この記事では、かぎ針編みで筒状に編むとどんな作品が作れるのか・また長編みや細編みで筒状に編む方法についてもご紹介します。
かぎ針編みは平編みだけではなく立体的な筒状タイプも編めるようなると、ぐんっと作品の幅が広がります。
筒状の編み方をマスターし、かぎ針編みをより一層楽しみましょう♫
かぎ針編みを筒状に編むと何が作れる?
ここでは、かぎ針で編む筒状の形で作れる作品の一例をご紹介します。
筒状で作れる作品例
ボトルカバー | 底部分を”わ”の作り目から作る輪編みで増し目しながら編み、側面は増減なしでそのまま編みます |
---|
ボトルカバーの編み方はこちらを参照してください
かご・バッグ | 底部分を”わ”の作り目から作る輪編みで増し目しながら編み、側面をそのまま編みます(作品の形によっては目の増減あり) 最後に持ち手を付けます |
---|---|
ネックウォーマー | くさり編みの輪の作り目を頭のサイズに合わせて編み、そのまま筒状に編みます |
ぼうし | くさり編みの輪の作り目から編み始める編み方(写真左)と頭頂部分を”わ”の作り目から編み始める編み方(写真右)があります |
写真右(ベレー帽)の編み方はこちらを参照してください
編みぐるみ |
“わ”の作り目から作る輪編みで増し目しながら編み、各パーツを筒状に編みます |
これはほんの一例です。
他にも様々な作品が筒状の形で作ることが出来ますよ☆
輪の作り目の編み方はこちらを参照してください
かぎ針の長編みで筒状の編み方は?
まずは、長編みで編む筒状での編み方を解説していきましょう。
筒状に編む場合、輪の状態のまま編んでいく方法と底を編み輪の状態に編んでいく方法の2種類があります。
詳しい目の拾い方はこちらを参照してください
1段め
くさり編み40目を編んだら1目めのくさり編み(裏山)に引き抜き編みをします。
この時作り目がねじれていないことを確認しましょう
輪の状態になりました。
↓
くさり編み3目で立ち上がり、隣のくさり編みの裏山を拾い長編み1目を編みます。
↓
同じように裏山を拾い残りの作り目に長編みを編みます。
↓
立ち上がりくさり編み3目めに引き抜き編みをします。
2段め
くさり編み3目で立ち上がり、隣の台の目(前段の長編みの頭)に長編み1目を編みます。
↓
同じように各台の目に長編み1目を編みます。
↓
立ち上がりくさり編み3目めに引き抜き編みをします。
3段め以降も同じように繰り返し編んでいきます。
5段編み終えたところです。
筒状に編み上がっています。
底部分を円形で編む場合はこちらの「 今回は底部分を作り目20目の楕円形で半目を拾い編んでいきますかぎ針編みの長編みで円は?どう編むの?」を参照してください
1段め
くさり編み(作り目)20目を編み、くさり編み3目で立ち上がります。
↓
立ち上がった根本の目(作り目20目め)に長編みを3目編みます。
↓
隣の作り目を半目拾い、長編み1目を編みます。
↓
作り目を半目拾いながら作り目1目めまで長編みを編みます。
↓
続けて作り目1目めに5目編みます。(合計6目)
↓
Uターンし、作り目2目めを半目拾い長編みを1目編みます。
↓
繰り返し半目拾いながら作り目20目まで長編みを編みます。
↓
作り目20目めに長編みをもう1目編みます。(合計6目)
↓
立ち上がり目の3目めに引き抜き編みをします。
2段め
くさり編み3目で立ち上がり、立ち上がりの根本に長編み1目を編みます。
↓
隣の台の目(前段の目)に”長編み2目編み入れる”を編みます。
↓
同じように続けて2目の台の目に”長編み2目編み入れる”を編みます。
↓
次の台の目からは各台の目に1目長編みを編み、作り目2目めまで編みます。
↓
作り目1目めに編んだ長編み6目の各台の目に“長編み2目編み入れる”を編みます。
↓
Uターンし各台の目に長編みを編みます。
↓
作り目20目めに戻ったら”長編み2目編み入れる”を2回編みます。
↓
立ち上がり目の3目めに引き抜き編みをします。
今回は2段で底部分を編みました。
底面積を大きくしたい場合は増やし目しながら段数を編んでいきます
切り替えありの方法はこちらの”かぎ針編みのすじ編み☆模様編みや切り替え部分に活躍!”を参照してください
1段め
くさり編み3目で立ち上がり、隣の台の目(前段長編みの頭)に長編みを1目編み、同じように各台の目に長編み1目を編んでいきます。
↓
最終目まで編んだら立ち上がり3目めに引き抜き編みを編みます。
1段めが編み終わりました。
2・3段め
1段めと同様にくさり編み3目で立ち上がり、各台の目に長編み1目を編んでいきます。
このようにして繰り返し段数を編んでいきます。
3段編み終えたところです。
楕円形の筒状に出来上がりました。
かぎ針の細編みで筒の編み方は?
