かぎ針は様々なモチーフや模様を編むのに向いています。
実際にどんな模様が編めるのか気になりますよね。
そして最初にチャレンジしてみるのは、初心者でも簡単に達成感を味わえるものの方が楽しめそうです。
今回はかぎ針の模様編みについて、種類やどんなものが作れるのかご紹介します。
模様編みの簡単なものについても解説しますので、模様編みにチャレンジする場合の参考にどうぞ。
Contents
かぎ針編みの模様編みってどんなものが作れる?

様々な模様編みが楽しめるかぎ針編みですが、実際にはどのような小物作りに適しているのか、気になりますよね。
模様編みで作れる小物について解説します。
- バッグ
模様編みを活用して、ガーリーな印象のバッグを編むことができます。
形も丸や四角、トート形やかご形など様々なバリエーションがあります。
- ポーチ
ボタンやチャックなどと組み合わせれば可愛い模様編みのポーチが出来あがります。
- ショール
小さな模様編みを網繋いで大きなショールを完成させたり、模様を連続して編んで大きなショールを完成させる事も出来ます。
毛糸の選択によっては、夏のエアコン対策にさっと羽織れる物から、冬場の本格的な防寒具まで様々なシーンで活躍できるショールを仕上げることができます。
- コースター
模様編みは短時間で完成させることができるコースターにぴったりです。
同じ図案でも、1色で編んだり、多色を楽しんでみたりと、様々な工夫で自分だけのオリジナル作品を作れます。
- 座布団
大作のように見える座布団も、太めの毛糸を選んで模様編みで仕上げるとあっという間にできあがります。
使用する毛糸の色や種類を変えれば同じ編み図でもニュアンスの違うものが出来上がるので、色々なパターンを試したくなります。
- マフラー・スヌード
細かな模様を連続で編んだり、大胆な意匠を取り入れたりして、オリジナリティあふれるマフラーやスヌードが編めます。
- ティーコゼー
ティーポットにすっぽりとかぶせてお茶が冷めないようにするティーコゼーも模様編みで簡単に作れます。
ポンポンをつけるたりディテールにも凝ると、ノスタルジックな可愛らしいテイストに仕上がります。
- ヘアゴム
小さな模様編みは、そのままゴムを通せばかわいいヘアアクセサリーに変身します。
かぎ針の模様編み 種類やそれぞれの特徴は?

かぎ針の模様編みにはたくさんの種類があります。
それぞれの特徴と共に、どんな模様が編めるのかご紹介します。
ネット編み

網の目のような模様が特徴です。
鎖編みと細編み、長編みの組み合わせでできています。
複雑そうに見えますが簡単に編めます。
バッグやショールなどによく使用される模様編みの技法です。
方眼編み

方眼紙のようなマス目が特徴の編み地です。
鎖編みと長編みを組み合わせて編むので、とても簡単です。
また広い面積を編んでいくのにも適した模様です。
隙間を埋めるようにして編むと、ドット絵の要領で様々な模様を描くこともできます。
松編み

ネット編みに似ていますが、松の木の葉のような扇形が規則正しく並んでいる模様が特徴です。
細編みと長編みを組み合わせて編めるので、初心者でも簡単に編めます。
シェル編み

松編みに似ていますが、出来上がりの端がフリルのように波打つのが特徴です。
長編みと鎖編みを組み合わせて編むので、初心者でも簡単にトライできます。
縁飾りにも向いています。
パイナップル編み

パイナップルに似た編み目が出来あがるのが特徴です。
複雑そうに見えますが、こちらも長編みと鎖編みの組み合わせで編めます。
コースターなどの小さい作品から、ショールなどの大きい作品まで、幅広く応用できます。
パプコーン編み

ポコポコとした編み地が特徴なのが、パプコーン編みです。
縁飾りとして利用される他、パプコーンを利用してイラストを描いたり、ぼうしや手袋のアクセントにも応用できます。
スタークロッシェ

星のような見た目がかわいらしいと人気の模様編みです。
一段だけでは星の模様を描くことができず、二段利用して星の模様を完成させます。
若干難易度は高めです。
かぎ針の模様編みで簡単に編めるのは?

様々な模様編みの種類がありますが、それぞれに難易度が異なります。
最初に練習で編んでみるなら、ネット編みと方眼編みがおすすめです。
それぞれどのように編めばいいのか解説します。
ネット編み
鎖編みで編み目のように編んで行くネット編みは、編み物初心者でも簡単に編めます。
基本のネット編みの方法をご紹介します。
ネット編みの編み図はこちらです。

1.基本の鎖目を編んでいく
編み図通りに編むと、鎖目は16目です。
長く伸ばしたい場合、「5目1セット+1目」で考えれば好きなだけ伸ばせます。
たとえばアーチを4つ作りたければ5×4+1=21目、鎖目を編みます。
2.立ち上がりの鎖目を1目編む

3.かぎ針にかかっている毛糸から数えて2目後ろにかぎ針を差し込み、細編みを1目編む

4.鎖目を5目編む

5.3で細編みを編んだ編み目から数えて4目あけ、5目の位置に細編みを編む
6.アーチが1つできたところ

7.1段完成したところ

8.二段目を編んで行く。
反時計回りに編み地を回転させ、立ち上がりの鎖目3目編む

9.鎖目を2目編む
10、1段目に編んだアーチの真ん中に細編みを1目編む

↓
鎖編みにかぎ針をくぐらせ、毛糸を引き出してから細編みを編んでいく

↓
細編みを編んだところ

11.鎖目を5目編む

12.隣のアーチの真ん中に細編みを1目編む
13.2段目のネット編みができたところ

ネット編みがマスターできたら、松編みも編めるようになります。
松編みの編み図はこちらです。

方眼編み
鎖編みと長編みで編み進める方眼編みも、初めてかぎ針編みにチャレンジする場合も簡単に編めます。
方眼編みの基本の編み方をご紹介します。
基本の方眼編みの編み図はこちらです。

1.基本の鎖目を編む

2.立ち上がりの鎖目を3目編む
3.鎖編みを2目編む
4.8目後ろの鎖目に長編みを1目編む

↓
長編みを編み入れる

5.鎖編みを2目編む

6.さきほど長編みを編んだ鎖目から数えて2目あけた鎖目に、長編みを1目編み入れる

7.一段編み終わったところ

8.2段目を編んで行く。
編み地を反時計回りに回転させる

↓
立ち上がりの鎖目を3目編む

9.鎖目を2目編む
10.1段目で編んだ長編みの頭にかぎ針を差し込み、長編みを1目編む

↓
長編みを編んだところ

11.2段目を編み終わったところ

今回のまとめ
今回はかぎ針の模様編みについて、種類やどんなものが作れるのかご紹介しました。
かぎ針の模様編みでは次のような小物が作れます。
- バッグ
- ポーチ
- ショール
- コースター
- 座布団
- マフラー・スヌード
- ティーコゼー
- ヘアゴム
かぎ針で編む模様編みには次のような種類があります。
- ネット編み
- 方眼編み
- 松編み
- シェル編み
- パイナップル編み
- パプコーン編み
- スタークロッシェ
また模様編みの中でも簡単なものについて解説しました。
ネット編みや方眼編みは鎖編みと長編み、細編みだけで編めます。
慣れてきたら自分で好きにアレンジできるので、初心者でも簡単にオリジナルの模様編み作品を仕上げることができます。
ネット編みがマスターできたら松編みもできるようになります。
模様編みにチャレンジする場合の参考にどうぞ。
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