この記事では、大人なベレー帽の編み図をかぎ針で簡単に編めるようにコツも交えて解説しています。
①かぎ針編み・メリヤス細編みでフェルト地のような大人なベレー帽が編める!
②編み図付き・編み方を写真画像付きでコツとともに解説しているので分かりやすく簡単に編み進めることができる☆
通常毛糸でベレー帽を編むとふんわりとした柔らかい仕上がりになりますよね。
それはそれで雰囲気はいいのだけれど、フェルト地のベレー帽のようなしっかりとした大人ベレー帽も編んでみたい!とは思いませんか?
そう思った方には必見です!
早速毛糸を準備し、フェルト地のようなしっかりとした大人ベレー帽を編んでいきましょう♫
大人ベレー帽の編み図でかぎ針を使うと?編み始めについて徹底解説!

かぎ針編みでベレー帽を編む時は”わ”の作り目から編む編み方で始めていきます。
ニット帽などの場合は輪編みの作り目をし、かぶり口側から編み始め頭頂部を束ね完成させます
“わ”の作り目・輪編みの作り目の作り方はこちらを参照してください
コットンウール並太80g・かぎ針5号/4号・段数マーカー・とじ針
こちらの細編みで”わ”の作り目6目(1段め)から編み始めていきます。
(かぎ針5号使用)
今回はコットンウールを使用しましたがお好みの毛糸を使用して頂いて構いません
並太以外の毛糸を使用する際は、ベレー帽の直径(24cm)に合わせて調整しながら編んで頂くようになります
かぎ針編みでのベレー帽の編み図!確認しながら増し目で編もう♪

1段めを細編みで”わ”の作り目6目を編んだら、編み図の指示に従い増し目しながら編んでいきます。
普通に細編みで増し目をしながら編んでいくと、ふんわりとした柔らかいベレー帽になってしまいますが、細編みの変わり編み・メリヤス細編みで編むとフェルト地のようなしっかりとした編地に編み上がります。
- メリヤス細編みで増し目をしながら編む/かぎ針5号使用 (ベレー帽直径 24cm)
くさり編み1目で立ち上がります。

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台の目(前段の細編みの頭)ではなく、細編みの足(柱)に細編みを1目編みます。
メリヤス細編みは細編みの足(柱)を割ってかぎ針を入れ 細編むことでメリヤス編みのような編み目になります

細編みの足に1目編めました。

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編み図の指示は“細編み2目編み入れる”なので、同じ目(台の目の足)に細編みをもう1目編みます。
増し目となります
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となりの台の目の足にも“細編み2目編み入れる”を編みます。

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編み図の指示に従い増し目しながら編みます。
最終目まで編めました。

3段目移行はぐるぐる編みで編んでいきます
通常円形の輪編みは段の最終目を1目めに引き抜き編みをして段を終わらせますが 今回はぐるぐる編みで編んでいくので引き抜き編みはせず 立ち上がり目も省略します

2段めの最終目を編み終えたら、1目めの足を割り細編み1目を編みます。

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1目めの細編みを編んだら細編みの頭に段数マーカーを付けます。

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となりの台の目の足に”細編み2目編み入れる”を編みます。

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編み図の指示に従い編んでいきます。

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最終目まで編みました。

3段めの最終目まで編んだらそのまま1目の足を割り”細編み2目編み入れる”を編みます。

1目の細編みを編み、細編みの頭に段数マーカーをつけます。

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続けて同じ足に細編み2目めを編み入れます。

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となりの台の目の足に細編み1目・そのとなりの足にも1目と編み図に従い編んでいきます。

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編み図に従い最終目まで編みました。

4段めの最終目まで編んだらそのまま1目めの足に細編み1目を編みます。

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編んだ細編みの頭に段数マーカーをつけます。

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同じように編み図に従い増し目をしながら編んでいきます。
16段めまでは毎段増し目・17段からは1段あけて増し目…と繰り返し編みます

