みが編めました。
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繰り返し編みくるみながら6目めまで編みます。
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2本の糸を編地の裏側にわたし、7目・8目は普通に長編みを編みます。
2本の糸の残った部分をカットします。
元の糸と編み始めの糸が長編みの頭の裏側に編み込まれ、新しい糸に切り替わりました
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そのまま引き続き編んでいきます。
今回は長編みでご紹介しました。
細編みで編む場合はこちらを参照してください。
かぎ針編みの色替え 一工夫できれいな編み目に☆
糸の色替えを編み図どおりにした場合、若干不自然な編み目になってしまいます。
輪編みの糸替えを例にしてみましょう。
糸替え部分が直線にならず、デコボコしてみえます。
これは引き抜き編み目と立ち上がり目に原因があります。 |
ですが、実はちょっとした一工夫で自然な色替えをすることができるんです!
ここではそんな色替えの編み方をご紹介していきます。
輪編みの色替え
○細編み12目の輪編みで5段めから色替えをしていきます
色替えがきれいな編み目になっている様子が分かりやすいように今回は1段ごとのボーダー柄で編み、替え糸は切らずにわたしながら編む編み方で解説しています。
4段めの16目(最終目)の細編みの途中・1回目引き抜きの状態から色替えします。
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色替えの糸を引き抜き、細編みを完成させます。
この時、細編みの目がとなりの目と均一になるように調節しながら元の糸を引きます。
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1目の細編みの頭に引き抜き編みをします。
引き抜き編みをしたら糸をきつめに引き、引き抜き編み目を目立たなくさせましょう。
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○色替えの糸は切らずにわたしながら編んでいきます。
くさり編み1目で立上る時、始めに元の糸をかぎ針にかけます。
元の糸の下をくぐりながら引き抜き、くさり編みを編みます。
元の糸を5段めにわたすことができました。
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前段の1目めに色替えの糸端をそろえ編みくるみながら細編みを編んでいきます。
裏側から見ると、元の糸が5段めにわたり色替えの糸端が編みくるまれていることが分かります。
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5目編み終えたところです。
編みながら糸始末をする方法の詳細はこちらを参照してください
15目まで編み終えたら16目(最終目)の細編みは途中・1回目引き抜きの状態でわたしておいた元の糸に持ち替え2回目引き抜きをし細編みを完成させます。
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1目めの細編みの頭に引き抜き編みをします。
5段めが編み終わり、6段めの糸替えもできました。
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6段めを編んでいきます。
色替えの糸をかぎ針にかけ、その糸の下をくぐってくさり編み1目で立上ります。
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細編みを編み続け、16目(最終目)まで来たら同じように糸替えをし6段目を終わらせます。
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繰り返し編み8段まで編みました。
編地をうら返ししてみます。
色替えのわたした糸・糸端ともにきれいに糸処理されています。
色替えした編み目が自然で、きれいなボーダー柄になっていますね☆
輪編みについてはこちらも参照してください。
かぎ針編み 覚えて損なし往復編みのコツ・糸のつなぎ方・色替えの仕方
今回はかぎ針編みの往復編みのコツ・糸のつなぎ方・色替えの仕方などをご紹介してきました。
どれもちょっとした一工夫でできることばかりでしたね。
ここで紹介した編み方・方法はいろいろな場面で役立つこと間違いなしです!
今後の作品作りに取り入れてみてください☆
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