前Contentsでは、長編みで編む筒状での編み方を解説しましたがここでは細編みで編む筒状での編み方を解説していきます。
筒状に編む場合、長編みと同様に輪の状態のまま編んでいく方法と底を編み輪の状態に編んでいく方法の2種類があります。
輪の状態のまま編んでいく方法は、長編みの「輪編み・底なし」の編み方と同じなので長編み部分を細編みに変えて編みましょう
“わ”の作り目の編み方はこちらの”かぎ針編みの作り目 輪編みでもっとも多く使われる”わ”の作り目☆”を参照してください
1段め
6目で”わ”の作り目を作ります。
2段め
くさり編み1目で立ち上がり、立ち上がり目根本の台の目に”細編み2目編み入れる”を編みます。
↓
隣の台の目にも”細編み2目編み入れる”を編みます。
↓
同じようにすべての台の目に”細編み2目編み入れる”を編んでいき、1目の細編みの頭に引き抜き編みをします。
3段め
くさり編み1目で立ち上がり、立ち上がり目根本の台の目に細編み1目を編みます。
↓
隣の台の目に”細編み2目編み入れる”を編みます。
↓
編み図に従い、各台の目に細編み1目・”細編み2目編み入れる”を繰り返し編んでいきます。
↓
1目の細編みの頭に引き抜き編みをします。
4段め以降も同じように編み図に従い編んでいきます。
6段編み終えたところです。
切り替えありの方法はこちらの”かぎ針編みのすじ編み☆模様編みや切り替え部分に活躍!”を参照してください
1段め
くさり編み1目で立ち上がり、立ち上がり目根本の台の目に細編み1目を編みます。
↓
隣の台の目にも細編み1目を編みます。
↓
各台の目に細編み1目を編んでいき、1目めの細編みの頭に引き抜き編みをします。
2段め
くさり編み1目で立ち上がり、立ち上がり目根本の台の目に細編み1目を編みます。
↓
各台の目に細編み1目を編んでいき、1目めの細編みの頭に引き抜き編みをします。
3段め以降も同じように繰り返し編んでいきます。
5段編み終えたところです。
切り替えなしとありの使い分け
底部分と側面の切り替えなし | 底部分と側面の切り替えあり |
帽子・エコバッグ・あみぐるみなど底から側面へ自然に移行したい時◎ | バック・ボトルカバー・あみぐるみの足裏など底と側面の切り替えを目立たせたい時◎ |
かぎ針編みで筒状☆作品の幅が広がること間違いなし!
今回は、かぎ針編みで筒状に編むとどんな作品が作れるのか・また長編みや細編みで筒状に編む方法についてもご紹介しました。
かぎ針編みで筒状にを編むことができるようになると様々な作品に展開することが出来ましたね☆
まずは、”輪の状態のまま編んでいく方法”の作品にトライしてみましょう。
作品の幅が広がるはずですよ♫
コメントを投稿するにはログインしてください。