増し目についての詳細はこちら「かぎ針編みで円の増し目はどうするの?」を参照してください
ぐるぐる編みの詳細はこちら「かぎ針編みのぐるぐる編み 名前のとおりぐるぐる編める!!」を参照してください
かぎ針編みのベレー帽の編み方を減らし目で!慣れてきたらこの方法で完成へ♪

ベレー帽の直径24cmまで編んだらいよいよ完成間近です♫
増減なしで5段編んだら減らし目をして編んでいきます。
直径サイズを大きくしたい場合は好みの大きさになるまで増し目をしながら編みましょう
減らし目をする前 編み図に従い増減なしで5段をぐるぐる編みで編みます

1目めの足に細編みを編み段数マーカーをつけ、その後10目まで編みます。
11・12目めを“細編み2目一度”で編みます。
減らし目となります

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続けてメリヤス細編みを20目編み、次の目に”細編み2目一度”を編みます。

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編み図に従い20目ごとに”細編み2目一度”をはさみ編んでいきます。
メリヤス細編みを6目編み、7・8目めに細編み2目一度を編みます。


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続けて編み図に従いメリヤス細編みを12目編みます。
編んでいる途中に台の目(前段の目)が2目一度の目になった場合は 合わせた目と目の間にかぎ針を入れメリヤス細編みを編みます

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合わせた目と目の間にメリヤス細編みが編めました。

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12目メリヤス細編みを編んだら2目一度と繰り返し編んでいきます。

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2段めが編み終わりました。

編み図に従い3段めを編みます
メリヤス細編みを7目編み、細編み2目一度を繰り返し編んでいきます。

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3段めが編み終わりました。
4~7段めまでは増減なしでメリヤス細編みを編みます。
この時点で目数は108目です

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7段めまで編めました。
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8・9段めも増減なしで編みますが、かぎ針を4号に変更して編みます。
8・9段めが編み終わりました。
目数は変わりませんが 号数を小さくすることによって編み目がきつくなり自然とかぶり口が引き締まります
かぎ針を5号に戻し、9段めに縁編みを編んでいきます
9段めでメリヤス細編みを編むときにかぎ針を入れた箇所(8段めの足)に再度かぎ針を入れ、細編みを編みます。
細編みの編みくるみです

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8段めの足にかぎ針を入れ細編みを編みます。


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同じようにすべての目を編みくるんでいきます。

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最終目まで編みました。

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糸始末をしていきます
糸を15cm残して切り、とじ針に通します。
1目がつながっている頭に手前から針を入れ、そのまま出します。
次に、最終目の頭に向こう側から針を入れ、手前に出します。(チェーンつなぎ)

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きれいに目がつながりました。
引く抜き編みでつなぐとつないだ目がポコっとでてしまいます
かぶり口にあたるのできれいに仕上げるためチェーンつなぎで処理しました。

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表に出ている糸を裏に出し、糸始末をして完成です。
編み始めの糸も忘れず糸始末しましょう
並太の糸を使用して、フェルト地のようなしっかりした編地の大人ベレー帽が完成しました☆

減らし目についての詳細は「かぎ針編みで円の減らし目はどうするの?」を、糸始末の詳細は「かぎ針編みで円の糸始末の仕方とは?」を参照してください
かぎ針編みでベレー帽は簡単!編めた理由を教えます!
今回は、大人なベレー帽の編み図をかぎ針で簡単に編めるようにコツも交えて解説してきました。
フェルト地のようなしっかりした編地にするには、メリヤス細編みで編むというのがポイントでしたね☆
また、編み図を増し目・減らし目と分け、それぞれの展開を写真画像とともに紹介してきたのでとても分かりやすく編み進めることができたことでしょう。
メリヤス細編みは、かぎ針を入れる箇所さえきちんと理解できれば細編み同様簡単に編むことができる編み方です。
バック・ラグマット・スリッパなどしっかりした編地の作品を作りたい時にぜひお役立てください♫



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