この記事では、長編みの立ち上がりや糸の足し方について、さらに最後の仕上げ方も写真画像付でご紹介しています。
立ち上がり目とは何なのか?その疑問にお答えしていきます。
また、長編みの糸の足し方・仕上げ方はどんなふうにしたらきれいにできるのかを解説しています。
長編みは、かぎ針編みの基本的な編み方です。
しっかりと理解していきましょう☆
長編みの立ち上がりは?どうするの?
かぎ針編みでは編み始めに「立ち上がり」というものがあります。
これは、編む目に合わせた高さを意味しています。
細編み | ○立ち上がり1目 |
中長編み | ○立ち上がり2目 |
長編み | ○立ち上がり3目 |
「立ち上がり」があることで作り目に対して編み目が平行になります。
では、立ち上がり目をして長編みを編んでみましよう。
○くさり編み12目の作り目から編み始めます
くさり編み3目で立ち上がります。(立ち上がり目)
↓
作り目の1目+立ち上がり目で長編み1目と数えるので、くさり編みの5目めに長編みを編んでいきます。
↓
くさり編み3目で立ち上がり長編みが編めました。
立ち上がり目と長編みの高さがそろっています。
↓
続けて長編みを最終目まで編みます。
作り目に対して編み目が並行に編めています。
立ち上がりをしないで長編みを編んだ場合
|
長編みの編み方や立ち上がり目の詳細についてはこちらを参照してください。
長編みの糸の足し方は?目立たない方法は?
ここでは、長編みを編んでいて糸が足りなくなった時・色替えする時などに糸を足して編む方法を解説していきます。
○長編み10目の編地で3段めの1目めから糸を替えていきます
分かりやすいように色替えを例にして編みます(糸を足して編む時も同様です)
2段目の10目め(最終目)の長編み2回引き抜きの状態です。
↓
色替えの糸を引き抜き、長編みを完成させます。
この時、長編みの目がとなりの目と均一になるように調節しながら元の糸を引きます。
↓
くさり編み3目で立上り目を編みます。
編地を反時計回りにうら返しします。
↓
元の糸端と色替えした糸端を編地の裏側から前段の長編みの頭にそろえ、束にとり長編みを編みます。
↓
続けて普通に長編みを編んでいきます。
○3段め・おもて
きれいに色替えができました。
3段目の立ち上がり目から色替えした場合 立ち上がり目のくさり編み1目めが元の色のままなので 不自然な感じになっています |
○長編み10目の編地で2段めの7目めから糸を替えていきます
分かりやすいように色替えを例にして編みます(糸を足して編む時も同様です)
2段めの6目め・長編み2回引き抜きの状態です。
↓
色替えの糸を引き抜き、長編みを完成させます。
往復編みでは、偶数段がうら面になるのでこの場合(2段め)は、糸端が編地の前に出るようにします。
↓
続けて7目めの長編みを編みます。
最終目まで長編みを編みました。
○うら
↓
そのまま長編みを編んでいきます。
○おもて
きれいに色替えができました。
7目めから色替えした場合 7目めの長編みの頭部分が元の色のままになっているので 不自然な感じになっています |
長編みの往復編みのコツを載せていますので参照してください。
長編みの最後って?きれいな仕上げのコツは?
長編みを編み終えた後の糸はどう処理していますか?
細編みと同じ糸始末でいいとは限りません。
ではどのように長編みの糸始末をしていけばいいのでしょうか?
ここでは長編みの編み終わりの糸をきれいに始末する方法をご紹介していきます。
○1目めに引き抜き編みをし糸端を15cmほど残して切り、とじ針に通しておきます
編地をウラに返し、①最終目の長編みの頭にとじ針を入れ糸を通します。
↓
②となりの長編みの足にとじ針を入れ、縦に糸を通します。
↓
②入と②出の真ん中付近に戻り、③下段の長編みに向かってとじ針を縦に入れ
↓
糸を通します。
↓
残り糸をカットします。
細編みの場合、糸始末の仕方は細編みの足に横にとおして隠して処理していきます。
長編みの場合は足が長いので横にとおしてしまうと編み目と編み目の間から始末した糸が見えたり、糸端が出てきてしまったりするので糸は縦にとおし隠していきます。
こちらには編み方別に詳しく糸始末の方法を載せています。
かぎ針編みの長編み 比較するから理解が深まる☆
今回は、長編みの立ち上がりや糸の足し方について、さらに最後の仕上げ方も写真画像付でご紹介してきました。
長編みに限定し、それぞれ解説してきたので詳しくご紹介することができました。
また、比較対象を例に説明してきたので違いがはっきりと確認できましたね。
長編みは基本の編み方なので、これらのコツをしっかりと掴んで編んでみましょう♪
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