かぎ針の編み目記号を見てみると、似たような記号があることに気がつきます。
いくつかの法則性がありますが、よく使用する長編みの編み名記号に似ている記号が「長々編み」です。
似ているからこそ覚えやすい編み方ではありますが、「似ているせいで頭の中で混ざり合ってしまう」ということも起きやすい編み目です。
今回は長々編みの編み方や長編みとの違いについてご紹介します。
マスターすると編める編み図のバリエーションが広がりますので、ぜひチェックしてみて下さい。
長々編みとはどういうもの?
長々編みはかぎ針編みの編み方の1つで、立ち上がりの鎖目4目で編む編み目です。
編み目記号は次の通りです。
似たような編み目に「長編み」があります。
長編みの記号は次の通りです。
長々編みは縦線にななめに2本の線が入っていますが、長編みはななめの線が1本です。
長々編みの編み方は?どう編むの?
長々編みの編み目記号は長編みにななめ線が1つ追加されているので、基本的な編み方についてはとても長編みに似ています。
具体的にはどのように編めばいいのか解説していきます。
長編みの編み方がよくわからないという場合、まずはこちらの長編みの編み方についてご覧下さい。
長々編みの編み方
1.立ち上がりの鎖目4目を編む
2.かぎ針に毛糸を2回巻く
3.かぎ針にかけてある毛糸から数えて6目うしろの裏山にかぎ針を差し込む
4.かぎ針に毛糸をかけ、1目(かぎ針にかかっている毛糸)分引き抜く
足(柱)を編むときに引き出す毛糸の高さを鎖目4目分にすることで、仕上がりがキレイになります。
5.かぎ針に毛糸をかけ、2目分引き抜く
6.かぎ針に毛糸をかけ、2目分引き抜く
7.かぎ針に毛糸をかけ、2目分引き抜く
続けて編んでいき、一段全て長々編みで編むとこのように仕上がります。
毛糸を2回かぎ針に巻き付けてから編んでいくので、使用する毛糸の量は多く高さも出ています。
かぎ針の長編みと長々編みで印象の違いは?
長々編みは長編みよりも高さのある編み方です。
長々編みは立ち上がりが鎖目4目ですが、長編みは鎖目3目です。
つまり鎖目1目分多いので、長々編みの方が高さがあることが分かります。
ちなみに低い順に細編み<中長編み<長編み<長々編みとなります。
下の写真は左が長編み、右が長々編みで編んだものです。
並べてみると、高さが違うのが分かります。
また高さが縦に長くある分、長編みに比べると1目と1目の間隔も大きくなります。
そのためみっちりと詰まった感じは長編みよりも和らぎ、軽さや柔らかさを感じられる編み目に見えます。
1段が高くなるので、細編みや長編みよりも速く面積を埋めることができます。
今回のまとめ
今回は長々編みの編み方や長編みとの違いについてご紹介しました。
長々編みは立ち上がりが鎖目4目の編み目で、長編みと似たような編み方です。
しかし長編みよりも高さがあり、編み目の間隔が広いのでふんわりと軽く柔らかい印象の編み物に仕上がります。
長編みや細編みと組み合わせてモチーフ編みができますので、ぜひマスターしてみて下さい。
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